映画『ルシアンの青春』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「ルシアンの青春」のネタバレあらすじ結末

ルシアンの青春の概要:ナチスドイツの統治下にあったフランス。愛人と暮らす母から逃げるため、レジスタンスとして活動する父を追うルシアンだが、成り行きからドイツ警察の一員になってしまう。ドイツ人の権力を自分の力と勘違いするようになったルシアンは少しずつ道を踏み外していく。

ルシアンの青春の作品概要

ルシアンの青春

公開日:1973年
上映時間:140分
ジャンル:ヒューマンドラマ、戦争
監督:ルイ・マル
キャスト:ピエール・ブレーズ、オーロール・クレマン、オルガ・ローウェンアドラー、テレーゼ・ギーゼ etc

ルシアンの青春の登場人物(キャスト)

ルシアン(ピエール・ブレーズ)
フランス人の青年。愛人との仲を気にする母に家を追われ、レジスタンスへの参加を決意するが、そこにも居場所がなかった。成り行きで、ドイツ警察として生きることに。

ルシアンの青春のネタバレあらすじ

映画『ルシアンの青春』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

ルシアンの青春のあらすじ【起】

一九九四年の六月、フランス南西部のこと。入院患者のベッドが並ぶ病棟で、国営放送が流された。掃除をしていたルシアンは暇潰しのために他の看護婦の目を盗んで、外で鳴いていた小鳥をパチンコで撃ち落とした。

ルシアンが家に帰ると、見知らぬ親子がいた。自分の食器を勝手に使って食事をしていた親子に苛立つ。戸棚に隠していた父親の銃を運び出すと、ルシアンは母とその愛人を問い詰めた。母の愛人は家の一部を生活のために売り渡したのだと言う。

ルシアンは友人と草原へでかけ、父の猟銃で沢山のウサギを狩った。そして、それを土産に学校へ向かった。ルシアンは教師にレジスタンスに加わりたいと申し出た。しかし、教師はまだルシアンが若いからと言って、参加を断った。

家の鶏の羽毟りを任されたルシアンは、レジスタンスに参加できなかった不甲斐無さを鶏にぶつける。彼の隣で羽を毟っていた母は、病院勤めに戻るようルシアンに言う。愛人の手前、彼を家から追い出したかったのだ。

ルシアンの青春のあらすじ【承】

ルシアンが病院に戻るため町にやって来ると、突然町人に手を引かれた。町人と共に建物の影から道を見るとドイツ軍がいた。町人はぼうっとしているなと彼を叱った。

自転車がパンクしたせいで夜の町を歩いていたルシアンは、ドイツ人たちが騒いでいるホテルを見つけた。その華やかさに見入っていると、後ろからドイツ人に声をかけられた。スパイ容疑をかけられたルシアンはホテルの中に連れ込まれる。怯えたルシアンだが、ドイツ人は優しく、彼に酒を与えもてなした。酔ったルシアンはドイツ人の言葉に合わせて自分の村の話をする。そして、教師がレジスタンスを率いていることまで教えてしまった。

ルシアンが目を覚ますと、ドイツ人の警察の事務所にいた。朝食を振る舞われたルシアンはそれを口にした。そこに、村から連れてこられた教師が顔を見せた。手錠をかけられた教師の姿にルシアンは驚く。教師はルシアンを卑怯者と罵った。レジスタンスの幹部の逮捕に貢献したルシアンは署長に気に入られた。ルシアンは署長から仕事と服を与えられた。

ルシアンの青春のあらすじ【転】

ルシアンは署長と同行するようになって、ドイツ人の暮らしを知った。華やかな日常の裏で行われるユダヤ人への迫害とレジスタンスへの拷問。ルシアンは暗い部分から眼を背けた。

レジスタンス参加者を装ってレジスタンスの拠点に潜入する署長を手伝うルシアン。拠点となっている屋敷の住人を銃で脅し、部屋を物色した。ルシアンは屋敷の息子が作っていた船の模型を作った本人の前で壊し、息子の反応を楽しんだ。その日を境に、ルシアンはドイツ人のように振る舞うようになった。

仕立屋に服を取りに行ったルシアンはそこで仕立屋の娘と知り合う。配給の列に並ぶ娘を見つけたルシアンは、自分が手にした権力を使って彼女を優先しようとする。しかし、娘は彼の好意を拒んで列から離れなかった。

ルシアンは仕立屋の娘に恋をした。再び仕立屋の家を訪ねたルシアンは、娘にシャンパンの箱を贈った。瓶を開け、仕立屋の家族のグラスに中身を注いだ。ルシアンが仕立屋の家族と食事をしていると、大家が現れて家賃の値上げを迫ってきた。ルシアンは権力を使って大家を追い払うが、仕立屋はドイツ人の仲間だと誤解され、大家から恨まれてしまった。

ルシアンの青春のあらすじ【結】

ルシアンはレジスタンスの襲撃に参加した。そしてその足で仕立屋の下に向い、戦利品を贈った。しかし、仕立屋はそれを受け取らずルシアンに突き返した。それからもルシアンは仕立屋に好意的に振る舞おうとするが、どれも拒まれてしまう。

ある日、村から母が訪ねてきた。母親は自分の下に届けられた黒い小さな棺を見せた。そこには鉤十字とルシアンの名前が彫られていた。このままでは殺されてしまうと忠告して、母は村に戻っていった。

警察署にレジスタンスの襲撃があった。応戦する警察だったが、ルシアンを残して皆殺しにされてしまった。反乱分子を鎮圧するため、ドイツ兵が町に送り込まれた。町の人たちは退去を命じられ、ユダヤ人だった仕立屋の一家はドイツ兵によって連行されようとしていた。ルシアンはドイツ兵を撃ち殺すと一家を車に乗せて町から逃げ出した。

それからルシアンは、戦争が終わり、レジスタンスによる軍事裁判で死刑を宣告されるまでの短い間を、仕立屋の家族と共に暮らした。

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