映画『少林寺木人拳』あらすじとネタバレ感想

少林寺木人拳の概要:1976年制作の香港映画である。主演はまだ人気に火がつく前のジャッキー・チェンであり日本公開は1981年。父親の敵をとるために少林寺でカンフーを学び闘いに挑むまでを描いている。

少林寺木人拳 あらすじ

少林寺木人拳
映画『少林寺木人拳』のあらすじを紹介します。

幼い頃目の前で父親を殺された青年イーロン(ジャッキー・チェン)。
彼はそのショックで口が訊けなくなり、父の敵を撃つため少林寺に弟子入りしていた。
しかし何の取り柄もなく、気弱なイーロンは和尚たちから「だんまり」と呼ばれカンフーも上達しないままだった。

そんなあるとき寺の裏の洞窟に1人の老人が鎖で繋がれ、監禁されていることを知る。
興味本位で洞窟にはいっただんまりだったが、心根が優しくその老人の世話を焼くようになる。
やがて少林寺で不遇の待遇を受けていることを知った老人は、だんまりにカンフーを教える。

そして一通り教えたあと自分は師匠であるからと、町にいる薬屋に手紙を届けるように頼まれた。
言われた通りにするだんまり。
実は老人は町を牛耳る「青龍会」の親分であり、少林寺の敵だったのだ。

一方でだんまりはカンフーの腕を磨き、少林寺を卒業するために木人と闘う。
無事少林寺を出た彼だったが、自分のカンフーが殺人拳であることを知り動揺する。

そして街での出会いや騒動を通して、父親の敵が老人であったことを知っただんまりは少林寺と連携し闘いを挑むのだった。

少林寺木人拳 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:1977年
  • 上映時間:100分
  • ジャンル:アクション
  • 監督:チェン・チー・ホワ
  • キャスト:ジャッキー・チェン、ルン・ユァン、クム・カン etc

少林寺木人拳 ネタバレ批評

映画『少林寺木人拳』について、感想批評です。※ネタバレあり

日本公開のジャッキー映画では最古

ジャッキー映画といえば残虐な殺戮シーンは皆無で、コミカルなカンフー映画という印象を持つ人が多いのではないだろうか?
しかしそれは彼が実力を認められた後の作品であり、出てきた当時はシリアスな作品にも出演している。
その中の1つが本作である。

父の仇を撃つため本当は口がきけるのに「だんまり」を通し、馬鹿にされても頑張り続けるというどこか暗くて切ない話である。
和尚たちとのやり取りに少々コミカルな要素があるだけで、実際には最初から最後まで一貫してシリアスなカンフー映画となっている。

だからといって全く違和感無く鑑賞できるし、何より線香が燃え尽きるまでに木人と闘わなければ外に出られないという大胆な発想も非常に面白い。
映像こそ古めかしいが、ぜひ見て欲しい作品である。

日本公開版がオススメ

当時劇場で公開されたのが日本公開版、いわゆる吹き替え版である。
ジャッキー映画で香港版が好きだという人にはあまり出会ったことがない。
ジャッキーの吹き替えを担当している石丸さんはジャッキーそのものであり、今や日本中に定着しているといっても過言ではない。
さらに日本公開版のみ主題歌がついている。
本作は「ミラクルガイ」という楽曲が主題歌で、劇中の盛り上がる場面には必ずかかる。
これは気分を上げてくれて非常に魅力的なのだ。

しかし香港版には歌や音楽は皆無といっても良いくらい収録されていない。
そのためドラマとしてもあまり楽しむことはできない。
この日本公開版はDVD化されてこなかったが2012年あたりから徐々に権利が許されたのか販売されるようになってきた。
ぜひジャッキー映画は表示に「日本公開版収録」という記載があるものを見ていただきたい。

少林寺木人拳 感想まとめ

今もまだ現役で活躍し続けている世界の香港スタージャッキー・チェン。
日本にファンが多いことは有名であり、本人も親日を公言している。
自らが監督、主演、武術指導を務めることでも有名で現代のチャップリンだとも言われている。

そんな彼の作品はどれを見てもコミカルで嫌な気持ちになるような映画はあまりない。
明るく、前向きで娯楽としては申し分ないものが多いのである。
特に男性のファンが多く80年代にジャッキーごっこをした経験のある人も多いのでは?
世界にこれだけの影響を与えたアジア人アクションスターがいただろうか。
後世にまで名が残る偉大なスターである。

Amazon 映画『少林寺木人拳』の商品を見てみる