映画「東京無国籍少女」血まみれの天使誕生!押井守監督&清野菜名初主演

東京無国籍少女の概要:「攻殻機動隊」(97)の押井守監督が山岸謙太郎の原案を長編実写化。「ウロボロス」の清野菜名を主演に撮ったサスペンス・スリラー。美術の天才であるが故にイジメに遭い、少女の中に何かが生まれてしまう。

東京無国籍少女 みどころ

東京無国籍少女
映画『東京無国籍少女』の見どころを紹介します。

リアルな少女の魂が咆哮するサスペンス・スリラー

日本のアニメ監督といえば、宮崎駿・富野由悠季・大友克洋・庵野秀明、そして押井守が5大監督ではないでしょうか。「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」(97)や「イノセンス」(03)の押井守監督の実写映画「東京無国籍少女」を紹介します。

押井守監督はアニメばかり撮っていると思われがちですが、実写映画は本作を入れて10作目です。アニメを超えた実写映画の魅力をぜひご覧ください。本作は、美術専門学校を舞台に天才少女・藍の屈折した日々を描くサスペンス・スリラー。天才少女が心に傷を負い、周囲との確執の中で”何か”が目覚めるという物語なのですが、予告編で言っているようにラスト15分間がスゴイのです!

きっと血まみれなのでは。スプラッターな場面が苦手な人は観ないほうがいいかも。実写映画なのにCGが多用されていて、時々アニメを観ているような感じ。現実か非現実なのか境界があいまいになるのも特徴です。こんな巧妙な”リアル感”にゾクリとしますよ!出演は、主人公・藍役にドラマ「ウロボロス、この愛こそ正義」(15)の小村小夏役が印象的だった清野菜名、担任役を「クローズZERO2」の金子ノブアキが演じます。

押井守監督の「東京無国籍少女」は7月25日公開予定です。

ヒネリの効いた美少女、清野菜名の魅力

2007年にファッション雑誌「ピチレモン」でモデルデビューし、現在20才の女の子です。芸能系の高校に在学中の3年間、アクション部に所属。みっちり、アクションを学んだそうです。その強みを生かして、映画やドラマで活躍。

主な出演作に「TOKYO TRIBE」(14)のヒロイン役や「ウロボロス、この愛こそ正義」(15)の小村小夏役で強い存在感を残しました。今、いちばんヒネリの効いた女優です!バク転できるらしい。

アクションだけでなく体当たりの演技にも挑戦する彼女から目が離せません。本作の評価として、押井守監督が「大変な撮影だったが、清野菜名から”殺気”のようなものを感じた!」と大絶賛されています。映画の熱気を感じますね!公開が待ち遠しい!

海外でも大人気!25周年を迎えた士郎正宗&押井守の「GOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の世界

押井守監督のアニメ作品の中から、「イノセンス」(03)を基に「攻殻機動隊」の世界を見ていきましょう。筆者も「攻殻機動隊」シリーズ全てを観たわけではありません。故に簡単にまとめただけだとお叱りを受けるかもしれません。どうかご了承下さい。

士郎正宗原作の「攻殻機動隊」は、マニアックで難解な世界。それを、押井守監督が”アニメ”という形でほぐし、新たな解釈と哲学的なセリフを加えて再構築しました。「イノセンス」(03)を例にとると、深い哲学的な話なのだということがよく分かりますよ。主人公・草薙素子が失踪して3年後の2032年。ある人造人形が暴走して所有者を殺害するという事件が起こり、事件を解決する為に公安9課(警察)が動きだします。

この捜査をするのが、公安9課のバトーと相棒のトグサ。少佐とよばれていた草薙素子の存在はどこにあるのか?なんと電子世界で無限の電子とひとつになり、神と同等の存在へとなっていたのです。押井守監督は、「人間には根源的に身体がない。それ故に人々は身体の替わりを求めてきたという。その不完全さをどう癒すかがテーマ」と語っています。難しいですよね。でも、その哲学的な難解さがまた魅力的だと思います。自己のアイデンティティをどこに求めるか?究極的な問いが投げかけられています。

押井守監督作品の魅力は、「アニメという表現で難解な世界をエンターティンメント映画にした」点です。それにもう、アニメと実写映画との境界線がなくなってきています。「ロケーション・ハンティング」という映像手法を用い、CGを駆使してアニメの世界に映画の方法論を実写に取り込んだのです!やはり、生身の存在感にこだわりたいのではないでしょうか。

日本を越えて、アメリカ・ハリウッドでも、「攻殻機動隊」の世界にほれ込み、実写版が製作される予定です。「アベンジャーズ」のスカーレット・ヨハンソンが、実写版「攻殻機動隊」の草薙素子役のオファーを受けているそうです。

実現したら、とても楽しみですね!
1989年に原作が発表されてから、今年で25周年を迎えます!押井守監督のアニメ最新作は、「攻殻機動隊/新劇場版」が6月20日から公開されます。アニメファンのみならず、「攻殻機動隊」の熱気は終わらない!

まとめ

「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」(97)や「イノセンス」(03)のアニメ監督、押井守の実写映画。美術専門学校(女子高)を舞台に、天才少女・藍の屈折した日々を描いたサスペンス・スリラー。天才少女の心に一体、何が生まれるのか?ラスト15分間が恐怖の連続の様なので楽しみにして下さい。アニメを超えた実写版の圧倒的な表現に心が奪われることでしょう。
出演は、「TOKYO TRIBE」(14)や「ウロボロス、この愛こそ正義」(15)の小村小夏役が印象的だった清野菜名、担任役を「クローズZERO02」(09)の金子ノブアキが演じます。山岸謙太郎の原案を基に長編実写化したのが本作です。今回、アニメではなく、実写化にこだわった理由とは?「THE NEXT GENERATION/パトレイパー首都決戦」公開時のインタビューから、「生身の人間の持っている情報力がいかにすさまじいかですよ」と語っていたのが答えではないでしょうか。

その人しか表現できない人間性。そういったものを表現したいのだと思います。これからもアニメ・実写映画共に注目していきましょう。ぜひ、映画館で体験してみて下さい。

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