映画『ラン・ローラ・ラン』あらすじネタバレ結末と感想

ラン・ローラ・ランの概要:ひょんな過ちでローラの恋人マニは麻薬取引で得た収入の10万マルクをなくしてしまった。ボスのロニーに会う12時までに10万マルク用意しないとマニは殺されてしまう。残された時間は20分。ローラはマニを救うために走りだす…

ラン・ローラ・ラン あらすじネタバレ

ラン・ローラ・ラン
映画『ラン・ローラ・ラン』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ラン・ローラ・ラン あらすじ【起・承】

ローラは恋人のマニを迎えに行くはずだったがバイクを盗まれてしまう。そこから歯車が狂いだした。その間麻薬取引を終えたマニ。ローラが待ち合わせの場所に来ないのでやむなく10万マルク入った袋を持って地下鉄に乗った。そこでマニの目の前でホームレスが倒れる。それを助けた時にちょうど検札がやってきたのでマニは危険を察知し慌てて地下鉄を降りた。ところが10万マルク入った袋を座席に置いたまま地下鉄は発車してしまった。その後袋を探したが見つからず、袋はホームレスが持ち去ったよう。マニは慌てて恋人のローラに電話をしてきた。

マニはボスのロニーに10万マルクを12時に渡さなければならない。しかしお金がない今ローラに助けを請う為電話をした。マニはローラが12時までに10万マルクを準備出来なかったら、近くのスーパーを襲い金を奪うという。12時までは残り20分。ローラは銀行で働くパパにお金を借りると決めて走り出す。

ローラは銀行で働くパパの元にたどり着く。パパは不倫していて、不倫相手はその子供を身ごもったようだ。ローラはその話の最中パパのオフィスに入り10万マルクを貸してと懇願するのだが、家に帰れとつまみ出されてしまう。更にパパに「お前の父ではない。本当の父はローラが生まれる前に死んだ」と言われてしまう。

金がないままマニの元へ走るローラ。ローラの声が届かずマニはスーパーに強盗に押し入る。ローラも加勢し金を得たものの、警察にローラは撃たれてしまう。

ラン・ローラ・ラン あらすじ【転・結】

ストーリーは、もう一度部屋を出て走り出すシーンに戻る。またパパの銀行にお金を借りに来るローラ。パパはここでも不倫しているけど、不倫相手の子供は違う男の子供だという。ローラはパパにはつまみ出されるが、警備の男の銃を奪い、パパを人質に10万マルクを持ち出す。銀行の外へ出ると機動隊に囲まれていたが、ローラは人質の一人と勘違いされ、マニの元へ走る。今度はローラの声が届いてマニも振り返る。万事うまくいくかと思ったが、マニが車に轢かれてしまう。

再三部屋を出て走り出すシーンに戻る。今度はホームレスが自転車に乗っている。衝突事故を避けたマイヤーとパパが、ローラが銀行にたどり着く直前に出かけてしまう。

マニは自転車に乗ったホームレスに出くわし追いかける。しかしその最中にパパの乗った車が玉突き事故を起こす。

ローラは背後にあったカジノへ行く。ルーレットに当たりそこで多額の現金を手に入れるローラ。その間マニはホームレスに追いつき、金を取り戻す。待ち合わせ場所に行くと、マニはすでにロニーに金を受け渡し終えていた。

ラン・ローラ・ラン 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1998年
  • 上映時間:81分
  • ジャンル:アクション、ヒューマンドラマ
  • 監督:トム・ティクヴァ
  • キャスト:フランカ・ポテンテ、モーリッツ・ブライブトロイ、ハイノ・フェルヒ、ヨアヒム・クロール etc

ラン・ローラ・ラン 批評・レビュー

映画『ラン・ローラ・ラン』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

冒頭のシーンが巧妙

冒頭シーンが非常にリズミカルでテンポが良い。最初はアニメや人間が行きかう特徴的なシーンから始まる。哲学じみたセリフがナレーションされて、この映画でどんなことが起きるのだろうか、という好奇心を沸き立たせてくれる。

そのあと登場したローラとマニの置かれている状況を理解するまで(ローラが走り出すまで)そんなに長い時間はかからない。ロニーがどんな人でローラがマニを助けなければならない状況を説明じみた雰囲気を微塵も出さずに映像で表現していたのが印象的だった。

脇役の演出が面白い

ロニーはじめ、ローラが途中ですれ違う人間たちは、セリフがないキャストもいる。しかし、その人間たちがその後どんな人生を送るかが端的なカットでつながれており、短時間で脇役達がどんな人間なのか理解できる。正直言えば脇役は居なくてもストーリーには影響してこないのだが、3回状況が繰り返されるストーリーのため、脇役のカットに変化がみられる部分を楽しむのもこの映画の醍醐味と感じた。

ストーリーはもう一歩

ストーリーが3パターンの構成となっている。バッドエンドで終わったところをタイムリープする話なのだが、とりわけタイムリープといったむつかしい内容にはあまり重きを置いていないシンプルな映画だ。ローラ自身も同じ状況を繰り返しているが記憶を引き継いではいない。

演出や編集は面白いのだが、タイムリープという設定の醍醐味であるうまくいかないもどかしさや救いたくても救えない葛藤といったものはあまり感じられない映画だ。最後はハッピーエンドで終わるし、いい意味で気楽に見られる映画である。

ラン・ローラ・ラン 感想まとめ

アニメがあったり、編集がコラージュのように遊び心満載でテンポもよく見ていて非常に楽しい映画だった。
唯一勿体ないところと言えば、ローラとマニの恋愛関係がもっと密に描かれていたらいいのにと思ってしまう部分。私だったら冒頭でマニが地下鉄に10万マルク入った袋を忘れたことをローラがバイクで迎えに来ないことが全ての元凶みたいに言われたら、あまり共感できない。マニがちゃんと袋を肌身離さず持っていなかったからでしょう。と言いたくなってしまう…。
3パターンの合間にローラとマニが添い寝しながら話をするシーンがあったが両者を見比べたときに、マニのローラへ独占欲の強さからマニの愛情はなかなか強いなと感じた。しかし一方でローラの愛情は薄めでは…?と感じてしまった。ローラがなぜマニのためにここまで走るのかもっと理由が欲しいと思った。

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