映画『マジック・イン・ムーンライト』あらすじ・ネタバレ結末と感想

マジック・イン・ムーンライトの概要:『マジック・イン・ムーンライト』は、非科学的なことを信じない頑固なイギリス人マジシャンと、アメリカ人の占い師のラブストーリー。監督・脚本はウディ・アレンで、主演はコリン・ファースとエマ・ストーン。

マジック・イン・ムーンライト あらすじ

マジック・イン・ムーンライト
映画『マジック・イン・ムーンライト』のあらすじを紹介します。

1920年代。
イギリス人マジシャンのスタンリーは、ベルリンにある舞台の上で中国人に扮し、マジックを成功させて観客を沸かせた。

そこに訪ねてきた古くからの友人ハワード。
ある大富豪の跡取り息子ブライスが、アメリカの若い占い師に入れあげて困っているという相談を持ち掛ける。その占い師はまるで魔法の様な能力を持っており、是非有名マジシャンであるスタンリーにそのペテン師の仕掛けを暴いてほしいというのだ。
スタンリーは婚約者と旅行に行くつもりだったが、その頼みを引き受け、南仏へ向かった。

占い師ソフィと会い、何度かその能力を目の当たりにしても、スタンリーは信じようとしなかった。霊の存在を信じないし、神すらも信じていないのだから。
しかし、ソフィはスタンリーの事を次々と言い当てた。スタンリーはソフィの能力を本物と信じた。ソフィとの出会いで今までの人生は一変した。また、二人で過ごすうちにお互いに惹かれ始めていた。

スタンリーは大々的にソフィの能力を発表したが、その日おばが事故に遭う。病院にかけつけたスタンリーは神にひたすら祈るが、冷静になるとやはり祈るなどばかばかしいことだと気づき、ソフィもペテン師だと気づく。

マジック・イン・ムーンライト ネタバレ結末・ラスト

ソフィは、ハワードと結託してスタンリーを騙していたのだった。
ハワードは同じマジシャンとして大成功したスタンリーを妬み、いつか鼻を明かしたいと考えていた。
ソフィは以前から嘘の占いで人を騙していたが、ハワードに見破られたために協力していたのだ。

謝るソフィをすぐには許せなかったスタンリーだったが、やはりソフィを愛していると気づく。婚約者に別れを告げると、ソフィの元へ向かった。

ソフィの方も、既にブライスと婚約していた。
だが、大富豪との優雅な暮らしを蹴ってスタンリーの求婚を受け入れるのだった。

マジック・イン・ムーンライト 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2014年
  • 上映時間:98分
  • ジャンル:コメディ、ラブストーリー
  • 監督:ウディ・アレン
  • キャスト:アイリーン・アトキンス、コリン・ファース、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ハミッシュ・リンクレイター etc

マジック・イン・ムーンライト 批評・レビュー

映画『マジック・イン・ムーンライト』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

マジックと霊能力

マジシャンのスタンリーと、霊能力を持つ占い師のソフィ。
マジックは種も仕掛けもあり、まさに科学的でスタンリーらしい職業だ。反対に占いや霊感などはオカルト的でまゆつばものである。この映画はこの相反するマジックと占いの対立からなる。
また、偏屈で堅物なスタンリーはいかにもイギリス人らしいし、アメリカの名前もよくわからない片田舎生まれのソフィを少し馬鹿にしている感じすらある。
ソフィはそんなスタンリーに噛みつくでもなく、受け流し、占い師らしくどこかふわふわした印象だ。

スタンリーは頑なに霊能力を否定して対立するのだが、そういう人ほど一度信じると今までの反応と180度変わるのがちょっと面白い。

マジックが大人気だった時代

この映画は1920年代を舞台にしている。
主人公スタンリーにはどうやらモデルとなった実在のマジシャンがいるらしい。そして、その人物とは違うが、スタンリーのマジシャンとしての姿「チャン・リン・スー」という中国風の人物は実在した。
実在のチャン・リン・スーも中国人ではなく、アメリカ人が変装していただけのようだ。そしてこのマジシャンは映画『プレステージ』にも登場している。そこでも瞬間移動を売りにしたマジシャンであった。
『プレステージ』の内容でもわかるように、この時代はマジックが大流行していて、マジシャン同士も仲間というより競い合う関係だった。
こういった背景を知ると、ハワードのスタンリーに対する妬みもよくわかる。

マジック・イン・ムーンライト 感想まとめ

頑固で偏屈で皮肉ばかりのスタンリーのキャラクターを演じたコリン・ファースが良かった。序盤から周りに毒を吐き、他人を見下し、偉人の名言を言ってみたりと、嫌な人間オーラを振りまいているのだが、ソフィの能力を本物と信じるやいなや一変して笑顔で喜ぶのが可愛らしくほほえましい。
ソフィを演じたエマ・ストーンは『アメイジング・スパイダーマン』で有名だが、本当に可愛い。
これならペテン師でなくとも大富豪の息子はイチコロだなあと思った。スタンリーも一目ぼれしたくせに、「光の加減では美人に見える」とかなんとか言うのがまた面白い。

ウディ・アレンらしいロマンティック・コメディ作品である。特別感動したとか面白かったとかいうわけではないが、起承転結はっきりしたハッピー・エンドを観ると恋って幸せだなあと思える作品ではある。

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