映画『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

映画『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』のネタバレあらすじ結末

Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼の概要:恵まれた人生を送る会社経営者のアール・ブルックスには、恐ろしい連続殺人鬼という裏の顔があった。ケヴィン・コスナーが二重生活を送る殺人鬼の苦悩と葛藤を知的に演じており、上品な仕上がりのサイコ・スリラーになっている。

Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼の作品概要

Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼

公開日:2007年
上映時間:120分
ジャンル:サスペンス、ミステリー
監督:ブルース・A・エヴァンス
キャスト:ケヴィン・コスナー、デミ・ムーア、デイン・クック、ウィリアム・ハート etc

Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼の登場人物(キャスト)

Mr.アール・ブルックス(ケヴィン・コスナー)
会社経営者。美しい妻と娘に恵まれ、豪邸で暮らす成功者だが、実は殺人中毒の殺人鬼という裏の顔を持つ。犯行現場に被害者の血の指紋を残すので、警察は彼を“サムプリメント・キラー”と呼んでいる。妻と娘のことは心から愛している。
マーシャル(ウィリアム・ハート)
アールの別人格と思われる幻想の人物。常にアールのそばにいて、彼と会話している。アールに殺人をけしかける悪魔のような存在だが、彼の1番の理解者でもある。
トレーシー・アトウッド(デミ・ムーア)
サムプリメント・キラーの捜査を続けている女性刑事。非常に有能だが、ワンマンなところがある。資産家の父親への反発心から刑事になった。離婚調停中の夫に法外な慰謝料を請求されている。
Mr.スミス(ディン・クック)
アールの殺人現場を目撃し、写真をネタにアールに近づく。殺人への憧れがあり、アールの犯行に同行したいと申し出る。
ジェーン・ブルックス(ダニエル・パナベイカー)
大学生になるアールの娘。いつまでも自立しないバカ娘で、アールの悩みのタネ。妻子ある男性の子供を妊娠する。アールは娘が自分と同類の殺人鬼ではないかと疑っている。

Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼のネタバレあらすじ

映画『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼のあらすじ【起】

商品パッケージの紙箱を作る会社を経営しているアール・ブルックスは、その業績が認められ、商工会議所の今年の顔に選ばれる。アールは、美しい妻のエマに見守られながら、授賞式で喜びを語る。

帰りの車中で、エマは大学生になる娘のジェーンが授賞式へ来なかったことに不満を漏らす。いつまでも自立しないジェーンは、夫婦にとって悩みの種だった。しかしアールはそんなことよりも、後部座席にいるマーシャルの囁きが気になって仕方がない。マーシャルはアールだけに見える幻想の人物で、彼が2年間も我慢してきた殺人を促してくる。実はアールは、別名“サムプリメント・キラー”と呼ばれる連続殺人鬼だった。

どうにも我慢できなくなったアールは、これが最後と決め、自宅の工房で殺人の準備を始める。アールが2年ぶりにその気になってくれ、マーシャルは大喜びしていた。

ターゲットの自宅へ忍び込むと、女の喘ぎ声が聞こえてくる。アールはビニールに入れた銃を手にして姿を現し、恐怖の叫び声をあげるカップルの頭を撃ち抜く。アールは久々に味わう快感に震える。ところが、アールは痛恨のミスを犯していた。部屋のカーテンが全開だったのだ。

翌日。サムプリメント・キラーの捜査を続けてきた女性刑事のトレーシー・アトウッドは、死体の置き方が彼らしくないと感じる。しかしその他の点で判断すると、これは間違いなく2年ぶりの彼の犯行だった。

アールは殺人中毒を克服したいと考えており、薬物依存症だと偽って、依存症の会に通っていた。アールは再び、依存症の会に参加する。

翌日、ジェーンが突然アールの会社へやって来る。ジェーンは大学を勝手に退学しており、アールの会社で働きたいと言い出す。アールは、娘が何か大きな秘密を隠しているのではないかと感じる。

話の途中で秘書が来て、面会を希望していた男から預かった封筒を届ける。中には、昨夜の犯行現場でカーテンを閉めているアールの写真が入っていた。アールはジェーンを帰し、すぐにその男と会う。

スミスと名乗るその男は、次の殺人に自分も連れていくことを要求してくる。のぞきが趣味のスミスは、カーテンを開けてセックスする被害者カップルを向かいのアパートから覗いており、アールの犯行を全て見ていた。アールは仕方なく、スミスの要求を呑む。

Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼のあらすじ【承】

トレーシーが以前逮捕したミークスという凶悪犯が脱獄する。トレーシーと離婚調停中の夫ジェシーは、自分も報復されるかもしれないという妙な理由をこじつけ、破格の慰謝料を要求してくる。頭に血が上ったトレーシーは、弁護士たちのいる前で、ジェシーに“死ね”と口走ってしまう。トレーシーの上司は、捜査にも影響が出ると考え、しばらくデスクワークをするよう彼女に命じる。

その夜、アールは突然スミスの部屋に現れ、“明日写真とメモリーカードを持ってこい、来なければ警察に行ったとみなして君を殺す”とだけ言って姿を消す。

翌日。大学を退学して家に戻っていたジェーンは、妻子ある男性の子供を妊娠したと両親に打ち明ける。ジェーンは中絶を考えていたが、アールは産むように言う。マーシャルもアールも、ジェーンにはまだ何か大きな秘密があると感じていた。

トレーシーは上司の命令を無視して聞き込み捜査を始め、スミスが何かを隠していると直感する。

その夜、アールと会ったスミスは、写真とメモリーカードに加えて、トレーシーの名刺を渡す。そして2人は、ターゲットの物色に向かう。スミスは、運転マナーの悪いトラック運転手をターゲットに決める。アールは、完璧な準備をしてから殺しをやる主義なので、その日はそのまま帰る。

