映画『ミニスキュル 森の小さな仲間たち』あらすじネタバレ結末と感想

ミニスキュル 森の小さな仲間たちの概要:実写とCGの混ざったフランスアニメの劇場版。人間の残していった角砂糖の入った箱をめぐり、迷子で箱にまぎれてしまったてんとう虫を絡め、森の黒アリと赤アリの戦いを描いている。

ミニスキュル 森の小さな仲間たち あらすじネタバレ

ミニスキュル 森の小さな仲間たち
映画『ミニスキュル 森の小さな仲間たち』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ミニスキュル 森の小さな仲間たち あらすじ【起・承】

森でピクニックをしていた夫婦は、妻が産気ついたので慌てて荷物も残し帰ってしまう。

森では新しい命が生まれていた。てんとう虫が3匹生まれ、両親は飛ぶ訓練をしながら森の中を進んでいた。しかし1匹のてんとう虫はハエにからかわれて親子からはぐれてしまった上に、岩にぶつかり羽が少しもげ落下してしまった。

羽が足りないせいで飛べなくなってしまったてんとう虫は、歩きながら親を探す。
雷と雨が降り始め、雨宿り出来る場所を探し求める。
見つけた大きな箱の中でくしゃみをしながら雨宿りし、眠ると無事に太陽が出ていた。

しかし箱の周りは人間の置き忘れた食べ物を持ち運ぶのに忙しい虫達で大騒ぎ。
虫達は我先にと争いながら食べ物を持ち運んでいる。
気が付くと理路整然と運ぶ列がある、それは黒アリ達の群れだった。
黒アリは自分達の運ぶ食べ物以外にも何かの匂いを嗅ぎつけ、てんとう虫の元へと向かって来た。慌てて箱の奥に潜むてんとう虫は様子を伺うと、1口齧った黒アリは、角砂糖の存在に気が付き大興奮。仲間達を一気に呼び寄せ缶の箱ごと運び始めた。

箱ごと運ばれていたてんとう虫だが、段差の落下で箱から飛び出て引っ繰り返っているところを黒アリ達に見つかるが、その時にトカゲが現れる。こぼれた角砂糖の陰に隠れながら怯えるアリ達を、てんとう虫はニセの声を出し威嚇してトカゲを追い払った。

その事で信用されたてんとう虫は一緒にアリ達と巣に箱を運ぶ同行をする事に。
崖の上の蟻塚では、角砂糖を運ぶアリ達から知らせを受けたり、山あり谷有りの道を地道に進んでいた。

ミニスキュル 森の小さな仲間たち あらすじ【転・結】

目の前に赤アリ達が通せんぼしていたが、角砂糖を1つ上納し、再び黒アリ達は進んでいく。1個では満足できない赤アリ達は箱ごと奪おうと追いかけて来た。
川を下りながら逃げていると、衝撃で川に落ちてしまい魚に追われるが、黒アリ達の連携により助けられる。

滝から落下した事で箱自体は潰れてしまったが、中身だけ運び出し始める。
森で他のてんとう虫家族を見かけ、また飛んでみようと試みるがやはり片羽では飛べずアリ達の後に着いて行く。
無事蟻塚に着き、女王アリに献上するとやはり好感触。しかし諦めない赤アリは自分の巣に戻り報告すると皆で黒アリの巣を責め始める為に向かい始めた。
夢でまた親子で飛び回るのを見たてんとう虫は、月夜、1匹で飛ぶ練習をする。
少し飛べるようになって来たのを喜び、それを静かに見守っている黒アリがいた。

朝を迎えると、塚は赤アリ達に囲まれており、攻撃が始まった。
巣に穴を開けられ、苦戦する黒アリ達だが、秘密兵器でマッチと花火を渡される。花火で攻撃して行くが、赤アリ達も攻撃を辞めず執拗な破壊は続く。1本しか無かったマッチを使い果たしたアリ達だが、てんとう虫は閃きがあり、紙飛行機で戦場から脱出、そのまま飛び元のピクニックにあったマッチ箱を取りに出た。
既に新しい羽が生えつつあり、飛ぶのが順調になったのを喜びながらクモに持ち運ばれたマッチ箱を追う。

