映画『キングスマン』あらすじ・ネタバレ結末と感想

キングスマンの概要:『キングスマン』は、イギリスのスパイ・アクション映画。監督は『キック・アス』で知られるマシュー・ボーン。主演はコリン・ファース。どの国にも属さず、謎に包まれたスパイ機関「キングスマン」と、人類を抹殺しようと陰謀を企てる敵との戦いを描く。

キングスマン あらすじ

キングスマン
映画『キングスマン』のあらすじを紹介します。

ロンドンにある高級テーラー「キングスマン」。その実態は、どこの国にも属さずに活動する世界最強のスパイ機関である。
スパイの一人ハリーは、昔、とあるミスで死なせてしまった仲間の息子エグジーと出会う。

その頃、キングスマンは一人欠員があり、候補生を募っていた。そこでハリーはエグジーに候補生になるよう薦め、それからエグジーは立派なスパイになるために激しい訓練を受ける。
エグジーは次々と脱落していく候補生の中で勝ち抜き、女性の候補生ロキシーと共に最後まで残る。

候補生が試練を受けている中で、ハリー達は人類抹殺を企てるIT企業の大富豪ヴァレンタインを追っていた。ヴァレンタインは、世界中の有力者や科学者らのみを残し、残りの全人類を抹殺するべく動いていた。全人類に、無料のSIMカードを配るが、それは人を凶暴化させ、殺し合いをさせるものだった。ヴァレンタインはこれを使って人類を抹殺しようと計画していたのだ。決行の日はすぐそこまで迫っていた。
ハリーはヴァレンタインと接触を重ねるが、罠にはめられ、教会でその場の人間すべてを殺した後、ヴァレンタインによって殺される。

一方、エグジーは最後の試練で脱落してしまうが、ハリーの死を受けて、キングスマンの内部に敵の内通者がいることに気付く。それは組織のトップであるアーサーだった。
エグジーはアーサーとの駆け引きで見事に生き残り、ロキシーやマーリンと共にヴァレンタインの陰謀を阻止すべく立ち上がる。

キングスマン ネタバレ結末・ラスト

ヴァレンタインの凶悪な陰謀決行の日。
まずロキシーは、ヴァレンタインが人類抹殺を決行するために必要なネットワークを管理している衛星を破壊する。

エグジーとマーリンは二人で敵の本拠地へ潜り込み、システムを妨害する。
システムが復旧できることを知ったエグジーとマーリンは窮地に立たされるが、ヴァレンタインとその助手であるガゼルを倒し、システムを止めることに成功。

こうして人々の暴走は止まり、世界は平穏を取り戻した。
エグジーはハリーの後を継ぎ、キングスマンの一員となった。

キングスマン 評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:2014年
  • 上映時間:129分
  • ジャンル:アクション、コメディ
  • 監督:マシュー・ヴォーン
  • キャスト:コリン・ファース、マイケル・ケイン、タロン・エガートン、マーク・ストロング etc

キングスマン 批評・レビュー

映画『キングスマン』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

悪趣味だけど気持ちいい!

この映画は、人が縱に真っ二つになったり、「威風堂々」のリズムに合わせて人の頭が爆発して花火が上がったり、とても趣味がいいとは言えない演出が多い。
特に「威風堂々」の使い方はドン引きするほどだが、だからこそいい。
他のスパイ映画とは全く違う、コミカルな作品だからこそ合う演出だと思う。最高のセンスだ。
ただ、観る人を選ぶ作品だと思う。このシーンを観て大爆笑する人もいれば、唖然とする人もいるだろう。

アクションがとにかくかっこいい

まず、コリン・ファースってこんなに激しいアクションができたのか、と驚いた。
アクションシーンでは、弾をはじく傘やつま先にナイフが内蔵された靴などのスパイグッズを用いたものもあって面白い。
また、キングスマンは表向き高級テーラーで、実際に店もやっているので、ハリーはいつもかっちりしたスーツ姿。そのスマートなスーツ姿で、街のチンピラを一息に倒してみせるシーンはスピーディなアクションで本当に気持ちいい。
そして、教会に集まった人々が、ヴァレンタインがばら撒いたSIMカードによって凶暴化し、殺し合うシーンでは、その場にいたハリーも凶暴化し、全員を殺してしまう。
何人殺したのかはわからないが、狂ったように人を殺しつつも、さすが敏腕エージェントというだけあって動きは洗練されていて、たまらなくかっこいいのだ。

コリン・ファースとタロン・エガートン

コリン・ファース演じるハリーは中盤で死んでしまうし、映画のストーリーはタロン・エガートン演じるエグジーの成長を描いている。
だから主人公は誰かと問われるとそれはエグジーなのだが、どうしてもハリーの方に注目してしまう。
それだけハリーのキャラクターが魅力的だった。途中死んでしまった時も、その死を信じられず、「もしかしたら生きてて、最後にまた出てくるのでは?」と思ってしまうほど完璧で最強だったのである。
もちろん、エグジーのキャラクターもいい。タロン・エガートンのはまり役だと思う。不良少年だが正義感が強く、腕もある。本作ではコリン・ファースの独壇場という感じだったが、続編ではエグジーをメインに展開するようなので、こちらも期待したい。

キングスマン 感想まとめ

今までヒットしたスパイ映画『007』とも『ミッション:インポッシブル』とも違う、新しいスパイ映画である。公開された2015年は、この三作品に加え、『コードネームU.N.C.L.E.』も公開されていた。スパイ映画豊作の年であった。どれも異なる魅力を持つスパイ映画で、全てヒットした。『キングスマン』もその中に埋もれることなく、一つの新しいスパイ映画の道を切り開いたと思う。

『キングスマン』は英国を舞台にしており、ハリーのキャラクターも英国紳士らしさをアピールしている。その点では『007』シリーズのジェームズ・ボンドと重なる。
だが、英国紳士らしくスマートな姿を見せつつも、下品で悪趣味な演出もあり、上げては落とし、そして最後は締める。
そこが『007』との違いである。確かに『007』を意識してパロディにしつつも、新しさもしっかり見せてくる。

続編の公開は2017年、そして舞台は日本という話もあるので、今から公開が待ち遠しい。

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