映画『祭りの準備』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

映画『祭りの準備』のネタバレあらすじ結末

祭りの準備の概要:脚本家になることを夢見る男が、土佐の地に渦巻く狂った人間関係の中を生き抜き辿り着いた決心とは。黒木和雄監督が描いた、自由に生きる村人達の群青劇。

祭りの準備の作品概要

祭りの準備

公開日:1975年
上映時間:117分
ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ
監督:黒木和雄
キャスト:江藤潤、馬渕晴子、ハナ肇、浜村純 etc

祭りの準備の登場人物(キャスト)

沖盾男(江頭潤)
映画の脚本家になることを夢見ている青年。母に溺愛されている。涼子に恋心を抱くが、常に片思いである。この村の閉塞感から解放されたいと、東京への憧れを抱いている。
沖清馬(ハナ肇)
盾男の父。女にだらしなく、愛人の家に寝泊まりしている。盾男とは、たまに会ってご飯を食べるなど良い関係。愛人の死をきっかけに家に戻ってくるが、妻に追い返される。
上岡涼子(竹下景子)
政治運動に熱心な女。盾男に好意を抱くも、政治運動のリーダーに惹かれ、政治に興味の無い盾男との距離が広がっていく。
中島利広(原田芳雄)
盾男の家の隣に住む中島家の息子。やんちゃな性格。兄の貞一と刑務所に交互に入るほどの悪。殺人容疑で警察に追われる。

祭りの準備のネタバレあらすじ

映画『祭りの準備』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

祭りの準備のあらすじ【起】

信用金庫で働く楯男。外回りをしていると、地元の住民から父の清馬の話を色々と尋ねられる。清馬は女癖が悪く、しばらく家に帰っていないのだった。

楯男の会社に涼子から電話がかかってくる。楯男は涼子のことが好きなのだ。涼子が楯男を合唱の練習に誘うも、楯男は歌が下手だと言ってそれに参加出来ないでいる。今度は楯男が涼子を映画に誘う。楯男は脚本家を目指しているため、映画が好きだったのだ。

楯男は涼子に自分の脚本のアイディアを語る。それは男が女遊びに興じるような話ばかりで、涼子は楯男にもっと身近な素材を選ぶべきだと言う。それが身近なことだと主張する楯男に、もっと政治的なものを書くべきだと答える涼子。楯男は涼子に抱きつこうとして、逃げられてしまう。

楯男が風呂に入っているところへ、近所のおばさんが現れる。家に来いとうおばさんについていくと、清馬の荷物を投げつけられ、持って行けと言われる。楯男はその荷物を別の若い女のもとへと運ぶ。楯男はそこでご飯を食べるのだった。

祭りの準備のあらすじ【承】

遅くに帰ってきた楯男を心配する母のときよ。ときよは楯男を溺愛しているのだ。

楯男の隣に住んでいた中島家の娘であるタマミが大阪から帰ってきた。ずっと狂った様子のタマミ。キャバレーで働いていたタマミはヤクザと関係してしまい、ヒロポン中毒になっていたのだった。

中島家の利広が帰ってくると、利広は家族が送ってきた男を帰してしまったことに怒り出すのだった。

タマミは町中の男達から性の対象として見られてしまう。毎晩シナリオを書いている楯男は、ついついタマミとのセックスシーンを想像してしまう。

政治活動に情熱を傾ける涼子。一方の楯男は一切政治に興味がない。楯男は涼子がどんどん離れていってしまったように感じていた。そして、そんなモヤモヤした気持ちからタマミのもとを訪れてセックスをしてしまうのだった。しかし、そこに楯男の祖父である茂義が現れると、楯男を押しのけてタマミとセックスを始める。驚いた楯男は思わずその場を逃げ出してしまうのだった。

祭りの準備のあらすじ【転】

数ヶ月後、タマミが妊娠をする。すると、茂義が子供の父親になるのだった。

ある日、楯男は東京に行きたいとときよに言う。楯男を溺愛するときよは、楯男に行かれてしまったら生きる意味がなくなるとそれに反対する。それでも楯男はこの土地を離れたいのだと訴える。

道端で利広に会った楯男。利広の家でお酒を酌み交わすことに。利広に、タマミと寝たのか聞かれた楯男は何も答えられない。しかしそれを察した利広は、これで親戚同士だと言って夜通し飲み明かすのだった。

タマミの子供が産まれる。喜ぶ茂義が手を握ると、タマミは軽蔑の目で茂義を見つめる。子供を産んだ瞬間から、タマミの狂気は普通に戻ったのだった。それ以降タマミは茂義のことを気持ち悪いと言って避け続ける。

憔悴しきった茂義が首を吊って自殺してしまう。

ある日、楯男が清馬の仕事現場を訪れる。すると、清馬のもとへ地元の住民が走ってやってきて、清馬の愛人が脳溢血で死んだと知らせるのだった。

祭りの準備のあらすじ【結】

愛人の死後、ときよのもとへ帰ってきた清馬。しかしそれをときよは断り、かつての愛人に清馬を預けるのだった。

ある日、利広を訪ねる楯男。しかし利広は殺人の疑いをかけられていて、どこにもいないのだった。

映画館の前で偶然涼子に出会す楯男。その後、二人はお茶をして涼子の部屋へと向かう。涼子は活動家の人物との恋を悔やみ、楯男に謝る。そして楯男を誘惑する。そしてその日、二人は肉体関係を持つのだった。

楯男の会社の宿直室へと忍び込んだ涼子。再び二人は寝るのだったが、夜中に火事を起こしてしまう。上司に非難されて落ち込む楯男。今後もう二度と涼子には会わないと母に言う。

誰にも何も言わずに東京へ向かう決心をした楯男。駅へと向かうと、待合室には利広の姿があった。お金を貸せと言ってくる利広。幾らかのお金を貸し、危ないからどっかに隠れろと言う楯男。そして、東京に行くのだと利広に伝える。すると利広はお金を楯男に返し、東京行きを応援するのだった。

電車に乗った楯男。利広に万歳で送られながら、電車に揺られるのだった。

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