映画『マーズ・アタック!』あらすじネタバレ結末と感想

マーズ・アタック!の概要:1996年に製作された、カルト的人気を誇るティム・バートン監督のB級SFコメディ映画。ジャック・ニコルソンや、本人役で登場するトム・ジョーンズなどの、豪華すぎる出演者も目を引く。

マーズ・アタック! あらすじネタバレ

マーズ・アタック!
映画『マーズ・アタック!』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

マーズ・アタック! あらすじ【起・承】

ワシントンD.Cにあるホワイトハウスでは、専門家ケスラー教授の高度な文明を持つから友好的だという根拠の元、火星人がやってくると大騒ぎ。
火星語の翻訳機まで作り、大々的なニュースとして報道した。
NYのテレビ局のキャスター、ナタリーがケスラー教授にインタビューをしていると、電波ジャックが起こって火星人が姿を見せる。
脳が丸見えの容姿に驚愕する人もいれば、崇める人もいた。
カンザスの田舎町に住む冴えない青年リッチーの兄ビリーは、火星対策部隊に意気込んで志願していった。

やがて、ラスベガスの砂漠に火星人が地球に降り立ち、集まった報道陣や人々、ケイシー将軍は衝撃を受けるが、突然火星人たちは攻撃を始める。
攻撃によってビリーは命を落とし、ナタリーと愛犬ポピーは誘拐されてしまった。
ホワイトハウスでは攻撃を望む声もあったが、ハトが悪いという結論に至った。

そしてお互いに謝罪する事が決まり、ホワイトハウスに火星人を招待するが、再び火星人は攻撃を開始。
そしてケスラー教授は誘拐され首だけの状態にされると、ポピーと体と頭を付け替えられたナタリーと再会する。

ホワイトハウスの報道担当ジェリーは、不思議な女性と出会ってホワイトハウスに招き入れるが、それは変装した火星人だった。

マーズ・アタック! あらすじ【転・結】

大統領暗殺に失敗した火星人は、本格的に攻撃を仕掛けてくる。
他の国へも、同様の手段で攻撃をしていると気が付く大統領だったが、手遅れだった。
どんな攻撃も火星人相手では通用せず、地球は滅亡の危機に陥っていた。

ラスベガスのカジノで働く元ボクサーのバイロンは、ワシントンに住む元妻ルイーズと子供たちを心配して、ワシントンへ向かおうとする。
カジノオーナーの妻バーバラが、自家用ジェットでタホに逃げると知り、飛行機の免許を持つ歌手のトム・ジョーンズたちとベガスからの脱出を試みる。
集まってきた火星人から仲間を逃がすため、囮になったバイロン。

カンザスでは、ボケが始まっている祖母を助けに、老人ホームへと急ぐリッチーがいた。
ヘッドフォンで音楽を聴いていたリッチーの祖母は、火星人の襲撃に気付かずにいたが、偶然ヘッドフォンが外れて古いウェスタンソング「インディアン・ラブ・コール」が流れ出すと火星人の脳が爆発。
それが火星人の弱点だとわかり、ラジオ局や拡声器で音楽を流し続けるリッチーと祖母。
広まっていった「インディアン・ラブ・コール」によって火星人は全滅した。

やがてリッチーと祖母は、世界を救ったと大統領の娘タフィーから勲章を授与された。
ルイーズと2人の息子の元には、素手で火星人に勝利したバイロンが姿をみせた。

マーズ・アタック! 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★☆☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1996年
  • 上映時間:105分
  • ジャンル:SF、コメディ
  • 監督:ティム・バートン
  • キャスト:ジャック・ニコルソン、グレン・クローズ、アネット・ベニング、ピアース・ブロスナン etc

マーズ・アタック! 批評・レビュー

映画『マーズ・アタック!』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

娯楽映画としては楽しい作品

無駄に豪華なキャスティング、B級感しかない合成技術やあからさまで取って付けたような空飛ぶ円盤、ブラックユーモアや社会風刺だらけのストーリーが賛否両論を生む本作。
しかし、ただの娯楽映画として見ると、くだらないが妙に笑える作品に仕上がっていることがわかる。

火星人を“高度な知能を持っていれば暴力的ではない”と、どこからきたのかわからないような理屈で解釈し、すんなり納得する大統領と側近。
火星人が攻撃したのは、とりあえずハトが悪かった事にする暢気な大統領たち。
明らかに人間ではないような女性に鼻の下を伸ばす大統領の部下や、宇宙船の中でセクシーな女性の写真を眺める火星人など、コメディとして十分笑える。

一方で、おばあちゃん思いのリッチーが生き残って表彰され、大統領の娘タフィーといいムードになるなど、善人だけが生き残ってハッピーエンドというご都合主義のエンディング。

火星人の弱点が、周波数が合わずに脳が破裂してしまう歌というのは、カルト的人気のおバカ映画「アタック・オブ・ザ・キラー・トマト」のオマージュのようで笑いを誘う。

こだわりのある火星人たち

緑色のむき出しの脳と、ギョロっとした目の火星人は、強烈なインパクトを残している。
「インディアン・ラブ・コール」を聞いた火星人の脳が次々と破裂していくシーンなどは、未だに衝撃的な映像のひとつ。
UFOが低予算で作られたハリボテのような印象なのと相反して、驚くくらい精巧に作られている。

また、よく見るとリーダーのようなマントを付けた火星人、マッチョな火星人、科学者のような見た目の火星人というように、個性があるのは面白い。

マーズ・アタック! 感想まとめ

ティム・バートン映画の駄作のひとつに数えられることもあるが、深読みせずに単なるB級SFコメディ映画として見れば、十分に面白い作品。
しかし、地球人にはただの歌でも火星人にとっては命を奪う歌があったり、大統領たちのやりとりにブラックユーモアが散りばめられているので、深読みしてしまう場合は楽しめないであろうストーリーになっている。

ワシントンの大統領役と、ラスベガスのホテルオーナーで詐欺師役の2役を演じたジャック・ニコルソン、本作が遺作となってしまった、リッチーのおばあちゃん役を演じたシルヴィア・シドニーなど、めったに揃うことのない豪華キャストは必見。

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