『メン・イン・ブラック3』あらすじ感想とネタバレ映画批評・評価

メン・イン・ブラック3の概要:「メン・イン・ブラック3」(原題:Men in Black III)は、2012年のアメリカ映画。監督は「アダムス・ファミリー」シリーズや「メン・イン・ブラック」シリーズのバリー・ソネンフェルド。製作総指揮に「E.T.」、「ジュラシック・パーク」などのスティーヴン・スピルバーグ。主演は本シリーズ1、2と同じく、「告発のとき」、「カンパニー・メン」のトミー・リー・ジョーンズと、「アイ・アム・レジェンド」、「ハンコック」のウィル・スミス。若き日の”K”役にジョシュ・ブローリン。共演にはエマ・トンプソン、ジェマイン・クレメント、マイケル・スタールバーグなど。

メン・イン・ブラック3 あらすじ

メン・イン・ブラック3
映画『メン・イン・ブラック3』のあらすじを紹介します。

ある日、月面の銀河系刑務所から、凶悪なボグロダイト星人のボリスが脱獄した。ボリスは地球に向かい、片腕を失い逮捕される原因となったMIBのエージェント”K”を過去に戻って殺害するため、タイムマシンを持つ電気店経営の男の許に向かった。一方、”J”(ウィル・スミス)と”K”(トミー・リー・ジョーンズ)の二人は、ある日、エイリアンが人間の内臓を食っているとの通報を受け、現場の中華料理店に向かう。彼らはエイリアンの経営する店の厨房で、ボリスの好物であった宇宙エビを発見し、ボリスが脱獄したことを知る。その中で二人はエイリアンの襲撃を受け、激しい攻防の中”K”はボリスと再会を果たす。しかしボリスは、”K”にお前は過去で死ぬという言葉を残し姿を消してしまった。”K”の態度が腑に落ちない”J”は、本部に戻り1969年に起こった出来事を調べ、1969年7月16日、フロリダ州ケープ・カナベラルで”K”がボリスを逮捕した情報と、ボグロダイト星人を殲滅する武器を入手した情報を得たが、それ以上は機密扱いだった。そして”K”は跡形もなく行方不明になってしまう。翌日、MIBに出勤した”J”は、”K”のことを誰も覚えていないことに混乱する。他界したエージェント”Z”に代わり着任したエージェント”O”と”J”は、ボリスが歴史を改ざんしたことで、”K”が40年前に死亡したことになっていることに気付く。更に1969年にボグロダイト対策に”K”が備え付けたアークネットも失われ、ボグロダイトは地球侵攻を開始していた。”J”は歴史を修正するため電気店経営の男を訪ね、ボリスと同じ装置で”K”が殺される前日の1969年7月15日にタイムトラベルする。ボリスを探しコニーアイランドを訪れた”J”は、そこで29歳のエージェント”K”に出会う。当初は全く信用されない”J”だったが、やがて”K”からの信頼を得て共に手掛かりを探し始める。ボウリング場やアンディ・ウォーホルのパーティ会場を訪れ、そこでアークネットと予知能力を持つ宇宙人のグリフィンと出会う。グリフィンの母星はボグロダイトに滅ぼされ、地球が同じ運命を辿らないよう警告した。”J”と”K”は野球場でグリフィンからアークネットを手渡され、アポロ11号に取り付けるよう指示を受ける。ロケット発射場に到着した3人は不法侵入で軍隊に拘束されるが、グリフィンの予知能力を見た大佐によって解放される。そして”J”と”K”は発射台で、現在と1969年の二人のボリスと格闘する。”K”は1969年のボリスの片腕を凍らせて叩き割り、アークネットをロケットに取り付けることに成功し、地球は無事にシールドに覆われた。そして現在のボリスはロケットのブースターで焼死。発射台から戻ってきた”K”を大佐が出迎えるが、1969年のボリスが突如現れ大佐を射殺した。”K”は即座に反撃し今度は逮捕せずに撃ち殺した。やがて大佐の息子であるジェームズが父親を探しにやってきた。幼い彼がポケットから取り出した父親の形見の懐中時計を見た”J”は、このジェームスこそが自分だと気付く。ジェームスに父の死を知らせたくない”K”はニューラライザーで彼の記憶を消し、彼の父親は英雄だったと伝え寄り添うように二人は海辺を歩き出した。

メン・イン・ブラック3 評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2012年
  • 上映時間:分
  • ジャンル:SF、サスペンス、コメディ
  • 監督:バリー・ソネンフェルド
  • キャスト:ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ、ジョシュ・ブローリン、エマ・トンプソン etc

メン・イン・ブラック3 批評 ※ネタバレ

映画『メン・イン・ブラック3』について、感想批評です。※ネタバレあり

1と2に比べ、シナリオが良く練られた佳作

1ほどのインパクトはないが、シナリオが充分に考えられたストーリー性の高い作品になった。MIBの敵となる悪者が人間型で、凶悪なキャラクター設定という部分が作品を引き締める効果を高めており、さらに29歳当時の”K”を演ずるジョシュ・ブローリンが渋い役柄を演じて、作品にいいアクセントを付けている。トミー・リー・ジョーンズの出番は必然的に少なくなるのだが、物足りなさは全く感じない。タイムトラベルで過去へ遡り、敵を消すか自分が消されるかという緊迫感が巧みに描かれ、タイムパラドックスの処理も違和感なく表現されており、シークエンスの繋ぎもよくまとめられたテンポのよい展開が、2と比較して格段にアップしている。SFXの表現もクオリティが高く、これぞハリウッド作品というエンターテインメント性が随所で展開され、まとまり方は三作の中で一番だろう。SF映画は不思議と冒頭のシーンで良作か駄作かがよく解るのだが、本作の冒頭シーンは間違いなくハプニングを予見させる場面であり、観る者を引きこむ力が最初から最後まで途切れることなく続いており、クライマックスも派手なアクションで冗長な部分を感じさせないまとめ方は見事である。

若き日の”K”によりスピード感が生まれた

同じ制作スタッフと出演者でありながら、こうも内容が違うのかというほどレベルアップしている。2の事は忘れてくれと言わせたほど前作の評価が悪かったのだろうが、確かに3を観ると力の入れ方が違うのは手に取るように解る。コミカルな部分はさほど強調されてなく、2を観た人はしっかりとしたストーリー展開に正直驚かされるのではないだろうか。あまりにも歳を取ってしまったトミー・リー・ジョーンズには代役を登場させ、アクションもパワーアップしているところも作品のスピード感が増したと感じる要因だろう。この出来映えならソネンフェルド監督も制作総指揮のスピルバーグも、面目躍如と言ったところで旨をなで下ろしたに違いない。

メン・イン・ブラック3 感想まとめ

地球上のエイリアンを監視・管理するという設定で他に類を見ない映画だが、三作が制作されてキャラクターも定着してしまった現在、今後の作品が作られるのかどうかと言うところが注目されるのだが、やっぱりという感じで4が制作されているというのはハリウッドの抜け目無さだろう。ここで止めとけばいいものをというものではなく、3を凌ぐような作品が望まれるところだが、ウィル・スミスはまだまだいけるものの、正直70歳手前のトミー・リー・ジョーンズがどこまでやれるかというところも注目されるところだろう。ハリウッドも日本でもオヤジが主役の映画が近年は多く撮られているが、できるならば彼が現役の間はこのシリーズを撮り続けていただきたいものだ。

Amazon 映画『メン・イン・ブラック3』の商品を見てみる

関連作品