帰宅したアールは、トレーシーのことを調べる。資産家のひとり娘のトレーシーには、6000万ドルの財産があったが、彼女は親に頼らず、刑事としてのキャリアを積んでいた。自立しない娘を持つアールは、トレーシーの生き方を賞賛する。

翌日。トレーシーは通りでいきなり車に連れ込まれる。彼女を拉致したのは、ミークスとその恋人だった。トレーシーは車内でミークスと格闘し、車外へ放り出されて頭に怪我を負う。ミークスたちは、そのまま逃走する。

夜、スミスと一緒に運転手を尾行していたアールは、ミークスを見かける。彼がトレーシーに検挙された脱獄犯であることはアールも知っており、アールはターゲットの変更を申し出る。早く殺しが見たいスミスは、苛立ちを募らせる。

Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼のあらすじ【転】

翌朝。アールの自宅に複数名の警察官がやってくる。ジェーンの大学で殺人事件があり、ジェーンが容疑者として疑われていた。ジェーンは容疑を否認していたが、アールとマーシャルには、ジェーンが犯人であることがわかる。ずっと恐れてきたことが起こってしまい、アールは強いショックを受ける。

ジェーンに自分と同じ殺人鬼の血が流れているとわかり、アールはどうするべきか悩み始める。殺人中毒の怖さはわかっているが、妊娠中の娘を刑務所に入れる気にはどうしてもなれない。アールは悩んだ末、ジェーンを救うことにする。

アールは変装してジェーンの大学がある町へ飛び、ジェーンが起こした殺人事件と同様の手口で、学生を殺害する。しかしアールは自分が汚れてしまったと感じており、家族のためにも自分は消えるべきだと考える。アールと一心同体のマーシャルは反対するが、アールはスミスに自分を殺してもらうことにする。

一方、また殺人を延期されたスミスの怒りはピークに達していた。そんなスミスに、再びトレーシーが声をかける。スミスは一瞬、アールのことを白状しようか迷うが、アールの報復を恐れて口をつぐむ。トレーシーは、スミスが事件に関わっていると確信する。

ミークスの友人のグリフィンの家宅捜索に向かったトレーシーは、惨殺されたグリフィンの死体を発見する。ミークスは、虎視眈々とトレーシーに復讐する機会をうかがっていた。

翌日。警察は大学での殺人事件を同一人物による連続殺人と断定し、昨夜自宅にいたジェーンは、無関係だと判断される。

その夜、アールはエマとジェーンに“不治の病に冒されているので姿を消す、私を捜さないでくれ”という手紙を書き、スミスとの待ち合わせ場所へ向かう。

スミスが被害者カップルの写真を盗み撮りしていた証拠を掴んだトレーシーは、同僚のホーキンスに後から来るよう連絡し、スミスのアパートへ向かう。

アールとスミスはターゲットの家へ侵入し、殺人の機会をうかがっていた。しかし訪問客があり、2人は物陰に身を隠す。スミスはそこでおもらしをしてしまう。

アールがターゲットにしたのは、トレーシーと離婚調停中のジェシーだった。都合よく女弁護士も現れ、2人はセックスを始める。アールとスミスは2人の前に姿を現し、恐怖に震える2人を、アールが撃ち殺す。スミスは初めての体験に興奮しきっていた。

Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼のあらすじ【結】

スミスのアパートはもぬけの殻になっており、引っ越し会社の書類だけが残されていた。そこへホーキンスが現れ、ジェシーと女弁護士が殺されたと報告する。犯行の手口から、犯人はサムプリメント・キラーと推測されていたが、ホーキンスはトレーシーを連行しようとする。ジェシーに恨みがあり、サムプリメント・キラーにも熟知しているトレーシーが容疑者にされていた。トレーシーはホーキンスと格闘し、逃走を図る。

スミスはアールに殺意を抱き、自前の銃を用意していた。車内で銃口を向けてきたスミスに、アールはすでに自分が殺されるための準備をしていると話す。スミスはその話を信じるべきか迷うが、アールが本気だと判断して、彼に従う。

トレーシーは、スミスの引っ越し先と思われる建物へ入る。そこにはスミスではなく、ミークスと恋人がいた。トレーシーとミークスは撃ち合いとなり、トレーシーが2人を追い詰める。ミークスは恋人の頭を撃ち抜き、自分も頭を撃ち抜いて自殺する。

アールはスミスを所有地の墓地へ連れて行き、墓穴のそばに立って自分を撃つよう指示する。銃で撃たれたアールは墓穴に落ち、痕跡を残さずに美しく死ねる予定だった。スミスは意を決して引き金を引くが、なぜか撃針が抜かれており、銃は役に立たない。全てはアールの罠だった。アールは殺人鬼と化し、スミスを惨殺して、墓穴に埋める。

翌日の新聞は、ミークスの自殺と、連続殺人犯としてスミスの捜査が開始されたことを伝えていた。ジェシーの家でおもらしをしたスミスは、犯行現場に自分の痕跡を残しており、サムプリメント・キラーはスミスだとみなされたのだ。アールは完璧な殺人をやり遂げる。

アールは匿名でトレーシーに電話をかけ、“なぜ刑事になったのか”と質問する。トレーシーは、サムプリメント・キラーがスミスではないと直感する。

その夜、アールはひどい悪夢にうなされる。それは愛する娘に惨殺されるという、非常に生々しい悪夢だった。

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