映画『ロード・オブ・ウォー』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「ロード・オブ・ウォー」のネタバレあらすじ結末

ロード・オブ・ウォーの概要:死の商人と呼ばれる、武器商人のサクセスストーリー。武器の密輸売買にて、のし上がっていく男の半生を描く。実在する武器商人の何人かから話を聞き、実際の出来事に基づいて制作されたフィクション映画。

ロード・オブ・ウォーの作品概要

ロード・オブ・ウォー

公開日:2005年
上映時間:122分
ジャンル:ファンタジー、ヒューマンドラマ
監督:アンドリュー・ニコル
キャスト:ニコラス・ケイジ、イーサン・ホーク、ブリジット・モイナハン、ジャレッド・レトー etc

ロード・オブ・ウォーの登場人物(キャスト)

ユーリ・オルロフ(ニコラス・ケイジ)
4人家族の長男。賢く商才があり、計算高い。武器の売買に魅入られ、武器商人となる。
ヴィタリー・オルロフ(ジャレッド・レト)
ユーリの弟。兄に誘われ武器商人となるも、四重生活に耐えられず、麻薬に溺れてリタイアする。
ジャック・バレンタイン(イーサン・ホーク)
インターポールの刑事。ユーリをつけ狙っており、法に忠実。
エヴァ・フォンテーン・オルロフ(ブリジット・モイナハン)
女優。黒髪でグラマラスな美女。ユーリと結婚する。
アンドレイ・バプティストSr.(イーモン・ウォーカー)
冷酷非道なリベリア大統領。

ロード・オブ・ウォーのネタバレあらすじ

映画『ロード・オブ・ウォー』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

ロード・オブ・ウォーのあらすじ【起】

ユーリ・オルロフは両親と弟の4人家族で幼い頃、ウクライナからユダヤ人を装い、アメリカへ移住してきた。
1982年、ニューヨークのリトル・オデッサ。ユーリと弟のヴィタリーはくすぶっていた。リトル・オデッサでは殺人が日常茶飯事。ユーリ自身、今までに遭遇したことはなかったが、目前のレストランへ行った際、たまたまギャングの抗争に遭遇。武器の素晴らしさを知った。このことをきっかけに、ユーリは武器の売買、いわゆる武器商人となることを決意。

当時、ユダヤ教に嵌っていた父親とミサへ行き、つてを頼ってウージー短機関銃を入手したユーリ。初の仕事を成功させる。幸いなことに、彼には商才があった。
夢は大きく。いつか大きなことをやり遂げたいと思っていたユーリは、国家間の戦争で動く大金に目をつける。売り方次第では、自分が売った武器が戦争を牛耳ることもあり得るはずである。ユーリは母親が経営していたレストランで、シェフとして働いていた弟ヴィタリーを誘って起業した。

1983年、ベルリン兵器フェアに出展。武器商人の中でも、大物である人物に取り入ろうとしたユーリだったが、相手にされなかった。こうなると、正規の売り方では実績が作りづらくなる。道は始まったばかり。

1984年、レバノンのベイルートで闇取引に着手。やがて、10大戦闘地の8カ所で、ユーリが売った銃が活躍するまでに至った。彼には銃声がレジを切る音に聞こえてしまうのだ。

1989年、コロンビアのカルタヘナ沖。ユーリは禁輸措置も巧みに抜けていく。武器取引は合法か違法、或いはグレーの3つのタイプに分けられ、ユーリが好むのはグレーだった。武器商売において、支払いはかなり重要である。故に、取引相手も慎重に選んだ。理想は口座に前払いだったが、相手によっては現金以外の物と交換することもある。武器商人の鉄則は、自分が扱う商品で命を落とさないことだ。

そんなある日、マフィアとの取引で、大量のコカインと武器を交換した後、何から逃げているのか、ヴィタリーが忽然と姿を消す。ユーリは12日間捜し歩き、ボリビアで弟を発見。ヴィタリーは薬漬けになっていた。即座にニューヨークのリハビリセンターへ、弟を入所させたユーリ。以降は単独での仕事となる。

ロード・オブ・ウォーのあらすじ【承】

同年、ユーリは10歳の頃から片思いしていたモデル、エヴァ・フォンテーンとの出会いを演出し、破産覚悟で彼女を落とすことに成功。やがて、ユーリはエヴァと結婚にまで漕ぎつける。

1991年、ニューヨーク。貿易業を営む資産家だと嘘を吐いて結婚したため、ユーリの財政は綱渡り状態だった。クリスマスで家族が揃っており、息子が初めて歩いた日でもあったが、ユーリはそれよりもソ連の冷戦が終わったことに大興奮。

1992年、ウクライナへ渡ったユーリ。冷戦終了は武器のバザール開幕と言われるほど、熱い商戦が繰り広げられる。彼はその地で、かつて自分をバカにした大物の武器商人と再会。協力しようと言われるも、断った。彼ら保守派から見れば、ユーリのようなグレーな商人は邪道なのだ。

ウクライナにて軍人をしていた叔父を通し、武器を仕入れたユーリだったが、ここでもヴァレンタイン刑事に捕縛されそうになる。法の抜け穴を利用して上手く逃げたが、叔父は大物武器商人の手によって、事故に見せかけ殺害してしまう。
ソ連崩壊にて、320億ドル相当の兵器がウクライナから消えた。

