映画『潔く柔く きよくやわく』あらすじ・ネタバレ結末と感想

潔く柔く きよくやわくの概要:2013年公開の日本映画。原作は日本人漫画家のいくえみ陵の同名タイトルで、高校時代に幼馴染を交通事故で亡くしたヒロインと小学生の時に遠足で友人を交通事故で亡くした編集者との恋愛模様を描いている。

潔く柔く きよくやわく あらすじ

潔く柔く きよくやわく
映画『潔く柔く きよくやわく』のあらすじを紹介します。

高校1年の時、カンナ(長澤まさみ)は同じ団地に暮らす幼馴染の春田(高良健吾)と何となく思いが通じ合っていた。
しかし関係がはっきりしないまま、春田は交通事故で突然死んでしまう。

8年が経ち、メロンワークスという宣広報会社で働いているカンナ。
ある日いつものバーで友人のモモカと飲んでいると、赤沢禄(岡田将生)という酔っ払いの常連に絡まれてしまった。

翌日のこと。
新作映画の売り込みで編集会社を訪れたところ、今までの担当が異動し代わりに席にいたのが赤沢だった。
第一印象が最悪な上、優しい言葉をかけられない赤沢にカンナは嫌悪感を募らせる。
しかし仕事上メールアドレスを交換し少しずつメールで会話をし始める二人は、徐々に距離を縮め始めた。

ある日モモカと先に飲み仲間になった赤沢は、カンナの高校時代の過去を聞いた。
その後一緒に映画に行くことになった赤沢はカンナに高校時代の話を聞く。
しかしカンナはうまく交わすのだった。
実は赤沢にも友人を事故で亡くした過去があった。
罪悪感を抱えながら生きていく事を知っている赤沢は、カンナの気丈さと弱さがほっておけなくなる。

そして風邪を引いた赤沢は、見舞いに来たカンナに付き合わないかと聞く。
そして自分のために、カンナのために過去と向き合うため一緒に過去巡りの旅に出ることにする。

潔く柔く きよくやわく ネタバレ結末・ラスト

カンナは事故で亡くした幼馴染の春田の家へ。
春田の父親は再婚して息子がいるという。

家の前で春田の弟に出会うカンナは、顔が似ていないことにほっとした。
そして自分の住んでいた団地、春田と歩いた坂道、学校と納得するまで向き合えた。

一方で赤沢には、自分のことを好きだった少女を遠足の時に疎ましいと突き飛ばし事故に合わせてしまうという過去があった。
彼は彼女の姉とその子供にあい、自らの罪悪感と向き合うのだった。

お互いの存在の大切さを実感した二人。
心の底からの告白をし、付き合うことにする。

潔く柔く きよくやわく 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:2013年
  • 上映時間:126分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ、ラブストーリー
  • 監督:新城毅彦
  • キャスト:長澤まさみ、岡田将生、波瑠、中村蒼 etc

潔く柔く きよくやわく 批評・レビュー

映画『潔く柔く きよくやわく』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

純粋で優しい映画

漫画が原作と言うと、何となく犬猿しがちな人も多いのではないだろうか。
しかし本作品は映画としてもきちんと仕上がっている良質な作品である。
映画全体を通して言えることは純粋がキーワードであるということ。
主人公始め、登場人物全員心が素直であまりひねくれてとらない。
見ている側の方がいつヒロインに不幸な話が舞い込んでしまうのでは?とひやひやしてしまうほど。
だがそんな事態は来ず、安心して最後まで見ることが出来る。
そして見終わったあとは、初恋をしたかのような優しい空気を味わうことが出来る作品だ。

岡田将生のイメチェン

顔立ちが綺麗でフェミニンなイメージのある彼は、なよっとしていて好きではなかった。
演技も役所も見る前から想像できたし、大体の通りで面白味に欠けると思っていたからである。
しかし本作品を見てとても良い演技をする俳優だと思った。
この赤沢は、ぶっきらぼうで失礼なのに心には傷をおっていて払いのけているように見えるのにきちんと受け入れているという役。
その色んな面を兼ね揃えているのに、赤沢もまたピュアである。
どんなことをしてもピュアでいさせるというのは難しいことであるが、その難しさもまた魅力となり演じあげているのだ。

長澤まさみの魅力

この映画は彼女の良さを最大限に引き出している。
透明感や穏やかさ、ピュアさが抜群に良い。
また前半部分で観ることができる彼女の制服姿も「世界の中心で愛を叫ぶ」を彷彿させるような新鮮さがある。
年齢的にもこれが見納めである可能性は高いが、彼女の魅力全開の映画になっている。

潔く柔く きよくやわく 感想まとめ

見て良かったというのが最初の感想。
見た後に映画ってやはり良いものであると実感させてくれる。
長澤まさみはようやく当たり役に辺り始めた。
今までは注目はされるものの、何となく彼女らしさが出ず評価がそれほどではなかった気がする。
しかしここにきてグッと魅力をだしきれる作品に出会っている。
ある意味遅咲きだと思われる長澤まさみはこんなにも良い女優だったのかと思い知らされるできとなっている1本だ。

そして何より物語の引き込まれる度が凄い。
飽きさせず、それでいて感動どころもおさえる技は見事。
少々やりすぎだと思わせるエピソードもあるにはあるが、原作が漫画だということで納得できなくもない。
そこがまた1つの魅力である。

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