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映画『カンフー・パンダ3』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『カンフー・パンダ3』の概要:「カンフー・パンダ」、「カンフー・パンダ2」に続く、シリーズ3作品目。今作品ではポーの生みの父親が登場。マスター・ファイブに加え、パンダ達の協力の元、悪者カイにポーが立ち向かう。日本ではネットフリックスでのみ配信された、劇場未公開作品。

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映画『カンフー・パンダ3』の作品情報

カンフー・パンダ3

製作年:2016年
上映時間:95分
ジャンル:アクション、コメディ、アニメ
監督:アレッサンドロ・カルローニ、ジェニファー・ユー・ネルソン
キャスト:ジャック・ブラック、アンジェリーナ・ジョリー、ダスティン・ホフマン、ルーシー・リュー etc

映画『カンフー・パンダ3』の登場人物(キャスト)

ポー(ジャック・ブラック)
龍の戦士と言われる凄腕のカンフー・マスター。食事の時間が大好き。初めてパンダの谷を訪れることになる。
リー・シェン(ブライアン・クランストン)
ポーの実の父親。息子を探しに谷まで旅してきた。パンダが得意とする「気」の扱い方を知らなかったが、最後はその力を習得してポーを助ける。
カイ(J. K. シモンズ)
500年ほど前は、ウーグウェイ導師の戦友だったのだが、「気」の扱い方を悪用したことでウーグウェイ導師に魂の王国へと送られてしまった将軍。翡翠の刀を使う。魂の王国で集めた、マスター達の「気」を使って地上に戻ってくる。
シーフー老師(ダスティン・ホフマン)
龍の戦士に「気」の扱いをマスターするよう指示する。カイの襲来で「気」を奪われてしまい、翡翠の戦士と化してしまう。
ピンさん(ジェームズ・ホン)
ポーの育ての親。ラーメン屋を営んでいる。ポーの生みの父親が登場したことで、嫉妬に狂い、パンダの谷まで付いて行ってしまう。カイとの決戦では、リー・シェンと良いコンビネーションを見せ、シーフー老師の翡翠の戦士を撃破する。
タイガー(アンジェリーナ・ジョリー)
マスター・ファイブの一員。マスター達が「気」を奪われ、翡翠化するのを目の当たりにし、その現状をパンダの谷にいるポーに報告する。そして、一緒にカイを倒すために戦う。

映画『カンフー・パンダ3』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『カンフー・パンダ3』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『カンフー・パンダ3』のあらすじ【起】

魂の王国では、ウーグウェイ導師と、因縁の仲であるカイが戦っていた。カイは、魂の王国に来たマスター達の「気」を吸い取り、力を蓄えていた。ウーグウェイ導師の強力な「気」の力さえあれば、地上に戻れると、ウーグウェイ導師の「気」も吸い取ってしまう。

翡翠城では、講師代行を任されたポーによって、ハチャメチャな稽古が付けられていた。あまりにも酷い稽古に、マスター・ファイブは二度とポーの特訓は受けないと宣言する。ムシャクシャしたポーは、父の営むラーメン屋へ赴く。

ラーメン屋には、なんと息子を探しているというパンダが来ていた。そこで、そのパンダ、リー・シェンとポーは生き別れになった親子であると認識し、再会を喜ぶ。それを見ていたピンさんだけは面白くなかった。

ウーグウェイ導師の「気」を手に入れたカイは、地上に降り立つことに成功する。この生き物の世界で「気」を吸い付くし、ウーグウェイ導師の作り出したものを全て破壊することを誓う。

各地でマスター達が謎の失踪を遂げるようになり、翡翠城にもその知らせが届くようになる。

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映画『カンフー・パンダ3』のあらすじ【承】

マスター・ファイブとシーフー老師に父を紹介したポーは、興奮状態。その時、警告の鐘が鳴り響き、マスター・ファイブとポーは出動する。そこには、翡翠の戦士たちが居た。よくよく見てみると、名立たるカンフー・マスター達ばかりであった。翡翠軍団を追い詰めたポーたちは、翡翠の兵士を通じてカイと名乗る悪者の存在を知る。

翡翠城に戻ってカイの正体を調べるうちに、カイとウーグウェイ導師の繋がり、ウーグウェイ導師とパンダの繋がりが明らかになっていく。そして、カイを倒すためには、パンダが得意とする「気」の使い手にならなくてはならないという記述も発見する。それを聞いていたリー・シェンは、自分は「気」が使えるから、ポーに教えることは出来る。だがそのためには、秘密のパンダの谷に来なくてはいけないと言う。シーフー老師の許可を得て、ポーとリー・シェンはパンダの谷へと向かう。

その間も、カイは各地のマスター達から「気」を集めていた。偵察に行った、カマキリとツルもカイの手に掛かってしまう。それだけではなく、シーフー老師、モンキー、ヘビまでもが、カイの手に落ちてしまう。カイは更に、ウーグウェイ導師が築いた翡翠城を破壊する。一人難を逃れたタイガーは、大急ぎでパンダの谷に向かう。

