映画『ネイキッド・タンゴ』のネタバレあらすじ結末

ネイキッド・タンゴの概要:1920年代のアルゼンチンで思いもよらぬ運命のいたずらにより娼婦となった女と冷酷な殺し屋が情熱的なタンゴを踊るうちに愛と官能の世界へ堕ちていく。1990年公開のアメリカ映画。

ネイキッド・タンゴの作品概要

ネイキッド・タンゴ

公開日:1990年
上映時間:92分
ジャンル:ラブストーリー、サスペンス、フィルムノワール
監督:レナード・シュレイダー
キャスト:マチルダ・メイ、ヴィンセント・ドノフリオ、イーサイ・モラレス、フェルナンド・レイ etc

ネイキッド・タンゴの登場人物(キャスト)

ステファニー(マチルダ・メイ)
19歳で40歳も年上のトーレス判事と結婚する。ある出来事がきっかけで別人のアルバになりすますが、そこからとんでもない事件に巻き込まれていく。気が強くて情熱的。男を虜にする魅惑的な女。
チョーロ(ヴィンセント・ドノフリオ)
自分とタンゴしか愛せない冷酷な殺し屋。ジーコの用心棒であり友人。ステファニーと出会って変わり始める。
ジーコ(イーサイ・モラレス)
アルゼンチンで母親とともに大きな娼館を経営しており、結婚すると偽って連れて来た女性を娼婦として働かせている。ユダヤ人。
トーレス(フェルナンド・レイ)
ステファニーの夫。判事であり大富豪。若くて美しいステファニーを人形のように可愛がっているが、人間性は冷酷で残忍。

ネイキッド・タンゴのネタバレあらすじ

映画『ネイキッド・タンゴ』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

ネイキッド・タンゴのあらすじ【起】

1924年、フランスのル・アブールから出航した豪華客船はアルゼンチンのブエノスアイレスに向かっていた。19歳のステファニーは3週間前に40歳年上のトーレス判事と結婚し、この船上にいた。タンゴのことでトーレスと些細な喧嘩をしたステファニーは、機嫌を損ねて1人で甲板に出る。そこで若い女性が船から投身自殺するのを見てしまう。ステファニーは少しトーレスを懲らしめてやろうと、自殺した女性の靴と自分の靴を入れ替えて部屋に身を隠す。しかしステファニーの靴を見たトーレスはすぐに彼女が自殺したと認めて事故扱いで手続きを済ましてしまい、ステファニーは出るに出られなくなる。

自殺した女性はアルバというポーランド人で、家計を救うためアルゼンチンの金持ちに嫁ぐことになっていた。アルバの日記を読んで事情がわかったステファニーは、彼女になりすまして夫となるユダヤ人のジーコに会う。意外にもジーコは若くて紳士的な男で母親もとても親切だった。母親は結婚指輪としてイタリア人の宝石商から高価なダイヤの指輪を買い、ユダヤ式の結婚式も無事に終わる。そしてステファニーとジーコは初夜を迎える。

ネイキッド・タンゴのあらすじ【承】

ところが寝室でジーコの態度は一変し、宝石商を連れて来て指輪の代金をお前の体で払えとステファニーに命令する。宝石商と2人にされたステファニーは引き出しにあった短剣で宝石商を刺し、部屋に駆けつけたジーコにも切りつける。宝石商のバックにはイタリア・マフィアがついており、この事件が発覚するとマフィアの報復は免れない。用心棒のチョーロはまだ息のあった宝石商を殺し、宝石店に遺体を運んで強盗の仕業に見せかける工作をする。ステファニーはチョーロが自分を助けてくれるのではないかと期待するが、チョーロはなぜか彼女を殺しもせず、解放もしない。

ジーコは母親と大きな娼館を経営しており、同じ手口で連れて来たヨーロッパ系の女性を自分の店で働かせていた。ステファニーも娼婦として店に出されるが、窓から脱出して“トーレス判事の屋敷へ連れて行って欲しい”と警察に助けを求める。しかしジーコに買収されていた警察によってステファニーは再び娼館へ連れ戻されてしまう。

宝石商殺しがジーコたちの仕業だと嗅ぎつけたマフィアは、ステファニーを差し出せと迫ってくる。その窮地をチョーロが救ってくれる。チョーロはすでにステファニーがトーレスの妻であったことも知っており、これからはアルバとして生きろと彼女に忠告する。

ネイキッド・タンゴのあらすじ【転】

ステファニーは観念してジーコに抱かれるようになるが、チョーロは決して彼女を抱こうとしない。ただ、ステファニーが他の男とタンゴを踊ることは許さなかった。チョーロはタンゴの中にこそ本物の美と官能があると考えていた。チョーロはステファニーを自分の隠れ家へ連れて行き、官能的なタンゴを踊る。チョーロとステファニーは本気で愛し合うようになっていたが、2人の愛は情熱と憎しみの絡み合う複雑な愛だった。

宝石商殺しの犯人を逮捕するため警察も躍起になって動いていた。ジーコはユダヤ人ギャングのボスに呼び出され、チョーロに手を引かせてステファニーをマフィアに渡せと迫られる。ジーコの裏切りによって2人はマフィアに襲撃され、さらに逃げ延びた先に警察がやってくる。

チョーロはステファニーとともに逃げようとするが、ステファニーは最終的に自分を解放してくれなかったチョーロを見捨ててしまう。1人で逃げ込んだ先のホテルにステファニーは火を放ち、火事のどさくさに紛れて病院に保護される。

ネイキッド・タンゴのあらすじ【結】

病院から連絡を受けたトーレスは、アルバになっていたステファニーが確かに自分の妻であることを確認し屋敷へ連れて帰る。ステファニーは船上から病院でトーレスに会うまでの記憶がないふりをして、アルバとして体験してきたことを全て隠す。

しかし平穏なセレブ生活に戻ったステファニーをチョーロが訪ねてくる。チョーロはステファニーを諦めていなかった。ステファニーは激しく動揺するが、チョーロと行く勇気は出ない。トーレスと対面したチョーロはタンゴで対決を挑み、警備員によって外へ放り出される。

チョーロとの再会で心をかき乱されたステファニーは、自らジーコらの縄張りをうろついてジーコに拉致される。娼館に呼び出されたトーレスは、自分の妻が娼婦をしていたという汚名を隠すためジーコに大金を払ってステファニーを引き取る。そこへチョーロが現れてジーコを殺し、トーレスとステファニーの奪い合いになる。チョーロのもとへ行こうとしたステファニーをトーレスは銃で撃ち、チョーロは短剣を投げてトーレスを殺す。

“あなたの腕の中で踊りながら死なせて”という瀕死のステファニーをチョーロは抱き上げ、2人は最後のタンゴを踊る。力尽きたステファニーを抱きしめたまま、チョーロも警察によって蜂の巣にされ、ステファニーを高く抱き上げて絶命する。

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