映画『メニルモンタン 2つの秋と3つの冬』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「メニルモンタン 2つの秋と3つの冬」のネタバレあらすじ結末

メニルモンタン 2つの秋と3つの冬の概要:アルマンは定職にも就かず、その日暮らしの生活を送っていた。だが、そんな生活に危機感を持つようになり、33歳の誕生日に自分を変えるための3つの目標を立てた。そして、目標の1つである公園のランニングを行っているときに、1人の女性と出会い心を奪われる。

メニルモンタン 2つの秋と3つの冬の作品情報

メニルモンタン 2つの秋と3つの冬

製作年:2013年
上映時間:90分
ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ
監督:セバスチャン・ベベデール
キャスト:ヴァンサン・マケーニュ、モード・ウィレール、バスティアン・ブイヨン、オドレイ・バスティアン etc

メニルモンタン 2つの秋と3つの冬の登場人物(キャスト)

アルマン(バンサン・マケーニュ)
33歳。パリ在住。独身で定職にも就いていない。33歳の誕生日に自分を変えるため、「公園を週2回走ること、煙草を吸うのを止めること、定職を見つけること」を目標に立てた。
アメリ(モード・ワイラー)
27歳後半。顔の皺が目立つようになり、老いを感じ始めている。美術ライターになるのが夢。現在は画廊で働いている。
バンジャマン(バスティアン・ブイヨン)
アルマンの友人。アルマンと同じ美術学校に通っていた。現在は映画監督になるために大学に通っている。
カティア(オドレイ・バスティアン)
22~23歳ぐらいの女性。言語療法士。バンジャマンを治療したことがきっかけで知り合い、付き合うようになる。

メニルモンタン 2つの秋と3つの冬のネタバレあらすじ

映画『メニルモンタン 2つの秋と3つの冬』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

メニルモンタン 2つの秋と3つの冬のあらすじ【起】

2009年秋。パリ在住のアルマンは、33歳で未だ独身だった。仕事は重要ではないと感じており、人々が他人の職業を気にすることに嫌気がさしていた。アメリは27歳後半で、顔の皺が気になるようになり老いを感じ始めていた。1年前に美術史を修了しており、美術ライターを目指しながら、現在は画廊で働いていた。アメリは自分の可愛すぎる名前が嫌いで、数週間前にそのことを母親に言って喧嘩になっていた。

アルマンは33歳の誕生日の日に、公園を週2回走ること、煙草を吸うのを止めること、定職を見つけることを目標に立てた。アルマンは辞職を繰り返し、小さな仕事で食い繋いでいた。

アメリは走っているときに曲がり角でアルマンとぶつかった。その時はお互いに怪我がないか確認してすぐに別れたのだが、それが2人にとって全ての始まりとなった。アルマンはアメリに一目惚れし、見栄えを良くするためにウェアを新調した。しかし、その日はアメリと会えなかった。次の日、ウェアを洗ってしまったので、若者っぽく見える服装で走りに行った。だが、アメリと会うことはできなかった。そんなことを繰り返し、アルマンはアメリが週末に走ることを止めたのだと結論付けた。

バンジャマンはアルマンの友人である。2人は10年前にボルドーにある美術学校で出会った。学校を卒業後、アルマンはパーティーで知り合ったセリーヌを追いパリに移住した。バンジャマンは“卒業ウツ”のまま、もう1年ボルドーで過ごした。同窓生と大麻と酒を嗜む日々を送っていたが、そんな生活に嫌気がさしていた。そのため、パリに住んでいた祖母が亡くなり部屋が空いたのをきっかけに、パリに移住することにした。それから、バンジャマンは大学に入学し、本格的に映画の勉強を始めた。

メニルモンタン 2つの秋と3つの冬のあらすじ【承】

アルバンはバンジャマンと映画を観に行った。鑑賞後、酒を飲みながら観た映画の感想を言い合い、楽しい気持ちのまま自転車に乗って帰路についた。音楽を聞きながら走っていると、路地から女性の悲鳴が聞こえた。アルマンは暗い路地へと足を踏み入れた。

アメリは半年ほど前から、DJとして働いている男性と付き合っていた。1週間ぶりにレストランで食事をしたが、彼氏の話は退屈でつまらなかった。彼氏はアメリに質問もしてくれず、1人で自分のことをしゃべっていた。アメリはデザートを頼まず早く帰りたいとアピールするが、彼氏は気付いてくれなかった。帰り道、2人の間で重い空気が漂っていた。そんな時、2人のフードを被った男が路地から現れた。金を出せと脅されるが、2人とも小銭しか持っていなかった。キレた強盗は彼氏に去るよう脅した。彼氏はあっさりその言葉に従い、アメリを見捨てて帰って行った。

アルバンは緊張しながら、女性を襲っている男性に声を掛けた。襲われている女性の顔を見たアルバンは、公園で一目惚れした相手だと気づく。一方のアメリも、助けに来たのが公園で出会った男性だと気づいていた。2人は見つめ合っていたが、それは一瞬の出来事だった。アルバンは男に腹をナイフで刺され、気がつくとアメリの腕の中で血を流していた。そして、アメリに見守られながら救急車で運ばれた。

