映画『狂った果実(1956)』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「狂った果実(1956)」のネタバレあらすじ結末

狂った果実(1956)の概要:プレイボーイの兄と、純粋無垢な弟。バカンスで逗子に訪れていた兄弟は、同じ女に恋をしてしまう。純粋に恋をする弟に対して女は人妻であることを隠し、全てを知る兄は隠れて女を奪おうとする。

狂った果実の作品概要

狂った果実

製作年:1956年
上映時間:87分
ジャンル:ラブストーリー、青春
監督:中平康
キャスト:石原裕次郎、津川雅彦、深見泰三、藤代鮎子 etc

狂った果実の登場人物(キャスト)

滝島夏久(石原裕次郎)
鎌倉に住む男。弟の春次とは真逆の性格で、プレイボーイ。恵梨を好きになり、春次から強引に恵梨を奪おうとする。
滝島春次(津川雅彦)
鎌倉に住む男。夏久の弟。純粋無垢な性格で、野蛮な兄達とは違った考え方を持っている。恵梨を好きになり、恋人関係になる。
天草恵梨(北原三枝)
既婚者でありながら、春次と恋人関係になる女。失われた青春時代を取り戻すため、春次と浮気をし、夏久にも体を許す。謎めいた女で、魅力的な容姿をしている。
平沢フランク(岡田眞澄)
夏久達の友人。ダンディな男で、女遊びが激しい。友人思いな部分もあり、春次に夏久と恵梨の真実を伝える。

狂った果実のネタバレあらすじ

映画『狂った果実(1956)』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

狂った果実のあらすじ【起】

鎌倉に住んでいる滝島夏久と春次兄弟。鎌倉駅から電車に乗り、逗子へと向かう。真夏の逗子で、二人はモーターボートを楽しむ予定なのだ。

逗子駅で、春次は美しい女とすれ違う。真面目な春次は、声をかけることもなく見ているだけ。一方でそれを聞いたプレイボーイの夏久は、早速その女の顔をチェックする。しかし、女はサングラスをしていて顔が見ることはできなかった。

モーターボートを楽しむ二人。女を探しにきた夏久は、収穫がなかったことを悔しがる。遊びを終えた夏久は春次に、夏久の友人である平沢の家に行こうと提案する。

平沢の家には、夏久の友人達が集まっていた。自由を求め、権力に反抗して生きている夏久と友人達。真面目な春次は、そんな生き方に対して反対の意見を持っている。

夏久は、駅ですれ違った美人の話をする。夏久の友人は、一週間後に平沢の家でダンスパーティーを催すことを提案する。そしてそのパーティーに、それぞれナンパした女を連れてきて、誰が一番か競い合おうと言う。

狂った果実のあらすじ【承】

モーターボートで遊んでいる最中、春次は海で泳ぐ天草恵梨という美しい女を見つける。それは、昨日駅ですれ違った女だった。向こう岸まで行くという恵梨を、春次と夏久は船に乗せる。そして、向こう岸へと送り届ける。

平沢達と夜遊びに出かけた夏久。仲間の道子と平沢が、地元の若者達に絡まれる。夏久達は、生意気なその若者達を懲らしめる。

春次は、駅で偶然恵梨に再会する。忘れたスイミングキャップを渡したいと言って、夏久は恵梨と後日会う約束を取り付ける。

海で再会した春次と恵梨。春次は恵梨に、水上スキーを教える。その後も楽しく時間を過ごす二人の距離は、どんどんと近づく。しかし、真面目な春次は手を出せずにいた。

春次は、ダンスパーティーに恵梨を誘う。恵梨はその誘いを受ける。春次は、これで一番になれると大喜びする。

パーティーの日、春次の前に現れたのは、ドレスアップした恵梨の姿だった。平沢の自宅に着いた春次と恵梨を見て、その美しさにそこにいた全員が目を奪われる。

狂った果実のあらすじ【転】

ダンスパーティーを抜け出した春次と恵梨。二人は海岸沿いを散歩する。そして、二人はそっと口づけを交わす。

夏久は、平沢達と横浜に新しくできたクラブへと出かける。そこでいつものようにナンパをして踊りを楽しむ夏久達は、恵梨が外人の男と踊っているのを発見する。

翌日、恵梨が夏久を呼びつける。夏久は恵梨に、弟をたぶらかすのは止めて欲しいと訴える。恵梨は、昨日の外人とは結婚していると告白する。それでも、結婚前にしなければならなかったことをしているだけだと恵梨は言う。春次とは真剣な恋をしているのだと、恵梨は夏久に訴える。夏久は恵梨に、春次に秘密にすることを条件に無理やりキスをする。

恵梨は、夏久との逢瀬を重ねる。一体自分は何人目の男なのかと恵梨に聞く夏久。恵梨は、初めての男だと嘘をつく。

夏久は、段々と恵梨のことが本気で気になり始める。平沢はそれを察し、夏久に気持ちを聞く。恵梨は、夏久に体は許すが心は春次にしか許していない。夏久は、春次のことは好きだが、恵梨のことを考えると殴りたくなると漏らす。

狂った果実のあらすじ【結】

初めて恵梨と一夜を共にした春次。二人は後日、キャンプへと出かける約束を取り付ける。それを聞いた夏久は、苛立ちを隠せない。

夏久は恵梨の自宅へと向かい、恵梨を抱く。恵梨は、もう来ないで欲しいと夏久に言う。

夏久は、無理やり恵梨をボートに乗せて連れ去ってしまう。春次はそれに気づき、急いで追いかける。しかし、すでにボートは沖を出ていた。そこにいた平沢は、春次に真実を伝える。春次はボートを借り、急いで海へと出る。

ボートの上で夏久は恵梨に迫り、二人は激しく抱き合う。春次は二人の姿を探し回ったが見つけられず、夜が明けてしまった。

ようやく夏久と恵梨を見つけた春次は、二人のボートの周りを永遠と旋回し続ける。あまりのしつこさに、夏久も恵梨も不安になる。

とうとう夏久が降参し、俺の負けだと春次に言う。恵梨はボートを降り、泳いで春次の乗るボートへと向かおうとする。しかし春次は、泳いでくる恵梨を勢いよくボートで轢く。さらにそのままボートを走らせ、夏久の乗るボートに突っ込んで破壊する。春次は、そのまま海の彼方へとボートを走らせる。

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