映画『ナイトクローラー』あらすじネタバレ結末と感想

ナイトクローラーの概要:第87回アカデミー賞脚本賞にノミネートされた、ダン・ギルロイ監督、脚本のサスペンス映画。主演はジェイク・ギレンホール。ナイトクローラーは、事故や事件の映像を専門にするパパラッチを指す言葉。

ナイトクローラー あらすじネタバレ

ナイトクローラー
映画『ナイトクローラー』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ナイトクローラー あらすじ【起・承】

盗んだ金網やマンホールの蓋を売って生活している、ルイス・ブルーム。
彼は偶然事故現場に遭遇し、そこで事故映像を撮影してテレビ局に売るというパパラッチ2人組を見て、自分も同じ商売をすることを思いつく。
盗んだロードバイクを売ってカメラと無線傍受気を買い、カージャックの現場を撮影して、テレビ局に売り込みに行く。
彼の映像は女性ディレクターのニーナに気に入られ、高値で売れた。

ホームレス同然の生活をしているリックを助手にしたルイスは、不法侵入などなんでもありで撮影を続け、新しい車を買うまでになる。
無謀な撮影を続けるルイスに、同じパパラッチのジョー・ローダーが手を組もうと誘ってくるが、ルイスは断る。
そしてニーナを食事に誘ったルイスは、彼女を脅して肉体関係を持つ。

昇給を求めるリックを無視したまま横暴な態度をとり続けるルイスは、撮影に行き詰まっていくが、ある時ジョー・ローダーの事故現場に遭遇する。
そして、彼の事故さえもネタにするルイス。

高級住宅地での武装強盗の無線を聞いたルイスとリックが現場に向かうと、警察はまだ到着しておらず、過激な映像の撮影に成功する。

ナイトクローラー あらすじ【転・結】

大スクープ映像になった映像を、ニーナに言い値で買い取らせ、さらには映像会社を作るからその社名を映像と共に宣伝するように要求。
狂気すら感じさせるルイスの要求の数々に衝撃を受けるが、視聴率が欲しいニーナは全ての要求を呑むことに。

その後、警察が事件の情報と映像を求めてルイスを訪ねる。
情報提供を求められたルイスは何も知らないと言うが、本当は映像を持っていて、犯人の顔も見ていた。
犯人を探し出したルイスは、逮捕劇を撮影して更に大金を稼ごうとする。
計画を聞いたリックは、ルイスの話術を逆手に取って、大金を要求する。

犯人を見つけたルイスは警察に通報し、銃撃戦を撮影すると、今度は犯人と警察のカーチェイスを追いかけ回す。
パトカーと犯人の車が横転し、全てをカメラに収めようとするルイスはリックにもカメラを持つよう指示。

しかしリックは大金を求めたことでルイスに嵌められ、横転した車の中で生きていた犯人に撃たれて死亡。
ルイスは、リックの死もネタした。
警察に話を聞かれたルイスだったが、すぐに釈放された。
ニーナはルイスそっくりの性格に変わり、ルイスは新しい社員を3人雇うことにした。

ナイトクローラー 評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2014年
  • 上映時間:118分
  • ジャンル:サスペンス
  • 監督:ダン・ギルロイ
  • キャスト:ジェイク・ギレンホール、レネ・ルッソ、リズ・アーメッド、ビル・パクストン etc

ナイトクローラー 批評・レビュー

映画『ナイトクローラー』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

サイコパスの主人公と先が読めないストーリー

事故や事件現場のショッキングな映像を撮影して、テレビ局に売ることを専門にするパパラッチ、別名“ナイトクローラー”。
サイコパスの青年ルイスが、法律もモラルも無視して、「大金になる事故、事件の映像」をカメラに収めていくという作品。

聞かれてもいないネットでの勉強についてのマシンガントークをニーナ相手に繰り出し、リックに対しての意味のわからないお説教など、いかにもサイコパスという雰囲気がルイスからは漂ってくる。
ちょっとくらいならいいじゃないか、という様子で不法侵入を繰り返し、売っている映像も、倒れている人物がうまいアングルに収まるように動かしたり、写真の位置を勝手に動かすなど、やりたい放題。
そして視聴率欲しさに、より過激な映像を撮るルイスと売買するニーナの関係は、ニュースが全て信用できるわけではないことを暗に語っている。

終盤では犯人逮捕の衝撃映像を撮れるように細工し、邪魔になったリックまでネタにするまで進んだルイスの狂気はゾッとする。
そしてよく見れば、起業して成功した人物のストーリーによく似たルイスの行動に、さらなる不気味さを覚える。

テンポも良く、強盗事件現場を撮影した後のスピード感は秀逸。
スリル満点のカーチェイスもあり、飽きが来ない作品。

ジェイク・ギレンホールの怪演

レオナルド・ディカプリオの再来とも言われる、俳優ジェイク・ギレンホールの怪演が素晴らしい。

笑っているようで目は笑っていなかったり、目を見開いたまま不敵な笑みを浮かべる口元などは、夢に出たらうなされそうだ。
鏡に八つ当たりするシーンでは、ジェイク・ギレンホールとは別人のような表情も見せている。

ナイトクローラー 感想まとめ

アカデミー賞脚本賞にノミネートされただけあり、緻密に練られているが大胆さも兼ねそろえた、1人のナイトクローラーとブラック会社の誕生が描かれている見事な作品。
12キロの減量を行ったというジェイク・ギレンホールの、衝撃的な怪演は、不気味さしか感じないのにも関わらず目を離すことができない。

「破滅の瞬間にカメラを持って現れる」というキャッチコピーやセリフの通り、まるで死神のようなジェイク・ギレンホールと、他人の不幸を売り買いするテレビ局との関係などが、後味が悪くてぞっとさせられる作品。

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