『天空の城ラピュタ』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

宮﨑駿作品の中で最もファンが多いであろう大傑作。興行収入はジブリ最低ながら、今もテレビ放送されれば10%後半を叩き出すほどの人気を誇り、見方によってはカルト映画だとも言える。

あらすじ

天空の城ラピュタ』のあらすじを紹介します。

ある飛行客船を襲撃した海賊ドーラ一家。目的はシータという少女が持つ青い石のペンダントだった。シータは船外に逃げ、落下してしまう。高スピードで落下する途中、気を失った彼女のペンダントが光り、ゆっくりと地上に下降していく。
この様子をみつけたパズーはシータを助け、自宅に匿う。しかし、翌日すぐに諜報機関やドーラ一家が彼らに襲いかかったため、パズーはシータを助けるために二人で逃走することを決断した。
冒険家だったパズーの父は空に浮かぶ幻の城・ラピュタを追いかけるうちに亡くなったのだが、シータはラピュタで暮らしていたラピュタ人の子孫であり、彼女の青い石のペンダントは飛行石というラピュタ人が使っていた伝説の石であると知り、パズーはラピュタの存在を確信した。
しかし、二人は軍隊に捕まってしまい、二人は離れ離れになってしまった。彼らを捕えたのはムスカ大佐という謎の男だった……。

評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1986年8月2日
  • 上映時間:124分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:宮崎駿
  • キャスト:田中真弓、横沢啓子、初井言榮、寺田農、常田富士男 etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『天空の城ラピュタ』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

有名な都市伝説の真相

本作には都市伝説が2つあります。一つは崩れるラピュタの残骸の中にムスカ大佐がいる!というもので、これは本当に描写されています。小さいので見づらいのですが、残骸が落下していくシーンを何度も繰り返し見れば、「あ、これだ」とわかるはずです。
そしてもう一つが、エンディングが2つある!というもの。これは最も有名な都市伝説の一つで、ご存じの方も多いでしょう。ジブリは公式に否定していますが諸説あります。私が支持している、というかこれで確定だろうと思っているのは「局が独自に用意したエンディング(キャスト紹介)に使われた、劇中にないイラストが誤解を呼んだ」という説。ファンタゴールデンアップルと同じで結論が出ない都市伝説なんでしょうが、正解は多分これです。

ラピュタのロボットの正体

ラピュタといえばムスカ大佐とロボット。心優しくも高い破壊力を持つロボットは、実は宮﨑駿のスターシステムによる使い回し登場だったんです。ロボットはTV版『ルパン三世』で既に登場していましたが、『ラピュタ』のロボットとは造形が異なりました(プロペラが付いているなど)。宮﨑駿があまりに気に入ってしまったので、映画で再投入したんですね。作品の象徴的なキャラクターは、実は使い回しだったんです。

まとめ

ジブリ作品で最も人気のある作品で、とても高く評価されていますが、私は若干冷めたスタンスを取っています。ファタジーとしては『ナウシカ』の方が優れているではないか、という立場です。それでも『ラピュタ』はかなり面白い作品ですし、本当の意味で子どもから大人まで楽しめる娯楽ファンタジー・アニメ映画として右に出る作品はないでしょう。
最近は「バルス!」ばかりが注目されていますが、序盤から迫力のあるアクションを展開しているし、心的描写がかなり優れていることも忘れてはいけません。また、宮﨑駿が大好きな飛行機が、彼の作品の中で初めて大々的に用いられていることも注目です。宮﨑駿の初期衝動(色んな意味で)がガッツリ盛り込まれている傑作です。

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