『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

ティム・バートンが製作を務め、彼の世界観が炸裂しているストップモーションアニメ。世界中で大ヒットし、様々な影響を与えた傑作である。監督はヘンリー・セリック、脚本はキャロライン・トンプトン。

あらすじ

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のあらすじを紹介します。

ハロウィンタウンの住民は、人を驚かせ怖がらせることが大好き。ハロウィンの当日、住民たちは大はしゃぎしていたが、パンプキンキングことジャックは、毎年同じことの繰り返しにすぎないハロウィンに退屈していた。

そんな時、ジャックは森の奥で扉がついたきを見つける。扉の中に入って行くと、そこには明るい雰囲気のクリスマスタウンという別世界が広がっていた。ジャックは感銘を受け、自分たちの力でクリスマスを作ろうとする。しかし、ジャックに憧れるサリーは悪い予感にとらわれていた。

クリスマスの準備は順調に進んでいくものの、ハロウィンタウンの住民たちはクリスマスが何なのかがわからない。おかしな方向に進んでいく準備。果たしてクリスマスは成功するのか?

評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:1994年10月22日
  • 上映時間:76分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:ヘンリー・セリック
  • キャスト:クリス・サランドン、ダニー・エルフマン、キャサリン・オハラ、ウィリアム・ヒッキー、グレン・シャディックス etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』について、考察・解説します。※ネタバレあり

とはいえ、ティム・バートンではない

本作の監督はティム・バートンだと勘違いしている人がたくさんいます。確かに、本作はティム・バートンの世界観を忠実に再現しており、ティム・バートンそのものだといえるんですが、彼はあくまで制作を担当したにすぎないんですね。監督のヘンリー・セリックは職業監督に徹し、ティム・バートンの世界観を表現するために奮闘した、ということなんです。

お話は簡単で、ハロウィンしか知らん怖い連中がクリスマスをやるというもの。魅力はお話ではありません。キャラクターの造形、演出、雰囲気作りなど、これまでのどの映画とも似つかない独特の世界観がウリ。悪夢を表現しているはずなのに、とても楽しい。どんなハロウィン映画よりもハロウィン映画らしく、どんなクリスマス映画よりもクリスマス映画らしい。クリスマスを手作りしようという考えが、商業主義を批判していて良いですね。他のクリスマス映画を批判しているような……言い過ぎですが。

本作の世界観は主にハロウィンに強い影響を与え、仮装のパロディ元になっています。ディズニーランドでは本作を元にしたアトラクションが期間限定で登場するなど、与えた影響は凄まじい。ティム・バートンの凄さが一番良くわかる映画です。『アリス・イン・ワンダーランド』なんてのは、ジョニー・デップがいるからダメです。ティム・バートンの本当の良さが出るのは、ジョニー・デップが出てない映画だけ!例外は『シザーハンズ』と『エド・ウッド』だけです。

まとめ

ティム・バートンの芸術家としての才能を堪能できる映画ですね。彼が映画界に入ってくれて本当に良かった。芸術家としても間違いなく成功を収めていたでしょうから、数々の名画を作ってくれてありがたいです。本作のような映画は、彼にしか作れませんからね。

私は秋・冬になると必ず本作を観ます。何度観ても新鮮な演出と世界観。ウギー・ブギーの凶悪さは何度観ても痛快ですし、オープニングの「ディス・イズ・ハロウィン」は涙がでるほど素晴らしい。ミュージカルとしてもアニメーションとしても満点です。ジャックが丘に立つシーンも感動的ですし、見どころがたくさんあって楽しいですよ。ティム・バートンは本作を含め3本のストップモーションアニメを制作していますが、ナンバーワンは間違いなく本作です。

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