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映画『魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語』の概要:人気アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の劇場版。魔法少女としてナイトメアと戦う5人の中学生たち。その中の1人の少女が、今いる世界が現実ではないと気付き、導き出した答えに驚かされる物語。

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映画『魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語』の作品情報

魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語

製作年:2013年
上映時間:116分
ジャンル:SF、アクション、ファンタジー、アニメ
監督:宮本幸裕
キャスト:悠木碧、斎藤千和、水橋かおり、喜多村英梨 etc

映画『魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語』の登場人物(キャスト)

鹿目まどか(悠木碧)
中学2年生の少女。魔法少女として、自分の住んでいる街を守る。とても優しく友達思いで、魔法少女達のなかでも中心的な存在。
暁美ほむら(斎藤千和)
まどかと同じ中学に通い、共に街を守る魔法少女。時間を戻す魔法が使える。まどかへの愛情が強く、まどかのためなら自己犠牲を厭わない。
美樹さやか(喜多村英梨)
まどか達と同じ中学に通い、共に街を守る魔法少女。明るくムードを盛り上げる性格だが、冷静に周囲をよく見ている一面もある。

映画『魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語』のあらすじ【起】

インキュベーター(通称、キュゥべえ)という猫の形をした不思議な存在に願いを叶えてもらうと、対価として魔法少女になり、ナイトメアを倒す役割を担う。ナイトメアはこの世の呪いから生まれ人々の命を奪っていく。鹿目まどか・暁美ほむら・美樹さやか・巴マミ・佐倉杏子は見滝原市でナイトメアを倒す5人の魔法少女だ。マミの相棒としてベベというぬいぐるみの様な存在も戦いを手助けしている。5人は毎夜のように協力しあい、この世に生まれたナイトメアを倒していた。

ある日、いつもの様にナイトメアをあっさりと倒し、マミの家で仲良くお茶をしていた5人だが、ほむらがある疑問を抱く。自分達の戦いはこんなに簡単なものだっただろうか、と。疑問が一度湧いてしまうと、様々なことが気になり出してきた。自分の記憶と現状を比べて、食い違う点が多々あるのだ。

ほむらは杏子を呼び出し相談してみた。5人は同じ中学校に通っているが、杏子はいつからこの中学校に転校してきたのか。杏子は隣の風見野市で魔法少女をやっていたはずではないか。その様に問いかけると、杏子ははっきりと憶えていないが、風見野市が平和になり、マミ達に頼まれて見滝原市で魔法少女をやることになったのだと説明した。疑問を解決させたいほむらは、杏子と共に風見野市に行ってみることにした。

風見野市行きのバスに乗る二人だが、ある角で曲がるはずのバスが曲がらない。そして、見滝原市のバス停に戻ってきてしまった。もう一度バスに乗ってみたが同じ結果だった。何かがおかしいと気付いたほむらと杏子だが、他のメンバーには何も伝えず様子を見ることにして別れた。

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映画『魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語』のあらすじ【承】

ほむらは周囲の様子を見ている中で記憶が次々と蘇り、現状のおかしな点に気付いていく。そして、マミの家を訪れ魔法で時間を止め、ベベを誘拐し詰問した。ほむらの記憶の中ではベベは魔女という存在であり敵であったはずなのだ。

魔女とは、魔法少女自身が呪いを生み始め、自身の魂の入れ物であるソウルジェムが濁りきった時に変身するもの。そして、魔女となったものは人々に呪いを振りまき命を奪っていき、なにも知らない魔法少女がそれを倒していた。しかし、そんな魔法少女達の運命を悲しく思ったまどかが、魔法少女になる時にキュゥべえに願ったのは”過去・現在・未来の魔女すべてをこの世から消し去りたい”というものだった。

時間を戻す力を持っているほむらは、かつて何度も時間の行き来を繰り返しまどかの命を救おうとした。その因果のせいでまどかに強い魔力が生まれ、まどかは宇宙の概念を書き換えるほどの潜在能力をもったのだ。まどかの願いをキュゥべえが叶えた時、まどかという存在はこの世から元々いなかったことになり、魔法少女が魔女になる前に消滅させる存在、つまり現象そのものになって消えたはずだった。その後の宇宙では、この世から呪いが消えるわけもなく魔獣という存在が現れ、魔法少女は魔獣と戦い続ける。しかし、魔法少女はソウルジェムが濁りきった後は消滅するという概念が生まれ、それが当たり前になっていた。そして、概念が書き換えられる前の出来事やまどかの存在を覚えているのは、この世でほむらだけとなった。

