映画『ミケランジェロ・プロジェクト』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「ミケランジェロ・プロジェクト」のネタバレあらすじ結末

ミケランジェロ・プロジェクトの概要:第二次世界大戦末期、ナチスドイツに略奪された歴史的美術品を取り戻すため、「モニュメンツ・メン」と呼ばれる美術関係者のチームが結成される。芸術を愛する男たちの奮闘を描いた実話に基づく物語。主演のジョージ・クルーニーが、監督・脚本・製作も務めている。

ミケランジェロ・プロジェクトの作品概要

ミケランジェロ・プロジェクト

公開日:2013年
上映時間:118分
ジャンル:ヒューマンドラマ、戦争
監督:ジョージ・クルーニー
キャスト:ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、ビル・マーレイ、ジョン・グッドマン etc

ミケランジェロ・プロジェクトの登場人物(キャスト)

フランク・ストークス(ジョージ・クルーニー)
ハーバード大学の美術館館長。人望のある人物で、チームのリーダーを務める。美術品や文化財を守る大切さを、アメリカ大統領に訴え、チームを発足させる。
ジェームズ・グレンジャー(マット・デイモン)
メトロポリタン美術館の主任学芸員。下手くそだがフランス語ができるため、パリで美術品の行方の情報を収集する。誠実な人柄。
リチャード・キャンベル(ビル・マーレイ)
アメリカ人建築家。少々無神経なところはあるが、大らかで明るい男。度胸も据わっている。サヴィッツと組む。
ウォルター・ガーフィールド(ジョン・グッドマン)
アメリカ人彫刻家。フランス人のジャン=クロードとコンビを組み、アーヘンで美術品の捜索に当たる。
ドナルド・ジェフリーズ(ヒュー・ボネヴィル)
イギリス人。美術に詳しい歴史家だが、酒で失敗して落ちぶれていた。ストークスが声をかけてくれたことに感謝しており、命がけでブルージュの聖母子像を守ろうとする。
ブレストン・サヴィッツ(ボブ・バラバン)
舞台演出家であり有能な美術鑑定家でもある。キャンベルとベルギーへ向かう。キャンベルとは、コミカルな名コンビ。
ジャン=クロード・クレルモン(ジャン・デュジャルダン)
シャレー美術学校デザイン科の元主任。フランス人の美術商。任務の途中で命を落とす。
サム・エプスタイン(ディミトリー・レオニダス)
アメリカ人兵士。祖父はドイツ系ユダヤ人。ドイツ語が堪能なので、急遽チームの運転手兼通訳を担当することになる。
クレール・シモーヌ(ケイト・ブランシェット)
パリのジュ・ド・ポーム美術館の学芸員だったが、不本意ながらナチス軍の仕事を手伝っていた。美術品の行方を知る人物として、グレンジャーが彼女を訪ねる。

ミケランジェロ・プロジェクトのネタバレあらすじ

映画『ミケランジェロ・プロジェクト』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

ミケランジェロ・プロジェクトのあらすじ【起】

第二次世界大戦中のベルギー、ヘントの教会。ヨーロッパ各地ではナチスが勢力を広げており、貴重な美術品が略奪されていた。教会の神父たちは、大事な祭壇画を車に積み込み、安全な場所へ移動させる。

1943年3月。フランス、パリ。ジュ・ド・ポーム美術館にナチスのゲーリングがやってくる。この美術館で働くクレールは、ナチスのシュタールの秘書も務めていた。彼女は忠実に仕事をこなしていたが、内心はナチスのことを死ぬほど憎んでいる。しかし彼女は無力だった。

ヨーロッパ各地では爆撃が激しくなり、歴史的財産が破壊の危機にさらされていた。さらにヒトラーの指示で美術品の略奪が進み、世界各国の美術関係者は胸を痛めていた。ハーバード大学の美術館館長を務めているフランク・ストークスは、連合軍が欧州の美術品や文化財を守るべきだと、アメリカ大統領に訴える。大統領は彼の熱意に負け、美術品を救出する命令を出してくれる。

