映画『神々のたそがれ』のネタバレあらすじ結末

神々のたそがれの概要:文明の調査のためとある惑星に降り立った地球からの調査隊。その惑星では知識人が迫害にあって、書物が燃やされていた。調査するだけだったはずの隊員たちは、その星の人たちの暮らしに介入していく。

神々のたそがれの作品概要

神々のたそがれ

公開日:2013年
上映時間:117分
ジャンル:SF
監督:アレクセイ・ゲルマン
キャスト:レオニド・ヤルモルニク、アレクサンドル・チュトゥコ、ユーリー・ツリーロ、エフゲニー・ゲルチャコフ etc

神々のたそがれの登場人物(キャスト)

ドン・ルマータ(レオニード・ヤルモルニク)
地球から送られてきた観察者。知識人を迫害から守ろうとする。
ドン・レバ(アレクサンドル・チュトゥコ)
アルカナル国の騎士。灰色隊を率いて人々が文明を築こうとするのを邪魔する。
ブダフ(エヴゲーニー・ゲルチャコフ)
アルカナルの隣国、イルカンの医師。

神々のたそがれのネタバレあらすじ

映画『神々のたそがれ』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

神々のたそがれのあらすじ【起】

雪の降りしきる惑星に三十人の学者が派遣された。各所の建築物を観察した学者たちは、そこでルネサンス期に相当する文明が興っていることを期待していた。しかし、実際に行われていたのは、アルカナル国の騎士であるドン・レバ率いる灰色隊による大学の破壊や学者の殺害といった、知恵の排除だった。奴隷の村にドン・レバが率いる灰色隊が押し寄せ、賢い者を吊るし首にして、本という本を全て燃やしていった。死体には魚の鱗がかけられる。死肉をついばむ鳥を呼び寄せるためだ。彼には弱者ばかりを作り、自分の言いなりになる者を集めることで、権力を手にしようという企みがあった。そうして、知恵を持たなくなった市民は、泥まみれでも気にせず、汚物をそこら中に撒き散らし、食べ物も手掴みで食べる。家畜を管理する者は一人もおらず、豚や牛は野放しになっていた。知恵を滅ぼそうとする灰色隊に対して、地球からやって来た観察者の一人であるドン・ルマータは、灰色隊による迫害から知識人を守る活動をしていた。知性と力を兼ね備える彼は人々から神と呼ばれ、恐れと崇拝の対象になっていた。

神々のたそがれのあらすじ【承】

ドン・ルマータは、隣国のイルカンから潜り込んできたという医者のブダフを保護するため、道中で消息を絶ってしまった彼の身柄を探していた。彼ならアルカナル国の王が患っている病を治せるということだった。ドン・ルマータの根城に様々な情報が持ち込まれるが、依然手がかりは掴めない。川を渡る不審者がいるという情報が入る。ドン・ルマータが川岸まで出向くと、そこは荒れ果て、川を渡ろうとしていた不審者が引き連れていたのであろう家畜の死体が転がっていた。しかし、ブダフはどこにもいない。彼は既にドン・レバの手に落ちていたのだ。そのことを国王に報告するドン・ルマータ。国王はドン・レバにブダフを連れてくるよう命じるが、ドン・レバが連れてきたのは偽者だった。

ドン・ルマータが皇太子の部屋で番をしていると、灰色隊が武器を持って押し寄せてきた。彼らはドン・レバに唆された者たちだった。神の子と称されるドン・ルマータに灰色隊は恐る恐る銃を突きつける。臆せず立ち向かうドン・ルマータだが、罠にかけられ捕まってしまう。

神々のたそがれのあらすじ【転】

灰色隊に連行されたドン・ルマータは、皇太子殺害と、国王を毒殺した罪を着せられてしまう。処刑を待つ身のドン・ルマータ。しかし、そこに神聖軍団を名乗る僧団が現れ、灰色隊を倒していく。彼らは疫病から避難するため南の果てにいたが、教祖の呼びかけにより復活したという。教団を率いていたのは、ドン・レバだった。ドン・レバは部下だった灰色隊をも利用して、アルカナル国を統べることに成功した。ドン・レバはドン・ルマータと互いに干渉しないことを条件に彼を解放し、用済みになった本物のブダフを連れて行くことも許した。

解放されたドン・ルマータは、灰色軍に取って代わって神聖軍団が町を支配する光景を目の当たりにした。吊るされた沢山の死体を見て、悲しみにくれるドン・ルマータ。灰色隊が町の人を殺し、後からやってきた黒衣たちが灰色隊を殺していったと人々は彼に訴える。そんな彼の前に神聖軍団の一員が現れる。地球に自分たちを連れて行き、「火の車」を寄越せと言い出した。ドン・ルマータはそれに応じない。

神々のたそがれのあらすじ【結】

ドン・ルマータが家に戻ると、彼の友人がドン・レバの部下と戦って命を落としたと聞かされる。嘆き悲しむドン・ルマータ。そこに突然、無数の矢が飛んできた。その矢に恋人の命を奪われたドン・ルマータは怒りに震え、復讐を誓った。

アルカナルを統べることに成功したドン・レバは、用済みになった神聖軍団を処分しようとした。ドン・ルマータを怒らせて神聖軍団を潰そうと考えたが、ドン・ルマータの怒りは組織を潰すだけでは収まらず、返り討ちにあってしまった。

戦火が燻る町の中を散策する地球からの調査団。彼らは地球に連れ帰るため、ドン・ルマータを探していた。水溜りの縁に座り込む憔悴しきったドン・ルマータを見つけた一行は、彼に地球へ戻ろうと促す。しかし、彼はこの惑星に残ると言い出した。そして、調査団の記録係に、おれを書くときはこう書けと指示する。「神はつらい」。調査団が去るとドン・ルマータは、水溜りに足を突っ込み、呆然と座り込んだ。

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