アメリはアルバンの勇気ある行動に感謝し、見舞いに来て看病するようになった。2人は楽しく笑い合い、色んな話をした。ある日、バンジャマンが見舞いに来てくれたので、アメリを紹介した。バンジャマンはアルバンがアメリに惚れていることに気づき、アプローチをしたのか尋ねた。だが、アルバンは何もアプローチをしていなかった。

メニルモンタン 2つの秋と3つの冬のあらすじ【転】

バンジャマンは医者いらずの健康体だった。だがある夜、駅に向かって歩いているときに、酷い頭痛に襲われ倒れてしまう。上半身は垣根に突っ込み、下半身が歩道に出ている状態だった。声も出せず身動きもとれない状態で、一晩そのまま過ごした。朝、スケートボードに乗った青年がバンジャマンの足に躓き、倒れていることに気づく。バンジャマンは声が出せなかったので、心の中で見捨てないでくれと祈った。青年は悪態を吐きながらも携帯を取り出し救急車を呼んだ。

バンジャマンの病名はAVC“脳血管障害”だった。バンジャマンが入院することになったのは、アルバンが退院する前日だった。アルバンがアメリと共に見舞いに行くと、バンジャマンは微笑んでいるように見えた。それは、半身不随の影響だった。アルバンはその顔を見て“心配するな”と言われているように感じ、バンジャマンの手を握り微笑み返した。

アルバンはアメリとの関係を進展させるため、自宅に招待した。アルバンが作った料理を食べながら楽しくおしゃべりをし、ソファに並んで座って音楽を聞いた。いい雰囲気になった2人はキスをして、ベッドを共にした。

メニルモンタン 2つの秋と3つの冬のあらすじ【結】

2010年~2011年冬。アルバンがアメリと出会って1年が経った。アルバンは34歳になり、アメリと共に暮らしていた。バンジャマンは誰もがその早さに驚くほど、順調に回復していた。そして、言語療法士のカティアと付き合うことになった。アルバンとアメリは今日から4日間、バンジャマンとカティアと一緒に旅行に行く予定だった。カティアの叔父が大きな山小屋を旅行者に貸しているのだが、団体のキャンセルが出て部屋が空いたので借りることになったのだ。

アルバンとアメリはカティアと初体面だったが、仲良く夕食を共にし、楽しい時間を過ごした。バンジャマンはそのことに安堵しながら、カティアとベッドを共にし、眠りについた。しかし、セックスをする度に、バンジャマンは猛烈な不安と死への恐怖に襲われていた。だが、そのことをカティアに相談することはなかった。

アルバン達は雪山を登り、頂上の景色を楽しんだ。だが、アメリは山歩きに不慣れで疲れ果てており、景色を楽しむ余裕はなかった。しかも、頂上に着いた途端、突然泣き出してしまう。アルバンはアメリが泣くところを初めて見たので動揺するが、抱きしめて慰めた。バンジャマンは緊張した空気が嫌いだったため、チーズを食べようと声を掛け、とにかく喋り捲った。そのおかげで、アメリに笑顔が戻った。それから2日間、アメリは泣いた理由を話さなかったし、アルバンも疲労だろうと勝手に結論付け、理由を聞こうともしなかった。バンジャマン達はアルバン達に流れる微妙な雰囲気を感じ取っており、2人の幸せをただ願うことしかできなかった。

アメリは突然泣き出した理由が自分でも分からなかった。そこで、旅行から帰った翌日、病院に行くことにした。すると、妊娠していることが判明する。だが、アメリはアルバンに打ち明けることはできなかった。彼を本当に愛しているのか、彼の子供が本当に欲しいのか、答えを出せずにいたのだ。

アルバンはアメリの様子を不審に思い、きつく問いただした。すると、アメリは泣きながら妊娠のことを打ち明けた。アルバンは秘密にされたことに苛立ち、タンスを殴って家を出た。アルバンは酒を飲みながらそのことをバンジャマンに相談した。後日、アメリは秘密にしていたことを後悔し、アルバンに会いたいと留守番電話にメッセージを残した。だが、アルバンから届いたメールには、会うにはまだ早すぎると断りの文言が書かれていた。アメリはアルバンを失う恐怖に耐えるため、ドラマを見続けた。

アルバンはバンジャマンの家族とクリスマスを祝った。夜道を1人で歩いていると、教会から深夜のミサを終えた信者達が出てきた。だが、誰もアルバンを見ようとしなかった。アルバンは言いようのない孤独感に襲われた。その後、アルバンはアメリに電話し、1時間近く話した。

1年後、2012年の新年5日目。アメリが誕生日を迎え、30歳になった。バンジャマンとカティアとアメリの誕生日を祝った帰りの電車で、アルバンは自分のお腹を刺した男性を見掛ける。目をそらさずに男を観察していると、男は気付いて慌てて電車を降りて行った。

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