映画『の・ようなもの のようなもの』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「の・ようなもの のようなもの」のネタバレあらすじ結末

の・ようなもの のようなものの概要:出船亭志ん田は脱サラをした後、落語家に転職した。だが、真面目な志ん田の落語は、面白みに欠けるものだった。ある日、師匠の志ん米に、兄弟子の志ん魚の捜索を頼まれる。志ん田は志ん魚を探しながら、落語について考えることになる。

の・ようなもの のようなものの作品概要

の・ようなもの のようなもの

公開日:2015年
上映時間:95分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ
監督:杉山泰一
キャスト:松山ケンイチ、北川景子、伊藤克信、尾藤イサオ etc

の・ようなもの のようなものの登場人物(キャスト)

出船亭志ん田(松山ケンイチ)
読み方:でふねていしんでん。30歳。大学卒業後プログラマーとして働いていたが、会社を辞めた後落語家になる。真面目で融通の利かない性格。夕美のことが好き。
夕美(北川景子)
志ん米の娘。定職に就かずフラフラとしている。口が悪いが心優しい性格。
出船亭志ん魚(伊藤克信)
読み方:でふねていしんとと。落語家を辞めた後、便利屋として働きながら生活をしている。対人恐怖症を発症して落語家を辞めたと言われているが、真偽は不明。
出船亭志ん米(尾藤イサオ)
読み方:でふねていしんこめ。志ん田の師匠。出船亭一門をとても大切にしている。

の・ようなもの のようなもののネタバレあらすじ

映画『の・ようなもの のようなもの』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

の・ようなもの のようなもののあらすじ【起】

出船亭志ん田は大学卒業後プログラマーとして働いていたが、仕事のスピードについていけず会社を辞めた。ある日ふらっと立ち寄った寄席に、後の師匠となる出船亭志ん米が出演しており、志ん米の話す姿に心を打たれ弟子になることを決める。

出船亭志ん米はスポンサーである斉藤会長を怒らしてしまう。機嫌を直してもらうには、斉藤女会長が気に入っていた出船亭志ん魚を呼び戻す必要があった。だが、誰も志ん魚の居場所を知らなかった。

志ん田は志ん米の娘の夕美のことが好きだったが、ちっとも相手にされていなかった。夕美がカットモデルに頼んだのも、志ん田の兄弟子だった。志ん田は羨ましそうに夕美と兄弟子の姿を眺めた。その夜、夕美はカットを見た感想を志ん田に求めた。志ん田は嫉妬心から、二番煎じの髪型だと貶してしまう。怒った夕美は、志ん田の落語は「小学生が国語の教科書を読んでいるようだ」と罵った。

志ん米は志ん田に、志ん魚の捜索を命じた。志ん魚の実家の住所もはっきりせず、写真も朧げに写っている物しか残っていなかった。志ん田は不安を抱きながらも、志ん魚の実家があると思われる日光に足を運んだ。

の・ようなもの のようなもののあらすじ【承】

志ん田が電車を乗り継いで志ん魚の実家に行くと、誰も住んでおらず家は売られていた。近くのみやげ物屋の主人に話を聞くが、大した情報は得られなかった。仕方なく刀の形をした傘を買って店を出た。

志ん田は志ん米に報告の電話を入れた。その時、志ん米は志ん魚の妻の実家が、信州でうどん屋をしていることを思い出す。志ん田は電車を乗り継ぎ、信州へと向かった。志ん田はうどん屋に行くが、そこには志ん魚の姿はなかった。代わりに店主から、志ん魚についての話を聞いた。志ん魚は20年も落語家として精進していたが、真打になることはできなかった。そんな時、師匠の志ん扇が亡くなり、落語を辞めてしまったのだ。そのうどん屋の店主も、落語家からうどん屋に転職した人だった。志ん田も転職を勧められるが、話を聞くだけに留めた。

志ん田はうどん屋の店主の妻から、志ん魚の元妻の連絡先を手に入れる。だが、会ってくれたのは元妻の兄だった。志ん魚は妻を置いて蒸発してしまったので、元妻の兄も居場所を知らなかった。元妻の兄は妹を不幸にした志ん魚にあまりいい感情を持っておらず、志ん田にも転職を勧めた。志ん田は飲めないお酒を煽った。

の・ようなもの のようなもののあらすじ【転】

志ん田は一度師匠の元に戻るが、志ん米を見つけてくるまで戻ってくるなと叱られる。夕美も捜索を手伝おうとするが、志ん田は頑なに拒否した。夕美は仕方なく、子供の頃に志ん魚に買ってもらったお菓子について話した。

