映画『劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ55』あらすじネタバレ結末と感想

劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ55の概要:投稿された不可解な心霊映像を調査、検証するドキュメンタリーシリーズの劇場公開版。一見バラバラの投稿映像に意外な接点が見つかっていくというホラー映画。監督は「鬼談百景」にも携わった岩澤宏樹。

劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ55 あらすじネタバレ

劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ55
映画『劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ55』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ55 あらすじ【起・承】

銅像

夜の公園でふざける若者たちの一人が撮影した映像。
その中に映っていた少年の銅像の姿が大人の女性の姿に変わり、撮影者に近寄ってくる。
それに気づいた撮影者は逃げ出し、映像を友人に送ると失踪した。

ロールシャッハ

元スタッフ菊池の紹介で映像を持ち込んできた青年。
過去にサークルで撮影された映像の中に自分の顔が見えると、不幸があると噂のものがあった。
その映像の中に、今までには無かったはずの8人の人間の顔が、ロールシャッハテストのように浮かんでは消えるようになった。

窓の外

スタッフルーム前の窓周辺で、不可解な声や音を聞くスタッフが続出する。
問題の窓の外は人の入る隙間もなく、場所はビルの3階部分。
監視カメラを設置すると、窓の外に人影が映っていた。
ビルの隙間で光る幽霊を目撃したという証言を得たので、その場所を調べたスタッフたちは壊れたデジカメを発見する。

悪戯電話

固定電話にかかってくる悪戯電話に悩まされるようになった女性。
同棲中の彼氏の浮気を疑い、なぜか録音できない悪戯電話の証拠を押さえるため、電話をスピーカーにしてカメラを設置。
だが、携帯電話の着信音が固定電話からも聞こえたため、電話の相手が近くにいると直感して部屋から出た。
切り忘れたカメラの中には、人間とは思えない女性の姿が。

その後、バイトをやめてひきこもるようになった彼氏の松本(仮名)。
スタッフが取材に行くが、「呪われてしまえばいい」と言って暴れだしたため、取材は中止になった。

劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ55 あらすじ【転・結】

タイムラプス

数時間にわたる映像を数分に凝縮したタイムラプス映像。
夜空を撮影していたその中に、映るはずのない女性が映りこんでいた。

誰がいなくなった?

バイト仲間たちで心霊スポットに行ったという男性。
過去に交通事故で家族を失い、自身も命を落としかけたことがきっかけで霊感体質になったという松本も一緒だった。
嫌がる松本にカメラを渡して心霊スポットに入った後、彼は突然姿を消す。
すぐにパニック状態で見つかり逃げ出したが、カメラの映像を確認すると30分以上姿を消していたようで、真っ黒な女性の姿も映っていた。
仲間たちの携帯には、未来の日付で助けを求めるメッセージが入っていた。
その日以降、松本の彼女の元には悪戯電話が。

菊池は「ロールシャッハ」の関係者のインタビューに成功。
撮影者本人は亡くなっていたが、その撮影場所と松本たちが入り込んだ心霊スポットが同じだとわかる。
もともとそこに住んでいた一家の娘は元恋人のストーカーとなり、カメラを回して相手へ電話をかけながら焼身自殺を図ったという噂があった。

飛ぶカメラ

たこ焼きパーティーをする女性たち。
一人がカメラを回していたが、勝手にカメラが動くとハンガーラックの下の青白い顔を映し出した。

悪人

松本が姿を消した。
彼女の元に残された荷物から、ネットの掲示板から流出した個人情報のメモが見つかる。
「銅像」「タイムラプス」「飛ぶカメラ」の関係者3人は、ネットの掲示板で松本が遭った事故に対して批判的な書き込みをしていたと判明。
しかも、不可解な映像を撮影後に全員が不幸な目に遭っていた。
スタッフルームには松本からデジカメのメモリーカードが届けられており、「窓の外」で怪奇現象を起こしていたデジカメは、松本が心霊スポットから持ち出したものだった。

彼の行方は未だにわかっていない。

劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ55 評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★☆☆☆☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2013年
  • 上映時間:104分
  • ジャンル:ホラー

劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ55 批評・レビュー

映画『劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ55』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

7本の映像がつながっていく面白さと怖さ

投稿された不可解な映像を世に出している「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズの55作品目で、劇場公開された作品。

「銅像」「ロールシャッハ」「悪戯電話」「タイムラプス」「誰がいなくなった?」「飛ぶカメラ」の6本の投稿映像と、スタッフルームの周囲で起こるようになった怪奇現象の記録「窓の外」。
そして鍵を握る松本(仮名)を追う「悪人」の8本の映像から構成されている。

「悪戯電話」と「誰がいなくなった?」は詳しく取材をして問題の映像が撮影された現場に向かったり、「ロールシャッハ」では投稿者本人からの相談を撮影したりもしている。

関連がないと思われた7本の映像が、松本という青年によってすべてがつながっていたというオチは、意外性があって驚かされる。
また、作品が撮影されていた時期に話題になった、ネット上にある投稿掲示板の個人情報流出問題を扱っていて、リアリティもある。

ラストで“自己責任”として見るよう忠告された、松本が心霊スポットから持ち帰ったデジカメの映像が流れるが、自己責任という文字が怖さを倍増させている。

本当にあったのかはわからない

シリーズ55作品も出ているが、ほかの作品も見なければわからないものではなく、本作だけでも十分楽しめる内容。

このシリーズの全体が、フィクションなのか本物の投稿映像なのかは、見ている側の判断にゆだねられている部分はある。
明らかに合成っぽいものもあれば、リアルで怖い映像もある。
蒸し暑い日や、普通のホラー映画に飽きた時には見てみたい作品。

しかし「悪人」の部分では、走りながら撮影している部分があるせいでカメラのブレが激しく、映像酔いに注意しなければならない。

劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ55 感想まとめ

真夏に放送される怖い映像をまとめたテレビ番組で見かけることも多い「飛ぶカメラ」など、怖い投稿映像がたっぷり入った作品。
何があっても自己責任で、という断りを入れてから流れるラストの映像は、前置きの影響もあって怖さは倍増。

なお、元スタッフとして登場する菊池演出補は、岩澤宏樹監督の次の監督として、現在は「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズの監督をしている。

白ゆき姫殺人事件」や「残穢 住んではいけない部屋」の中村義洋監督もこのシリーズの監督をした事があり、本作のナレーションも務めている。

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