映画『未来世紀ブラジル』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「未来世紀ブラジル」のネタバレあらすじ結末

未来世紀ブラジルの概要:『12モンキーズ』などで知られる監督、テリー・ギリアムによるSFファンタジー。監視社会となった近未来で、自らの意思により体制に反旗を翻そうともがく男女の姿が描かれる。

未来世紀ブラジルの作品概要

未来世紀ブラジル

公開日:1985年
上映時間:143分
ジャンル:SF
監督:テリー・ギリアム
キャスト:ジョナサン・プライス、キム・グライスト、ロバート・デ・ニーロ、イアン・ホルム etc

未来世紀ブラジルの登場人物(キャスト)

サム(ジョナサン・プライス)
記録局で働く青年。おどおどとした性格で、平穏無事に日々を過ごすことだけを考えている。夢の中では美女を救うヒーロー像を描いている。
ジル(キム・グライスト)
トラック運転手の女性。正義感の強さから、政府による誤認逮捕を糾弾するが、それがきっかけで命を狙われてしまう。
タトル(ロバート・デ・ニーロ)
暖房器具の修理屋。サムのピンチに度々現れる謎の人物。政府から追われている。

未来世紀ブラジルのネタバレあらすじ

映画『未来世紀ブラジル』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

未来世紀ブラジルのあらすじ【起】

20世紀初頭のどこかの国。そこでは爆弾テロ事件が横行し、政府は頭を悩ませていた。ある日、ハリー・タトルという暖房修理屋が犯行に関わっている証拠を掴んだ政府はその行方を追うが、情報剥奪局でプリンターにハエの死骸が混じったためにプリントミスが発生。タトルのTが誤ってBと印字される。

そのことに気付かず捜査を進めた政府は、容疑者と一字違いのハリー・バトルという靴職人の男を冤罪で拘束、のちに処刑してしまう。バトルの住むアパートの上階に住んでいたトラック運転手のジルは、その誤認逮捕を目撃、政府機関に抗議を唱えに行くが軽くあしらわれてしまう。

政府の記録局で働く青年サムは、日々同じ夢を見ていた。それは大空を自由に飛び回る自分が、やがて天に舞う美女と口づけを交わすというものだった。

ある日、情報剥奪局による誤認逮捕の情報を見つけてしまったサムだったが、事なかれ主義の性格から上司と共に証拠を黙殺してしまう。局長の友人である母親のコネで出世のチャンスが訪れるが、忙しい日々に興味の無いサムは誘いを断ってしまう。

未来世紀ブラジルのあらすじ【承】

自宅の暖房器具が故障し、修理業者を呼んだサム。数分と経たぬうちにハリー・タトルと名乗る暖房修理屋が訪れ、暖房器具を修理するとたちまち姿を消した。サムは男の名前に見覚えがあった。それは、本来ならば身柄を拘束されるはずだった爆弾テロ容疑者と同姓同名だったからだ。

ある日、無実の罪で処刑されてしまったハリー・バトルの親族に、拘留費の超過分を払い戻しに訪れるサム。そこで、バトル家の上階に住むジルを目撃したサムは思わず息を飲んだ。彼女の姿は、毎晩夢に現れる美女そっくりだった。慌てて彼女の後を追ったサムだったが、ジルはトラックで彼の前を走り去ってしまう。

来る日も来る日も、ジルのことが頭から離れないサム。昇進して情報剥奪局へ入局すれば、保管されている彼女のデータを見られると踏んだサムは、上司に掛け合い、情報剥奪局へ昇進する。

彼女のデータを検索するサムだったが、そこには「マル秘」のマークが。犯罪者の拷問を担当している友人のジャックに話を聞くと、どうやら政府がマークしている犯罪者の証であるようだった。彼女は持ち前の正義感から、誤認逮捕を隠ぺいする政府を批判、そのことによって政府から命を狙われているのだった。

未来世紀ブラジルのあらすじ【転】

彼女へ迫る危険に居てもたってもいられなくなったサムは、彼女を探しに行くが、一階のロビーでは当の本人が再び誤認逮捕を訴えている最中だった。慌てて彼女の手を引いてトラックへ乗り込んだサム。

突然に近づいてきたサムを警戒し、何度も追い払おうと試みたジルだったが、サムの異様なまでの執着から仕方なく同行させることに。彼女は小包を届けに行く途中だった。

届け先へ向かっていると、後ろから政府の人間たちが追ってきていた。捕まってしまえば、二人とも身の安全は保障できない。必死で追っ手をかわす二人。サムはジルを、母のマンションへと移動させる。

サムは彼女に、毎晩夢に見る女性の話や、自分がこの出会いを運命だと感じていることを告げる。二人は部屋で口づけを交わした。

サムは彼女を助けるため行動を開始する。情報剥奪局へ忍び込み、彼女のデータを「マル秘」から「死亡」へと書き換える。これでジルは、この世に存在しない人間となった。

未来世紀ブラジルのあらすじ【結】

部屋で愛し合うサムとジル。しかしそこに、政府が突入してくる。二人はそれぞれ拘束され、連行される。

サムが目を覚ますと、両手足には拘束具がつけられ、身動きが取れなくなっていた。そこで局長から、ジルは射殺されたことを聞かされる。サムも共謀罪で、これから真実を吐くまで拷問されるということだった。

友人のジャックが、執行人としてサムに近づく。ジャックがサムの爪をはがそうとしたその瞬間、ジャックは何者かによる銃撃でその場に倒れこむ。直後、けたたましい銃撃と共に複数人の黒ずくめの男たちが突入してくる。それはハリー・タトル率いるテロ組織だった。

タトルによって拘束を解かれたサムは、タトルと共に逃亡する。しかし、タトルは途中で姿を消してしまう。一人で走り続けるサム。やがて古びた屋敷に辿り着くと、そこには母やジルの姿が。サムはジルのもとへ駆け寄る。

拷問されたまま静かに微笑むサム。ジャックと局長はそんな彼の姿を横目に去って行く。サムは一人取り残されても尚、夢の世界でジルの姿を探し続けていた。

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