映画『ニューヨーク東8番街の奇跡』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「ニューヨーク東8番街の奇跡」のネタバレあらすじ結末

ニューヨーク東8番街の奇跡の概要:ニューヨークの東8番街で、立ち退きを迫られる古いアパートの住人たちと、彼らを地上げ屋から守る宇宙からの訪問者たちとの交流を描く、心温まるSFファンタジー。監督はM・ロビンス監督、製作総指揮はスティーブン・スピルバーグ。

ニューヨーク東8番街の奇跡の作品概要

ニューヨーク東8番街の奇跡

製作年:1977年
上映時間:107分
ジャンル:SF、ファンタジー
監督:マシュー・ロビンス
キャスト:ジェシカ・タンディ、ヒューム・クローニン、フランク・マクレー、エリザベス・ペーニャ etc

ニューヨーク東8番街の奇跡の登場人物(キャスト)

フェイ・ライリー(ジェシカ・タンディ)
再開発が進むニューヨーク東8番街にある古いアパートの1階で、夫のフランクと共に数十年もカフェを切り盛りしている。亡くなった息子がまだ生きていると信じ、地上げ屋の手下のカルロスを息子のボビーと勘違いしてしまう。
フランク・ライリー(ヒューム・クローニン)
フェイの夫。少し認知症の症状が出てきたフェイの世話をしながら、地上げ屋から店を守るために戦っているが、高齢のため、そんな毎日に少し疲れを感じ始めている。
ハリー・ノーブル(フランク・マクレー)
元ボクサーの管理人。巨大な体格に似合わず心優しい性格で、宇宙からの訪問者の赤ん坊を救う。
マリサ・エステヴァル(エリザベス・ペーニャ)
アパートに住む妊婦で、ミュージシャンの恋人が戻ってくるのを待っている。同じアパートに住む画家のメイソンのことが気になっている。
カルロス(マイケル・カーマイン)
コヴァックスの命令で、アパートの住人たちに暴力まがいの行為をしながら、追い出そうとするチンピラ。しかし、フェイたちの優しさに触れていくうちに、徐々に正しい心を取り戻していく。
メイソン・ベイラー(デニス・ボウトシカリス)
アパートに住む売れない画家。同居していた恋人にも逃げられるが、その後、マリサとの関係が深まっていく。
コヴァックス(ジョン・パンコウ)
開発業者のレイシーの部下。カルロスたちに命じてアパートの住人たちを非常な手段で追い出そうとする。
レイシー(マイケル・グリーン)
ライリー夫妻らが住むアパートを取り壊して、開発を進めようとする業者のトップ。コヴァックスに命じてアパートの住人を追い出そうとしている。

ニューヨーク東8番街の奇跡のネタバレあらすじ

映画『ニューヨーク東8番街の奇跡』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

ニューヨーク東8番街の奇跡のあらすじ【起】

再開発が進むニューヨークのダウンタウン。イーストサイドにある古いアパートの住人たちは、連日、開発業者から立ち退きを迫られていた。最近では、地上げ屋に雇われたチンピラのカルロスが仲間と共にやって来ては、住民にわずかの金を渡し、脅しをかけて追い出そうとしていた。

そんな中、アパートに住む老女フェイは、亡くなった息子のボビーが戻ってくるのを待っていた。少し認知症の症状が現れ始めたフェイは、開発業者の作業員や、地上げ屋の手下のカルロスのことをボビーと勘違いしてしまうのだった。

フェイの夫のフランクは、アパートの1階で長年カフェを経営しながらフェイの世話をしたが、連日立ち退きを迫るカルロスたちとの争いにも疲れを感じ始めていた。

ある日、カルロスたちは住民たちに金を渡して立ち退きを迫り、住民たちの部屋やフランクの店をバットで破壊して回った。フランクは、開発業者のレイシーの車に駆け寄り、汚い手で住民を追い出すのをやめろと迫る。しかし、車を運転していたのは、レイシーの部下のコヴァックスだった。彼はフランクに「金を受け取れ」と冷ややかに言い残して去っていった。

その夜、疲れ果てたフランクは、「誰か、私たちを助けてくれ」と呟き、ソファに座ったまま眠ってしまう。すると、空の彼方から小さなUFOの形をしたつがいの宇宙生物が飛来してきて、壊れたアパートの住人の部屋や、フランクの店をきれいに修理してしまう。宇宙生物は、そのままアパートの屋上の小屋に住み着いた。

ニューヨーク東8番街の奇跡のあらすじ【承】

翌朝、アパートの住人たちは、カルロスたちに破壊されたはずの部屋が、きれいに片付いているのを見て唖然とする。

宇宙生物の存在に最初に気づいたのは、フェイだった。彼女が屋上の小屋で宇宙生物たちの食料としてネジやクギ、ボルトなどを与えていると、フランクと住人たちがやってくる。さらにそこには、住人たちの家のフライパンやコーヒーポットなどの金属類もあった。