1995年、リベリアのモロンビア。ユーリの顧客はアフリカだった。10年で11の抗争が起き、銃がバカ売れ。取引場所はリベリアで、大統領バプティストによる独裁がまかり通っていた。大統領は顧客だったが、ユーリが苦手な人物だった。しかし、ユーリは彼に気に入られてしまう。

バプティストとの取引により、財政は嘘を追い越した。エヴァが絵を描いていたため、ユーリは美術支援をする。ヴィタリーは度々、家へ遊びに来たが、いつも違う女性を連れており、落ち着いた試しがなかった。しかも、金の無心までする始末。なぜ、こんなにも落ちぶれてしまったのか、ユーリには分からなかった。

ロード・オブ・ウォーのあらすじ【転】

武器商人にとって、平和は敵だ。戦争がなければ商売にならないからだ。ユーリの自宅を発見したヴァレンタイン刑事が、彼の身辺調査を開始。刑事はユーリを逮捕しようとしているのだった。

自家用ジェット機を持つまでに稼いだユーリは、今や週に1回は西アフリカに飛んでいた。飛行計画の多くは偽造で、急ぎの時は届け出すら出していない。そんな折、しつこくも追って来たヴァレンタイン刑事により、自家用機が発見されてしまう。助けは当てにならなかったため、とにかく地上へ着陸させた。
パイロットが早々に逃げてしまったので、格納庫を開けたユーリは、現地人に無料で武器を与え証拠を隠滅。ヴァレンタイン刑事が到着した時、飛行機はすでに空っぽだった。

刑事に捕縛されるも、戦争で稼いではいるが、ユーリは人殺しではない。証拠がないため、刑事は逮捕ができない。だが、24時間拘束の行使はできる。ユーリは監視もされず、ただ24時間動かず拘束されたまま。飛行機は現地民たちに解体され、朝には残骸を残すのみとなっていた。

翌朝、解放されたユーリだったが、戻るとバプティスト親子が大物商人を捕縛していた。ユーリは人殺しを強要され、大物商人を自分の商品で殺してしまう。
失意に飲まれてしまったユーリ。

その頃、自宅にヴァレンタイン刑事がやって来て、夫であるユーリの正体を明かし、エヴァに協力を要請していた。

這う這うの体で自宅へ戻ったユーリだったが、ヴァレンタイン刑事が来たことを知らされ、エヴァと口論になる。妻の必死の訴えに心を打たれたユーリ。半年間、武器の商売を控えることにした。
合法的な商売で稼ぐ方法はいくらでもあったが、悲しいことに儲からなかった。それでも、ユーリはエヴァとの約束を守った。

ロード・オブ・ウォーのあらすじ【結】

そうしている内、バプティスト大統領親子がユーリを訪ねて来る。大粒のダイヤモンドを持ち出して、彼に再び商売をしろと言うのだ。恐らくやめれば、冷酷で残虐な彼らに消されてしまうだろう。ユーリはエヴァに嘘を吐いて、武器の売買を再開。だが、何かを察したエヴァは、動き出したユーリを密かに尾行。妻は夫が保持する倉庫を突き止め、武器商人としての証拠を発見してしまうのであった。

真面目に働き始めたヴィタリーを訪ね、協力を仰いだユーリ。現地の治安は悪化の一途を辿っており、誰も信用できない。頼りは弟だけだった。
2001年、リベリアのモロンビアへやって来た兄弟。バプティストと再会。2人は半ば脅されるように、戦場へと武器を届ける。しかし、難民の女子供が無情にも殺される様子を見てしまったヴィタリーは、武器の取引を中止するようユーリに進言。だが、武器商人は武器を売って稼ぐ仕事だ。商品を売った先でその商品がどのような使い方をされるかまで、考えていたら商売にはならない。ユーリは弟を説得するも、その心情を察することができなかった。

一度は納得したヴィタリーだったがしかし、彼はとうとう自ら戦ってはならないという鉄則を破ってしまう。ヴィタリーは積み荷を爆破させ、殺されてしまうのだった。武器は人を殺す道具。上手く扱わなければ、銃口は自分へも向けられる。武器は半分に減ってしまい、取り分も半分に減ってしまった。

ユーリが売った武器でヴィタリーが予想した通り、虐殺が開始。悪は蔓延り続け、止める手立てなどどこにもない。ヴィタリーの遺体と共に帰国したユーリ。帰国前にヴィタリーの遺体から弾丸の摘出を行ったが、ケチったために弾丸が1発だけ残っていた。空港の検問でそれが発見され、情けないことにユーリは逮捕されてしまう。

ヴァレンタイン刑事による、審問が開始。死の商人ユーリの逮捕は新聞にも掲載された。これにより、両親からは絶縁され、エヴァと息子も彼の元を去った。大切な弟さえも失ったユーリ。彼はヴァレンタイン刑事に、これから起こることを説明。合衆国大統領とも取引のあるユーリは釈放されるだろうと。
現にその通りとなり、ユーリは再び天職へと戻るのだった。

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