ストークスは、信頼できる美術関係者を集め、「モニュメント・メン」という美術品を守るためのチームを結成する。メトロポリタン美術館の主任学芸員をしているジェームズ・グレンジャー、建築家のリチャード・キャンベル、美術鑑定家のプレストン・サヴィッツ、彫刻家のウォルター・ガーフィールド、イギリス人歴史家のドナルド・ジェフリーズ、そしてフランス人美術商のジャン=クロード・クレルモンがメンバーに選ばれる。

6人は新兵訓練を受けたのち、ストークスから詳しい説明を受ける。ヒトラーは、故郷のリンツに世界最大級の美術館を建設予定で、すでにアムステルダム、ワルシャワ、パリから美術品を略奪していた。彼らの任務は、美術品の隠し場所を見つけてそれを取り戻し、各国の美術館や持ち主に返すことだった。ストークスは、くれぐれも無理だけはしないようにと注意して、行動を開始する。グレンジャーはフランスへ飛び、他のメンバーはノルマンディーへ向かう。

ミケランジェロ・プロジェクトのあらすじ【承】

ノルマンディーにある連合軍の基地で、ストークスは将校に協力を求める。しかし、「文化財どころではない!」と怒られてしまう。移動のための車を探していたストークスは、知り合いのサム・エプスタインと偶然会い、運転手兼通訳をお願いする。サムはドイツ系のアメリカ人なので、ドイツ語が話せた。

ちょうど近くでドイツ軍の車列が抑えられ、多くの美術品が押収されていた。車に積まれた木箱の中には、モネやフェルメールなど、数多くの名画が隠されており、ストークスは驚く。サムはドイツ兵の会話から、彼らの目的地がドイツのジーゲンだったことを盗み聞きする。ストークスはそこに、美術品の隠し場所があると考える。

チームは別行動することになり、サヴィッツとキャンベルは祭壇画のあるベルギーのヘントへ、ガーフィールドはジャン=クロードはアーヘンの町へ、ジェフリーズはミケランジェロの聖母子像があるブルージュの教会へ旅立つ。ストークスはサムと行動し、無線機でみんなからの報告を待つ。

フランスへ向かったグレンジャーは、クレールに話を聞きにいく。ドイツ軍は劣勢になっており、ナチスはパリから撤退していた。クレールは、ナチスの協力者として刑務所に入れられており、今度はアメリカが美術品を横取りするのではないかと警戒していた。グレンジャーは時間をかけてクレールを説得し、美術品の行方を聞き出す必要があった。

ヘントの教会の祭壇画を運んでいた一行は、途中でドイツ軍につかまり、祭壇画も奪われていた。カトリック教会の代表的な傑作とされる祭壇画は、何としても取り戻したい美術品だった。サヴィッツとキャンベルは再び移動し、祭壇画の行方を探し始める。

最前線へ向かったガーフィールドとジャン=クロードは、危険な目に遭いながら、美術品の情報を収集していた。

ミケランジェロ・プロジェクトのあらすじ【転】

ブルージュに到着したジェフリーズは、連合軍に教会の護衛を頼む。しかし連合軍は、戦争は終結直前で、ドイツ軍は撤退させるからと、教会に兵士を派遣してくれない。それでもジェフリーズは安心できず、神父たちとバリケードを張り、聖母子像を守ることにする。夜、ジェフリーズが危惧した通り、教会はドイツ軍に襲撃される。ジェフリーズは、聖母子像を守ろうとしてドイツ兵に銃を撃ち、彼らに射殺される。

ジェフリーズは、死を覚悟して父親宛に手紙を残していた。ストークスたちは、ジェフリーズの死を無駄にしないためにも、美術品を奪還しなければと心に誓う。

1944年12月。ストークスとサム、そしてサヴィッツとキャンベルは、バルジの基地にいた。グレンジャーは、なんとかクレールから情報を聞き出そうとしていたが、彼女は警戒を緩めない。その原因として、美術品救助隊と名乗ってドイツ軍から美術品を奪い、自国に持ち帰っているソ連軍の存在があった。ソ連軍のことは、ストークスも警戒していた。

