映画『リンカーン 秘密の書』あらすじネタバレ結末と感想

リンカーン 秘密の書の概要:ティムール・ベクマンベトフ監督、ベンジャミン・ウォーカー主演のダークファンタジー映画。製作はティム・バートン。アメリカ大統領リンカーンを主人公にして、史実とフィクションを合わせた作品。

リンカーン 秘密の書 あらすじネタバレ

リンカーン 秘密の書
映画『リンカーン 秘密の書』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

リンカーン 秘密の書 あらすじ【起・承】

1818年。
インディアナ州で父と母と3人で暮らす少年エイブラハム・リンカーンは、黒人の親友ウィルが奴隷として連れ去られそうになるのを見て助けに入る。
それが両親の雇い主ジャック・バーツの怒りを買っい、真夜中に母に近づく不気味な雰囲気のジャックを見る。
翌日、原因不明の症状で母は急死した。

9年後、父を亡くしたエイブは、酒場で気合いを入れて母の敵を取りに行く。
ジャックは怪物のようになって襲ってくるが、酒場で声をかけてきた謎の男に命を救われる。
ヘンリーと名乗る男は自分をヴァンパイアハンターだと言い、ジャックの正体はヴァンパイアだと教える。
ヴァンパイアハンターとして弟子入りしたエイブ。
銃を扱うのが苦手なエイブは、銀製の斧を使うヴァンパイアハンターになった。

ヘンリーから家族、友人、恋人を作ることを硬く禁じられ、弁護士を目指すエイブはスプリングフィールドへ向かう。
昼はスピードの店を手伝い、夜はヘンリーから送られてくる手紙のヴァンパイアを消滅させ、店の2階で生活する日々が続く。

ある日スピードに誘われ、人気者メアリー・トッドの舞踏会に参加する。
そして、メアリーとエイブは惹かれあうように。
黒人に対する法律の問題で困っている幼友達ウィルと再会し、彼を助けようとするエイブ。
そんな時、突然エイブのもとにやって来たヘンリーは、ジャックを消滅させるときが来たと言う。

リンカーン 秘密の書 あらすじ【転・結】

遂に母の敵をとったエイブ。
しかしそこで、ヘンリーの正体がヴァンパイアだと知ってしまう。
かつて目の前で恋人を殺され、自分はヴァンパイアにされたヘンリーだったが、ヴァンパイアはヴァンパイアを殺せないという自然の摂理があるのだという。

ヘンリーを信用できなくなったエイブは、メアリーと結婚する。
しかしヴァンパイアハンターの正体がエイブだとばれて、女ヴァンパイアのヴァドマ、兄アダムによってウィルが攫われる。
スピードに全てを打ち明けたエイブは、協力してウィルを助け出す。

やがてエイブは大統領になり、ヴァンパイアハンターとしての自分を封印した。
奴隷解放運動に力を注ぐエイブだったが、幼い一人息子ウィリーが母と同じように命を落とす。

戦争が始まり、敵方はアダムが加担してヴァンパイアの兵士を使いはじめる。
エイブは銀を使う事を思いつき、国中から集めた銀をスピード、ウィルと共に戦地に運ぶ。
そしてメアリーには、ワシントンから逃げるように頼み込む。

エイブは再び斧を手に、銀を運ぶ列車に乗り込んだ。
アダムを消滅させることに成功するが、裏切ったフリをしていたスピードが犠牲になった。
一方、ウィルを救出した際でエイブたちを助けた黒人女性タブマンとメアリーたちが、戦地へ銀の武器を運ぶことに成功する。
列車はダミーだったのだ。
戦地では、ウィリーの命を奪ったヴァドマがメアリーに襲い掛かるが、メアリーは自らの手で息子の敵を取った。

時は流れ、ヘンリーは拳銃を隠し持ってバーで酒をあおる男性に声をかけていた。

リンカーン 秘密の書 評価

  • 点数:40点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★☆☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★☆☆☆☆

作品概要

  • 公開日:2012年
  • 上映時間:105分
  • ジャンル:アクション、ファンタジー、ホラー
  • 監督:ティムール・ベクマンベトフ
  • キャスト:ベンジャミン・ウォーカー、ドミニク・クーパー、アンソニー・マッキー、メアリー・エリザベス・ウィンステッド etc

リンカーン 秘密の書 批評・レビュー

映画『リンカーン 秘密の書』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

ちょっとした伏線の小物やアクションが格好いい

奴隷解放運動で有名なアメリカ大統領リンカーンが、実はヴァンパイアハンターだったという、事実とフィクションを織り交ぜた作品。
「もしかしたら」というフィクション部分と、史実通りの出来事や人物がうまく絡み合っており、ほどよい説得力もある。

伏線でヘンリーの部屋に日焼け止めが置いてあったり、スプリングフィールドで最初に倒すヴァンパイアの店に「日焼け止めあります」というポスターがあるなど、よく見ると面白い小ネタがたくさんある。
ウィリーがヴァドマに襲われた時に落とした銀製のおもちゃのナイフを、メアリーがネックレスにしていて、それでヴァドマを撃つシーンもよくできている。

悪役のヴァンパイアたちが、大きな口を開けて襲ってくるシーンは、迫力があって驚き。
リンカーンがヴァンパイアハント用に使う斧に銃が仕込んであったり、列車の上でリンカーンとウィルが銃と斧を使って、ヴァンパイアと戦っていくアクションシーンも迫力がある。

山場が多すぎて盛り上がらないストーリー

リンカーンの一生を描いたせいか、展開が早すぎて盛り上がりに欠けるストーリー。
ちょっと盛り上がっては私生活が進んで、またヴァンパイアハンターの活動でちょっと盛り上がるという繰り返しのため、徐々に飽きてくる。
ヴァンパイアハンターとして一人前になるのもあっという間だし、中盤では大統領に就任して、あっという間に50歳になって息子も生まれている。

50歳を過ぎたリンカーンが斧を取り出して、上手く振り回せていないのに、列車のシーンでは難なく使いこなしているのはツッコミどころ。

序盤でリンカーンがヘンリーに捧ぐという言葉を日記に残した意味が、ラストで史実にあるリンカーン暗殺につながっていて、ヘンリーは今も生きているように描いているのは面白い。

リンカーン 秘密の書 感想まとめ

原題は「ABRAHAM LINCOLN:VAMPIRE HUNTER」なのに、邦題が「リンカーン 秘密の書」と、リンカーンの秘密の顔がヴァンパイアハンターだったというストーリーにほぼ関係のない、ズレたタイトルになっている。
何度も登場するアクションシーンはどれも見事だが、数が多すぎて印象に残りにくい。

史実をもとにして、その裏に隠された秘密がもしもあったら、という設定は面白いのだが、ヴァンパイアものがあふれてしまった映画の中で埋もれてしまうような作品。

Amazon 映画『リンカーン 秘密の書』の商品を見てみる