映画『クロサワ映画』あらすじとネタバレ感想

クロサワ映画の概要:2010年に公開されたラブコメ映画。森三中の黒沢かずこが本人役で主演した他、出演者のほとんどが本人役。女芸人という特殊な職業の黒沢が、笑いにできない真面目な恋愛に悩む様子が描かれている。

クロサワ映画 あらすじ


映画『』のあらすじを紹介します。

森三中の黒沢は、相方のひとりである大島夫妻のが毎年開いているホームパーティーに呼ばれていた。
幸せな結婚をしている女芸人が増えているのをうらやましく思う彼女は、同じ独り身の女芸人、鬼奴椿といじけてお酒を煽っていた。
そんな時、やべきょうすけから紹介された俳優の渋江に好意を抱くが、それも大島のおせっかいでぶち壊し。

後日、番組の収録で渋江と再会した黒沢は食事に誘われ、イケメン俳優との運命の出会いだとはしゃぐ。
一方の鬼奴も、大島のパーティーで出会ったやべきょうすけと恋愛中。
仲の良い女芸人、大久保、光浦、鬼奴の3人から茶化されつつも、渋江に夢中になっていく黒沢。
だがドッキリの企画だったと判明し、カメラの前では笑いに変えたものの一人になったとたんひどく落ち込む。

やべきょうすけの二股が発覚し、相手の鬼奴と大久保はどうなるかと思えば、“どちらが番組で笑い話として語るか”でもめていた。
黒沢はテレビ局で渋江と鉢合わせし、本気で好意を持っていると告げられるのだが、信用できず逃げ出してしまう。

その後、渋江は事故にあって記憶を失い、駆けつけた黒沢は渋江の母から彼の置かれている状況を教えられる。
渋江のために病院に通い始める黒沢だったが、そこで予想外の展開に巻き込まれていく。

クロサワ映画 評価

  • 点数:45点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2010年
  • 上映時間:93分
  • ジャンル:ラブストーリー、コメディ
  • 監督:渡辺琢
  • キャスト:黒沢かずこ、渋江譲二、光浦靖子、大久保佳代子 etc

クロサワ映画 ネタバレ批評

映画『クロサワ映画』について、感想批評です。※ネタバレあり

本人役が多いからこそ説明が無くても見やすい

キャストほぼ全員が本人役として出演し、女芸人ならではの恋愛の悩みや、それを武器にするような強さを表現している。
しかし、ドッキリというオチは想像しやすい展開で、ラストに再びドッキリを使うのはつまらなすぎる。
序盤の大島夫妻のホームパーティーにこそこそ現れる黒沢の姿、ネタをやらされるという愚痴や女芸人だから小馬鹿にしていると話す鬼奴椿、そして黒沢が会場の隅でつまらなそうにしている様子は、現実味があってとても引き込まれる。
アイドルと結婚した品川庄司の庄司に恋愛相談をする様子や、その場にいた離婚歴のある陣内智則の話は聞こうとしないなど、本人役だからこそ説明が省けていたり納得できる展開もある。

前半部分は“黒沢かずこの本気の恋”というストーリーを楽しめる。
それがドッキリで失恋してしまったが、カメラの前では落ち込んだ様子を見せずに、一人になってから感情を出すという流れも、結婚した女芸人は終わりだと愚痴る黒沢と鬼奴の序盤のシーンとリンクした演出。

前半部分の繰り返しにがっかり

前半部分はとても面白いのに、後半になると全てがつまらなくなってくる。
一度ドッキリの企画としてだまされているにもかかわらず、いかにも嘘っぽい告白の後の事故による記憶喪失、弟の治療費を稼ぐためという渋江の俳優業を信じる黒沢。
婚約者の存在にしても、見ている側がドッキリの企画だと簡単に予想できる展開と、それを裏切らずに「ドッキリ」の札を掲げる出演者たちは、ほとんど前半の繰り返し。
純粋さを表現するにもやりすぎな展開だし、だまされる部分が長いと飽きてしまう。

黒沢以外の女芸人の恋愛

俳優やべきょうすけの三股に怒った鬼奴と大久保が、ツテを使って大久保の自殺未遂ニュースを流したり、妊娠したと嘘をついて懲らしめるシーンは、女芸人のたくましさを表現している。
それを笑い話としてどちらがネタにするかを争う部分も面白い。

実際に放送されているお笑い番組の名前を挙げたり、オンエアされたと思われるテレビ番組の映像を使うのは、本人役が多いからこそ不自然さが無い。

クロサワ映画 感想まとめ

お笑い番組などで、女性を捨てて笑いを取ることが多い「女芸人」の、笑いにできない恋を描いた作品。
前半部分では、純粋な女性“黒沢かずこ”の本気の恋愛や、ドッキリにあっても笑いを取るという精神力の強さ、それでも落ち込んでしまうといった女の子らしさが描かれていて、不器用な形でしか恋愛ができない女性の歯がゆさが表現されている。
しかし、後半は前半と同じような事を繰り返しただけで、雑さが目立つ。

本が好きというイメージの光浦靖子が、恋愛指南本片手に黒沢にアドバイスするシーンでは、本からの引用かとツッコミを入れたくなる。
また、結婚を発表した鬼奴椿が恋に落ちたものの、相手が悪かったためにキツイお灸をすえるという展開も見もの。
序盤のホームパーティーに、数多くのバラエティタレントが出演しているのには驚かされる。

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