映画『ラブストーリーズ コナーの涙』あらすじとネタバレ感想

ラブストーリーズ コナーの涙の概要:どうすれば君を取り戻せる?仕事を終えてアパートに戻ると君は居なかった。NY、一組のカップルの別れから再生までを男性の視線から描く。

ラブストーリーズ コナーの涙 あらすじ

ラブストーリーズ コナーの涙
映画『ラブストーリーズ コナーの涙』のあらすじを紹介します。

コナー(ジェームス・マカヴォイ)が仕事を終えて、アパートに戻るとエリナー(ジェシカ・チャスティン)の姿はなかった。
幼いわが子コーディーを失ってから、2人の関係はきまずくなったまま。最後にエリナーに言われた言葉が今更ながらに胸に刺さる、貴方は何も判っていない。

コナーの私生活は他でも空回りだ。
小さなダイナーを経営しているが、ここ数年巧くいかず、客の質が悪くなった事に対して、シェフのスチュアート(ビル・ヘイダー)にも八つ当たりしてしまう。
レストラン業界の大物である父スペンサー(キーラン・ハインズ)に、歯向かう形で自分の店を持ったが、それも限界に来ていた。スペンサーはそんなコナーを心配し、そろそろレストランのマネージャー職を継いでくれないかと打診してくるが、意地っ張りのコナーは跳ね返してしまう。

そんな時、コナーはエリナーが病院にいるという事を聞く。
彼女はマンハッタンの橋の上から身を投げ、腕を骨折したのだった。そこまで追いつめていた事に気づかなかったコナー。

『君と話すチャンスがほしい』『さよならコナー』
エリナーは、まさに彼のもとを去ろうとしていた。
そんな彼女との日々を取り返すかのように、コナーは、街の中でエリナーの姿を追いかけていく…。

ラブストーリーズ コナーの涙 評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2013年
  • 上映時間:95分
  • ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ
  • 監督:ネッド・ベンソン
  • キャスト:ジェームズ・マカヴォイ、ジェシカ・チャステイン、キアラン・ハインズ、ビル・ヘイダー etc

ラブストーリーズ コナーの涙 ネタバレ批評

映画『ラブストーリーズ コナーの涙』について、感想批評です。※ネタバレあり

過去にこだわるコナーと、未来に向かうエリナー

コナーは、何が不満でエリナーは自分の元を去ったのか気になり、エリナーを追っていく。エリナーが既に新しい人生を歩み始めようとしているにも関わらず。
彼女が大学の聴講生として参加する大学に顔を出したり、彼女の実家にわざわざ、何故エリナーが出て行ったのか聞きに行ったり。
エリナーからしてみれば、人生をリセットしたいのにコナーが行く先々に顔を出すのは迷惑な話なのだ。

そんなコナーの行いに対し父スペンサーは『現実を直視しろ』と戒め、エリナーの母メアリー(イザベル・ユペール)は、『貴方は過去を取り戻したいだろうけど、エリナーは違うのよ』とはねつける。

2人の接点は案外少ない

コナーは、現実を受け止めダイナーを閉め父のレストランのマネージャー職を継ぐ事にする。その最終日にエリナーは偶然にもやってくる。
そしてアパートを引き払おうとするその日も2人は鉢合わせる。皮肉なめぐり合わせだが、運命を清算しようとする、その日だけ2人の運命はすれ違うことなく、かみ合う。

この映画は同じストーリーでも、男性の目線からみた本作『コナーの涙』と、女性の目線からみた『エリナーの愛情』でなりたっている。
同じ事柄でも男性と女性、視点が違うだけで、スタート地点は全く違う。
コナーは、2人の楽しい過去の思い出から始まり現実問題にぶち当たるのにたいし、エリナーはマンハッタンの橋から飛び降りる悲劇から始まり、過去の楽しい思い出に遡る。

だからこそ2人の接点は見つけがたい。それでも出会ってしまった理由はなんだろうか。

映画のラストが意味する所

2人は、ラストに紆余曲折を得て、また元の鞘に戻るかの様なエンディングになっている。今度は背中を向けているコナーをエリナーが追いかける構図になっているのが興味深い。

夫婦だったのに、何事においても別々にやって考えてきたという事実に気がつき、それに耐えられなくなり、一度が別れを選んだ2人が、いかにして再生するか、という物語という事ともいえる。
それは恋人同士ではなく、本当の意味で愛し合うために受け入れなくてはいけない試練とも言えよう。

ラブストーリーズ コナーの涙 感想まとめ

この映画は、1つの出来事に対して2人の親しい人物が、どれだけ違った感情を抱くか、そしてどれだけ主観的に考えているのかという点を描き出した作品である。
だからこそ、夫サイドから書いた『コナーの涙』妻側から書いた『エリナーの愛情』が、全然違う内容に見える人もいるのだろうと思う。

自分の中に、主観、客観が確立していて洞察力が出来ていれば、この映画は、単なるラブストーリー以上のものになる。

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