映画『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』あらすじネタバレ結末と感想

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアの概要:海を見たことがないマーチンとルディは、病院を抜け出し車を盗み海を目指す。途中様々な騒動を巻き起こしながら、結果としてギャング・警察官に追われる二人。果たして彼らは死ぬ前に海に辿り着くことができるのか。

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア あらすじネタバレ

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
映画『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア あらすじ【起・承】

冒頭、どこか間抜けなギャングたちが車に乗りどこかに向かう。

場面は変わり、マーチンとルディが同じ列車に乗り合わせる。禁煙である車内で煙草を吸うマーチン。

同じ病院に辿り着き検査を受け、二人とも余命がわずかであることを医者から宣告される。そして病院で同室になる二人。

二人は互いにもう長くないことを話し合い、備え付けの冷蔵庫からテキーラをくすね、キッチンで飲む。

そこでこれまで海を見たことがないと話すルディ。マーチンが言うには、天国では海が流行っており見ていない奴は話に追いつけないらしい。

困ってしまうルディ。そこで海を見るために、二人は病院を抜け出すことを決意する。

一方でギャングたちは車で走っている途中に少年を撥ねてしまう。少年を病院に連れていくギャングたち。

病院を抜け出したマーチンとルディは移動手段のために車を盗む。

その車こそまさしくギャングたちの車であった。ところがこの車にはギャングのボスの金が詰まったカバンが入っていたのだ。

そうとは知らず車とカバンを盗んだ二人をギャングが追いかける。

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア あらすじ【転・結】

道中ガソリンスタンドから、そして銀行から金を盗むマーチン。ギャングたちの金も手元にあることから、二人は湯水のように金を使う。

ところが銀行強盗をした際に防犯カメラに映っていた画像からマーチンの素性がバレてしまう。こうして二人は警察からも追われる身となった。

幾度もギャング・警察の追手をかわす二人。一方でマーチンの病状は悪化していくばかりであった。

互いに死ぬ前に達成したい願いを一つ叶えるため、マーチンは母親に車を贈る。そしてルディは女性と寝るために売春宿に立ち寄る。

ところがその売春宿にはギャングたちも居合わせていた。

とうとう捕まる二人。金のありかを訪ねられるも、これまで押し入った場所にお金を返し、あるいは知らない人に送り付けたりと手元にはのこっていないと言う。

あわや二人が撃たれるかという時にギャングのボス、カーチスがやってくる。

ふたりのことを報道で知っているというカーチスは、海を見たいという二人の願いを聞きそのまま開放する。

やっと海に辿り着く二人。砂浜に座って海を眺めていると、マーチンが砂浜に倒れこむ。

そしてルディは海を見つめていた。

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1997年
  • 上映時間:90分
  • ジャンル:アクション、コメディ
  • 監督:トーマス・ヤーン
  • キャスト:ティル・シュヴァイガー、ヤン・ヨーゼフ・リーファース、ティエリー・ファン・ヴェルフェーケ、モーリッツ・ブライブトロイ etc

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア 批評・レビュー

映画『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

爽やかバディムービー

男性同士の友情を描いたブロマンス作品として名高い本作品。性格も行動も正反対であるマーチンとルディが、死を目の前にし友情を培っていきやがてお互い無二の友となっていく。

とくに初めは煙草や銃に否定的であったルディが、倒れたマーチンのために薬局に押し入り止む無く銃で相手を脅すシーンなどは感慨深い。

物語の本筋として二人の死は免れないが、本編全体に重苦しい雰囲気は漂わない。

むしろ一癖も二癖もある登場人物たちによって、ドタバタなコメディを見ているのではないかと錯覚するほどである。

だからこそそれがかえってラストシーンの寂しさを際立たせているのだろう。

死への恐怖を克服し、黙って海を見つめるルディの姿に観客は様々な思いを巡らす。

ドイツ映画の特徴

ドイツ映画といえば本作以外にも「ラン・ローラ・ラン」や「グッバイ、レーニン!」など癖のある人物・設定を持つ作品が有名である。

もちろん今回の「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」もその例外ではない。

映画というのはその国の特徴をある程度反映しているが、とりわけドイツでは面白い設定・愉快な登場人物の面が強い。

例えば今作に出てくる、どこか抜けてはいるが冷徹なギャングや、主人公たちを追い詰めるなんだか怪しい警官たちなどこんな奴らで大丈夫なのか?と心配してしまう場面も多い。

彼らの失敗や滑稽なやり取りに私たちは思わず笑ったり、ハラハラしたりしてしまうのだ。

こうした魅力的な脇役が多いからこそ、作品の魅力が光るのである。

今作のエンドロール後には物語を全部見た人にニヤリとさせるおまけがあるので、是非ともエンドロールを飛ばさないで最後まで見ていただきたい。

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア 感想まとめ

最初に口から漏れた感想が、面白いの一言であった。

ある意味ではこの映画は様々な王道を踏襲している。対照的な相棒、間抜けな悪役、そして感動的なラスト。

一見使い古されたこれらの要素が、海を見たいという男たちのささやかな願望をもとに様々な事件を巻き起こしていくのだ。

時間も90分と短い中で、物語の風呂敷がきれいに畳まれるのでラストまで飽きることなく見続けられる。

結末は知っているものの、その過程を十分に楽しめる映画であった。

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