志ん田は夕美から聞いた情報を元に、志ん魚の捜索を行った。だが、有力な情報を得られなかった。そんな時、夕美から谷中の墓地で目撃情報があったと連絡をもらう。そこは志ん扇の墓がある場所だった。志ん田は墓を見張りに行くが、夕美も一緒に行きたいと言い出したため連れていくことになる。その後、夜の墓場で無事に志ん魚を見つける。

次の日、志ん田は志ん魚を連れて、志ん米の元を訪ねた。志ん米は斉藤会長のために志ん扇の13回忌で、志ん魚オリジナルの「出目金」の演目をして欲しいと頭を下げた。だが、志ん魚は志ん扇が亡くなったときに燃やしたので無理だと断った。志ん米はそれでも諦めきれず、志ん田に志ん魚の説得を頼んだ。

志ん魚は果物屋の店番やおばあちゃんの家のご飯作りなど、便利屋の仕事をしていた。志ん田は志ん魚に付いて仕事を手伝った。仕事が終わった後、志ん田は落語を辞めた理由を問い掛けた。志ん魚は一瞬戸惑いながらも、落語を辞めた理由を話した。志ん魚は志ん扇が亡くなった後、気が抜けてしまい、酒に溺れて飲んだくれるようになった。ある日、酔っ払って階段から転げ落ちて頭を打ってしまい、記憶がなくなってしまう。記憶が戻ったのはそれから10年後のことだった。志ん魚はもう落語家に戻る気はなかったので、自分に付き合わずに稽古に励めと志ん田を嗾けた。

志ん田は志ん魚の家に押しかけ、居候を始めた。そして、便利屋の仕事を代わるので、「出目金」を作り直して欲しいと頼んだ。志ん魚は素直に、志ん田の申し出を受け入れようとはしなかった。次の日、志ん魚が目を覚ますと、朝食が作られ部屋が綺麗に片付けられていた。いつの間にか便利屋の仕事も志ん田が終わらせていた。

の・ようなもの のようなもののあらすじ【結】

志ん田が洗濯物を洗っていると、ズボンのポケットから「出目金」のメモ書きが出てきた。志ん田はそれを見ながら微笑んだ。その夜、祭り会場に夕美の姿があった。夕美は町の人達に、志ん魚が落語家であることを話していた。町の人達に押し切られ、志ん魚は寄席をすることになる。

銭湯を貸し切り、寄席をすることになった。志ん田が前座を行い、志ん魚にバトンタッチした。その様子を夕美や志ん米達が見ていた。だが、志ん魚の落語はひどい有り様で、客達は退屈そうにしていた。寄席終了後、志ん米は弟子達に相談した。志ん魚が対人恐怖症で落語家を辞めたという噂があり、寄席を行うのは無理かもしれないと思ったのだ。

志ん田は自分にはない自由な落語を行う志ん魚に尊敬の念を抱く。改めて志ん魚に頭を下げ、「出目金」をして欲しいと頼んだ。その日以降、志ん田が便利屋の仕事を行い、志ん魚は「出目金」のネタを作って練習に励んだ。

志ん米は志ん田を呼び出し、志ん魚の代わりに「出目金」を行うよう迫った。前座なら多少下手でも、出船亭一門のメンツが保たれると考えたのだ。だが、志ん田は志ん魚の寄席が好きなので嫌だと断った。その頃、志ん魚の家に兄弟子が訪れ、頭を下げて寄席に出ないでくれと頼んでいた。その夜、志ん田は志ん魚の家に行った。だが、部屋に志ん魚の姿はなかった。

志ん扇13回忌の追善一門会当日。志ん米は斉藤会長に頭を下げ、志ん魚が腰を痛めて寄席ができなくなったと嘘を吐いた。なんとか誤魔化せたとほっとしたのもつかの間、志ん田が会場から行方不明になる。志ん米は寄席に穴が開くと顔を青ざめさせた。そこに、志ん田が書いた手紙を持って志ん魚が現れる。志ん魚は講座に上がるが、「出目金」をせずに別の演目を行った。いつか二つ目に上がる志ん田のために残しておいたのだ。

志ん田からの手紙には、志ん魚を尊敬している気持ちと、講座に上がって「出目金」をして欲しいという志ん田の願いが書かれていた。志ん田は志ん扇の墓の前で「出目金」を演じた。夕美は志ん田に会うため、会場から志ん扇の墓まで走った。そして、「出目金」を演じている志ん田の姿を、こっそり覗き見て微笑んだ。志ん魚の講座は見事成功し、拍手喝采だった。

志ん田は墓場のベンチで夕美とそばを食べた。夕美は幸せそうに微笑んだ。その後、志ん田は二つ目に昇進した。志ん魚の家に行くが、出て行っていなくなっていたと近所の人に教えてもらう。

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