フランクは最初、フェイが住人たちの家具を盗んだのかと思い、部屋に連れ戻そうとする。その住人たちの前に、宇宙生物が姿を現した。フランクと住人たちは、ようやく状況を理解するものの、宇宙生物の存在には呆然とするばかりだった。

地上げ屋の手下のカルロスは、破壊したはずのアパートの内部が一夜で元通りになっていることに驚き、住民たちに何をしたのか問い詰める。住民たちが答えに困っていると、宇宙生物がカルロスに電気ショックを与えて、追い返してしまう。

数日後、さらに信じられないことが起こる。機械のような構造の宇宙生物が、小屋の中で3匹の子を出産したのだ。しかし、そのうち最後に生まれた1匹は、死んだように動かなかった。管理人のハリーは、その子を部屋に運ぶと、自分のテレビを壊し、その部品を使って命を救ってあげた。

ニューヨーク東8番街の奇跡のあらすじ【転】

宇宙生物たちは、フランクのカフェで手伝いをするようになっていた。店は繁盛し、取り壊しの作業員までがそこで昼食をとっていた。カルロスが店にやってきて、いちゃもんをつけようとするが、応対したフェイの優しさに、つい心が動いてしまう。

しかし、カルロスはライリーを尊敬し、ライリーのような地上げ屋になることを夢見ていた。そこで、アパートの住人が立ち退かないことを苦々しく思っていたライリーに気に入られようと、アパートに侵入し、斧で水道管や電気系統を破壊した。

さらに、宇宙生物の存在に気づいていたカルロスは、隠れて宇宙生物が近づいてくるのを待つと、父親の宇宙生物を斧で破壊してしまう。怒ったハリーはボクシングのグラブを着けてカルロスを殴り飛ばし、アパートから追い払う。

しかし、カルロスを自分の息子だと思っていたフェイは、カルロスを追い出したハリーやフランクを罵る。そして、宇宙生物の子供たちを探すが、3匹の子供たちは姿を消してしまっていた。

フランクはアパートの住人たちとともに、宇宙生物の子供たちを探しに行く。ハリーが工事現場から拡声器を持ち出し、建物の屋上に上って笛を吹くと、3匹の子供たちは戻ってきた。そして、ハリーが修理した末っ子は、ハリーのポケットに収まった。

3匹の子を、両親が迎えに来る。カルロスに壊された父親は、母親に修理され、また元気になっていた。しかしそれは、宇宙生物がフランクやハリーたちに別れを告げに来たのだった。ハリーはポケットにいた末っ子を手放せずにいたが、フランクに促されてその子を両親に返す。

宇宙生物の家族は、夜空の彼方へ飛び去っていった。

ニューヨーク東8番街の奇跡のあらすじ【結】

その頃、アパートでは、ライリーの部下がアパートに火をつけようと、発火装置をセットしていた。そこにやって来たカルロスが、アパートの住人を追い出したのは自分の手柄だと言って、自ら火をつけようとする。

2人が揉み合っているところへ、フェイが窓から息子を呼ぶ声が聞こえた。カルロスは慌てて発火装置を止めようとするが間に合わず、アパートは一瞬にして炎に包まれた。カルロスは、火をかいくぐってフェイの部屋に入り、非常階段を伝ってフェイを助け出した。

病院に運ばれたフェイは、正気を取り戻していた。カルロスがフェイを励まそうと息子のふりをするが、フェイは正気に戻り、カルロスが自分の息子ではなく、本当の息子が死んだことを思い出していた。そして、見舞いに来たフランクと抱き合い、涙を流すのだった。

アパートの焼け跡では、ハリーが呆然と座り込んでいた。地上げ屋の元締めのライリーが工事業者に、取り壊し作業を進めるよう促すが、作業員たちはハリーがいるうちは工事をしないと反抗する。

その夜、宇宙生物がハリーの目の前に再び現れる。しかも今度は、家族のほかに大勢の仲間を連れてきていた。

翌朝、そこには誰もが目を疑う光景が広がっていた。焼け崩れたはずのアパートが、一晩で元に戻っていたのだ。しかも建物は、以前よりもピカピカになっていた。

新聞記者に囲まれ、昨夜の火事について質問を受けるライリーは、「火事などなかった」と言って記者たちから逃れる。そして、そばにいたコヴァックスに、「お前はクビだ」と言い残して、車で去っていった。

フェイが病院から戻ってきて、住人たちと笑顔で新しいアパートに足を踏み入れた。玄関でフェイが振り返り、見上げる先には、宇宙生物たちが元気に帰っていく姿があった。

数年後、東8番街に立ち並ぶ高層ビルの谷間に、フェイたちのアパートがひっそりとたたずんでいた。

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