映画『カンフー・パンダ3』のあらすじ【転】

パンダの谷に着いたポーは、そこで初めてパンダの生活を実体験することになる。そして、パンダとはどういうものかを実感するのであった。ポーに隠れてこっそり付いてきたピンさんは、ポーのために色々な食べ物を準備する。

パンダの生活を楽しんでいたポーの元にタイガーが現れる。そして、シーフー老師までも失ってしまったという事実を知る。急いで父に「気」を操る術を習おうとするも、父の様子がおかしい。ポーが問い詰めると、リー・シェンは「気」を操れないことを告白する。息子を守りたい一心で、ポーをパンダの谷に連れてきたのだと。嘘をつかれて傷ついたポーは、タイガーと共に訓練に勤しむ。息子に嘘をついたことで息子を失ったと落ち込んでいたリー・シェンに歩み寄るピンさん。今こそ父の力が必要だと励ます。

リー・シェンはポーに自分たちも戦うと伝える。そして、そこから各々の、パンダの得意技を磨くべく特訓が始まる。

特訓がなんとか成果を出した時、カイがパンダの谷に現れた。いつも通り翡翠の戦士たちを出し、攻撃を仕掛けてきた。ポーは作戦通り、パンダ達を使って、翡翠の戦士達を混乱させることに成功した。そして、その隙にカイに攻撃を仕掛ける。しかし、カイは一度死んでいるため、普通の攻撃は効かなかった。

唖然とするポーは、自分が間違っていたと訴えるも時すでに遅し。そこでポーは、自らに術を掛けることでカイを道連れにして魂の王国へと向かった。

映画『カンフー・パンダ3』の結末・ラスト(ネタバレ)

魂の王国でも、ポーとカイの凄まじいバトルが繰り広げられていた。しかし、「気」の使い方をマスターしていないポーにとって、とても不利な戦いであった。

パンダの谷では、残されたリー・シェン、ピンさん、タイガー、そしてパンダ達がなんとかポーを救おうとしていた。そして、リー・シェンがダメもとで「気」をポーが居た場所に発散し始めた。そして、皆これに倣って「気」を集中させた。

カイの翡翠の刀に捕えられたポーは、「気」を抜かれつつあった。しかし、パンダの谷の皆の「気」のお蔭でこの危機を脱することに成功する。更には、自分の中に眠っていた「気」の扱いを心得る。パワフルな「気」を巧みに使いながら、カイを攻撃するポー。最後は、強すぎるパワーを秘めた「気」をカイに送ることで、カイを消滅させてしまった。

戦いに勝ったポーのお蔭で、シーフー老師、ヘビ、カマキリ、ツル、モンキーは元の姿に戻った。しかし、消えたポーだけは戻ってこなかった。

その頃ポーは、魂の王国でウーグウェイ導師に出会っていた。なぜポーが龍の戦士に選ばれたのかという話を聞く。そして、ポーは再び皆の元へと戻ってくるのであった。

映画『カンフー・パンダ3』の感想・評価・レビュー

父さんズ二人の気持ちが暖かい作品でした。作中でポーが育ての親の気持ちを考えていないように見えた行動も、終わってみれば 義父との関係が「何も変わらない」ことが判っていたようにも見えます。パンダ村の子供達も可愛かったです。最後にはそれぞれができることを、長所として伸ばし歴代や現マスターの翡翠戦士たちと戦うなど、三作通して変わらないことは「自分にできること」で困難を乗り越えていくところだと思いました。(女性 40代)


ポーにとっては、どちらも父親であるリーとピンさんのやりとりはどこかほのぼのとしていて面白い。このシリーズ特有の、お調子者のポーが意外と凄い力を発揮してしまうという所も見所であるといえよう。実の父親が我が子を想う気持ちと、育ての親が我が子同然に想う気持ち、どちらも暖かく感じてしまう。同士といえるマスターファイブ達との友情やシーフー老師との絡みも含めて、自然と笑顔になってしまう作品である。(男性 30代)


1作目の『カンフー・パンダ』を大絶賛していた私ですが、シリーズ3作目である今作は何故かNetflix限定配信で、劇場公開されていません。ジャック・ブラックやダスティン・ホフマン、ルーシー・リューなど豪華声優陣は続投していて、物語の内容もとても面白いのに残念だなと感じます。
今作に登場するのはポーのパパ。彼が本当に普通のパンダなんです。この作品の世界ではパンダと言えば「気」を使うが常識なのですが、ポーのパパなのに気が使えないと言う設定は予想外で面白かったです。(女性 30代)


何故か劇場公開されていないものの、シリーズ3作中では一番面白いんじゃないかと思う。もちろん前2作からの流れがあっての3作目だが、ある程度成長している主人公がさらにステップアップする爽快感がこの3作目の楽しさだ。何も考えずにカジュアルに観れる内容だが「生みの親」と「育ての親」が揃うあたりを深掘りしても面白い。また、村の人皆が力を合わせて主人公に力を送るあたりも、ありきたりと言えばありきたりではあるが、素直に感動できる。最後はまさしく大団円、娯楽作品はこうあって欲しいという一本。(男性 40代)

関連作品

前作 カンフー・パンダ2

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