窮地に追い込まれつつあったヒトラーが、「自分が死んだら全て破壊しろ」という司令を出す。ストークスたちの任務は、時間との戦いになる。

サヴィッツとキャンベルは偶然知り合ったドイツ人の甥の家に、数多くの名画が飾られているのを目にする。ナチス親衛隊のドイツ人は、ユダヤ人から略奪した美術品を、いたるところに隠していた。

ジーゲンに向かっていたガーフィールドとジャン=クロードは、茂みに隠れていたドイツ軍に銃撃され、ジャン=クロードが命を落とす。それでも彼らはひるむことなく、美術品を追い続ける。

美術品の隠し場所として名前が出た町には、必ず鉱山があることを突き止めたストークスたちは、ジーゲンの鉱山を捜索する。思った通り、鉱山には1万6000点もの美術品が隠されていた。しかしそこに、聖母子像と祭壇画はなかった。

グレンジャーの誠実さを信用したクレールは、彼を自宅に招き、極秘の台帳を渡す。それは、ジュ・ド・ポーム美術館に集められた全ての美術品の持ち主と略奪場所を記録した貴重な資料だった。クレールはこの台帳をグレンジャーに託し、貴重な美術品がバイエルンのノイシュヴァン・シュタイン城に保管されていると教えてくれる。

ミケランジェロ・プロジェクトのあらすじ【結】

1945年4月。グレンジャーはドイツにいた仲間と合流し、メルカースの鉱山へ向かう。彼らは何としても、ジェフリーズが命がけで守ろうとした聖母子像と、ヘントの祭壇画を発見したかった。しかしその鉱山にあったのは、ドイツ軍が隠した100トン以上の金塊だった。この大発見に連合軍は色めき立つが、美術品には相変わらず無関心だった。

負けを悟ったドイツ軍は、略奪した美術品を燃やし始める。ハイルブロンの岩塩抗に入ったストークスたちは、無残に燃やされた名画の数々を見て愕然とする。グレンジャーはそこで、ドイツ軍が仕掛けた不発地雷に乗ってしまい、身動きが取れなくなる。仲間たちは冷静に対処して、彼のピンチを救う。

クレールの情報通り、ノイシュヴァン・シュタイン城には、数多くの美術品が保管されていた。そこにあった美術品の記録から、ヘントの祭壇画が、アルトアウスゼーの岩塩抗に運ばれたことがわかる。

戦争は終わったが、6人は美術品の捜索を続ける。アルトアウスゼーの岩塩坑は、入口部分が爆破されており、中へ入れなくなっていた。ストークスの説得で、拘束されたドイツ軍の大佐が口を割り、中の美術品は無事だとわかる。しかし、ここはソ連軍の占領下になることが決まっており、司令部から撤収命令が出る。ストークスたちは、時間節約のために入口を爆破し、急いで美術品の捜索を開始する。その爆破音を聞き、近くにいたソ連軍が岩塩抗へ向かう。

苦労の甲斐あって、ついにヘントの祭壇画が発見される。最後まで見つからなかった1枚も、ソヴィットとキャンベルが偶然見つける。ストークスは執念で聖母子像を見つけ出し、ジェフリーズの気持ちに報いる。ソ連軍が迫る中、この岩塩抗からは3000点もの美術品が運び出された。彼らは岩塩坑の入口に星条旗を掲げ、急いで帰路につく。

後日、ストークスたちは取り戻した美術品をそれぞれの場所に返還し、この任務を終える。取り戻した物品の総数は、500万点以上にのぼった。芸術を愛する男たちが、命がけで守った美術品の数々は、人類の宝として、現在も大切に保存されている。そしてこの男たちの物語も、ずっと語り継がれていくのだった。

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