しかし、現状では魔女のベベとマミが相棒の様に暮らし、ナイトメアという存在と戦っている。ベベが黒幕で何かを企み、この世界を変えていると考え、ベベの首を絞め追及していたが、そこにマミが現れた。ほむらはマミに、ベベは魔女なのだと話したが、魔女という存在は知らないし自分達が戦っている相手は魔獣だと話す。魔獣という言葉を思い出し、ではナイトメアとは何なのかと疑問に思ったマミだが、ベベを守るためにほむらと戦いを始めてしまった。ほむらとマミが殺し合いをしている中、突然さやかが現れ、ほむらを連れさっていく。残されたマミに、少女の姿に変身したベベが何かを説明したいと話しかけてきた。

映画『魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語』のあらすじ【転】

ほむらを連れ去ったさやかは、ほむらに問いかける。今いる世界はそんなに悪いものなのか。相手が魔女かもしれないからというだけで命を奪うのか、と。ほむらの記憶の中では、さやかは魔女になり死んでいたはずだった。さやか自身もその記憶があり、魔女になってしまう者を同情していると言った。ほむらは、まどかが犠牲になって作った世界を愚弄しているのが許せないと考えていた。

それまでの周囲とのやり取りを思い出し、ほむらの中で結論が出た。魔女になり世界を変えた者がいるとして、まどかという存在を知り復元できるのは自分だけだった。つまり、魔女になったのは自分自身だったのだ。

それに気付いて悲しみにくれ、今いる世界を滅ぼそうとした時、キュゥべえが現れた。キュゥべえは以前、ほむらから魔女やまどかという存在の話を聞いて非常に興味を持っていた。そのため、ソウルジェムが濁りきる直前に外部からの干渉を遮断した状態にして、魔女がどう生まれるのかを観察した。その場合、まどかという存在が現れ、ほむらを救おうとするなら観察し、いつかそれをコントロールしたいと考えていたのだそうだ。そして今、ほむらは実験されており、ほむらが魔女として作った新しい世界は、外部干渉を受けない状態にされているソウルジェムの中にあった。他の魔法少女達はほむらの魔女の力で、現実世界からソウルジェムの世界に引き込まれていたのだ。

映画『魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語』の結末・ラスト(ネタバレ)

実験され、更にまどかをコントロールされそうになったほむらは怒り、自ら魔女になり滅ぶことを選ぶ。しかし、一緒にソウルジェムの世界に入っていた魔女達がこれを阻止しようとする。

実は既に死んでいたはずのベベとさやかは、まどかを助ける存在として宇宙に存在していた。そして、ほむらを救うためにソウルジェムの世界にやってきていたのだ。当のまどかはソウルジェムの世界に入った途端、自分の役割を忘れ日常生活を送っており、ベベとさやかがまどかの記憶を預かり返すつもりでいた。事情を聞かされたマミ・杏子も協力し、キュゥべえが設置していた外部干渉を遮断するフィールドを破壊し、ソウルジェムの外の世界、つまり現実の世界に戻った。

現実世界では、ほむらが濁りきったソウルジェムを抱え寝ている。そして、記憶を取り戻したまどかが神としてほむらを迎えに来た。しかし、迎えにきたまどかの手をほむらが掴み、まどかから何かをもぎ取った。すると宇宙の概念がまた書き換えられていった。書き換えられていく過程で、ほむらはキュゥべえに言った。自分はもう魔法少女でも魔女でもなく、悪魔なのだと。それは愛の力で生まれたのだという。感情を持つことの出来ないキュゥべえは、人間という存在はコントロールするには複雑すぎて理解できないと言って逃げていった。

ほむらが悪魔になり書き換わった世界では、まどかはまた存在し学校に通い始めた。魔法少女が魔女にならず消滅する概念は残ったが、まどかという存在の記録だけをもぎ取っていたのだ。まどかがいない世界は耐え難く自ら悪魔になってしまったほむらは、秩序を乱す存在として、これから魔法少女達の敵となることを覚悟していた。

映画『魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語』の感想・評価・レビュー

TVシリーズ以後の完全新作ということで、いやがおうでも期待値は上がっていた。しかし、十分に期待に応えてくれる映画だと思う。

前作で丸く収まった話をどのように展開するのかと思ったが、物語冒頭から違和感を覚えさせる演出が見事にはまり、不安を抱きつつ見守っていると、「そんなことが」という驚きに落とされる。物語の終盤にほむらが本性を現した時には鳥肌がたった。「そんな仕掛けをまだ用意しているなんて」と感心。個人的に非常に満足度が高い作品だった。(男性 30代)

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前作 魔法少女まどか☆マギカ 後編 永遠の物語

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