蟻塚では、黒アリ達が追い詰められ、てんとう虫の身を案じていた。
クモを追ったてんとう虫はカエルに襲われ、失神し、クモに手厚く看病されていた。カエルを撃退してくれたお礼で、クモはマッチをてんとう虫に譲る。早急にてんとう虫は蟻塚に戻ろうとするが、道中で、自分の時と同じ様にハエに絡まれているてんとう虫を見かける。
ハエ達を煽り、車にぶつけて相手を倒す。無事ボロボロになりつつあった蟻塚に返り、花火による攻撃が再開。赤アリ達の持っていたスプレー缶にも引火し、辺りは火の海で赤アリ達は皆逃げてしまった。火の中で、皆で固まっていた黒アリ達だが、山火事と思った飛行機によって無事消化。

助けたてんとう虫とは夫婦になり、無事生まれた自分の子供達を引き連れて自然の中を雄大に飛ぶてんとう虫の姿があった。
黒アリ達は巣作りを再開しており、てんとう虫と2匹で夕日を眺めるのだった。

ミニスキュル 森の小さな仲間たち 評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2013年
  • 上映時間:89分
  • ジャンル:アドベンチャー、アニメ
  • 監督:エレーヌ・ジロー、トマス・ザボ

ミニスキュル 森の小さな仲間たち 批評・レビュー

映画『ミニスキュル 森の小さな仲間たち』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

セリフがないのに引き込まれる

実写とCGを組み合わせたアニメーションだが、セリフは一切ない。
時折組み込まれている、雄大な自然の風景は美しく、CGとの組み合わせでも全く違和感がなく観られる。
虫独特の音声は入っているが、セリフがない。
言葉がわからないからこそ、先の展開を見守りたくなり、何となくラストの展開は読めるのだがつい引き込まれてしまう。
また、場面場面で、自然の脅威である、帰るや魚など食物連鎖が襲ってくるので、一息つけずにハラハラしながら見てしまう。
人にとっては手に持てば一瞬で済んでしまう様な事が、虫達の世界では大冒険になる様な大変さが胸にじんと来る。
てんとう虫も黒アリも、お互いを思う優しさと、生きる事に一生懸命なので、観ている側が親の様に見守りたい母性が生まれる映画である。
てんとう虫が親と再開しなかったのは少し気になったのだが、自分の敵であったハエを撃退し、そこで助けたてんとう虫と新しい家族を作っていく様子はてんとう虫の成長ぶりを表していて嬉しくなる。
蟻塚の再建後も、黒アリとの交流が続き、一緒に夕日を見て自然の中で生きていく姿は当たり前なはずなのにすごく美しく感じる。

自然の大切さ

これを観ると、人も自然の一部、虫も自然の一部と言う慈しみの心が生まれるので、もっと自然環境を大事にしようと言う優しい気持ちになれる。
虫達が工夫して、人の捨てた物などの錠剤、スプレー缶、爪楊枝などを使いこなしているのがこの映画のイヤミのない工夫と設定である。
その分、何気なく捨てた物などが原因で、大きく自然が揺らいでしまう危険も感じるので気を付けようと言う気持ちになれる。
見た後、ささやかであっても優しい気持ちになれるので、落ち込みそうな時にこそ観て、小さな勇気と生命を噛み締めてあげると良い。

ミニスキュル 森の小さな仲間たち 感想まとめ

セリフが一切なく、本当に虫達の世界から見た展開が潔くて観ていて気持ちが良くなる。
セリフがないのに、場面展開もスムーズで、危機もあり、ほっこりした動作ありで飽きがこないし、キャラクター達のそれぞれが一生懸命なので感情移入がしやすい。
観ると優しく母性溢れる気持ちになれるので、優しくなりたい、地球の優しさを感じたい人にオススメの映画である。
時折映る実写の自然風景も、綺麗なので癒しのヒーリング映像の様である。

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