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映画『ヌイグルマーZ』あらすじとネタバレ感想

映画『ヌイグルマーZ』の概要:筋肉少女帯のヴォーカルとして知られる大槻ケンヂの原作小説「縫製人間ヌイグルマー」を、「片腕マシンガール」などで世界的にカルト的人気を得ている井口昇監督が映画化。

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映画『ヌイグルマーZ』 作品情報

ヌイグルマーZ

  • 製作年:2013年
  • 上映時間:99分
  • ジャンル:コメディ
  • 監督:井口昇
  • キャスト:中川翔子、武田梨奈、市道真央、北原帆夏 etc

映画『ヌイグルマーZ』 評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

映画『ヌイグルマーZ』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『ヌイグルマーZ』のあらすじを紹介します。

鮎川響子(市道真央)は幼いころの誕生日に作家だった母から、手作りのピンク色のテディーベアをプレゼントされる。ブーたれたようなその顔から、「ブースケ」という名前をつける。しかしそのテディーベアには、はるか彼方の惑星「ドムホ」から宇宙を漂い地球に降り立った綿状の生命体が寄生をしていたのだった。

同日、母の田舎から身内を亡くして独り身になっていた妹の夢子、通称ダメ子(中川翔子)が上京してきた。響子の誕生日祝いにレストランで食事をしていると、おもむろにゾンビの集団がレストランになだれ込んできた。銃撃戦になり、ゾンビの放った銃弾から娘を守ろうとした響子の母は銃弾を受け亡くなってしまう。母が撃たれた時、顔を伏せていてその光景をたまたま見ていなかった響子は、ダメ子をかばって死んだのだと誤解してしまう。

ゾンビの集団は惑星ドムホからブースケと共に地球にやってきた、デ・パルザと合体したタケシ(猫ひろし)という人物の悪の計画の一部だった。そしてついに、ゾンビは響子に襲いかかる。響子を守るため負傷したダメ子は、ブースケと合体し、「ヌイグルマー」(武田梨奈)として生まれ変わったのだった。

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映画『ヌイグルマーZ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ヌイグルマーZ』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

井口監督の持ち味

これまで井口昇監督が撮ってきた作品を見れば分かるように、彼の作品はみな低予算である。彼自身の作風が日本映画界の中でもトップクラスに過激であることを鑑みれば、高額な予算を出資する会社がないことぐらいは想像に難くない。しかし、そんな中でも井口監督作品は世界的にカルト的な人気を誇っている。それは言ってしまえば、海外が日本映画に求めるエッセンスと彼の作風が一致していることにほかならない。海外が邦画に求めるエッセンスといえば、過激な残虐表現がその一つである。(いつからかは知らないが、海外からみた邦画にはそんなイメージが定着しているようである。)そんな井口監督の最高傑作と言えるのが、2008年の「片腕マシンガール」である。片腕を失った女子高生が失った腕の代わりにガトリングガンを取り付け、殺された弟の復讐のため敵を片っ端から殺していくという、あらすじを書いただけで胸焼けするような映画である。もちろん、万人に受ける映画でないことは確かだが、それでもきちんと復讐の動機は説得力を持って描かれるし、映画的なカタルシスに満ちている。

では、本作「ヌイグルマーZ」はどうか。はっきりいって、これまでの井口作品にあったような過激さは鳴りを潜めている。乱暴な言い方だが、その時点で魅力半減である。もちろん、すべてがすべて残虐である必要はない。しかし、話の内容は「片腕」と同じ復讐劇である。となると、井口監督にはどうしても過激な映像を求めてしまいたくなるのだ。

残虐性が収まったことで、映画自体の勢いがなくなり、単純に予算のない残念な映画に見えてしまうのは致し方ないところだ。

映画『ヌイグルマーZ』 まとめ

全体的なキャラクターの描き込みもいい加減でむしろノイズになる。手を加えるべきところが散見されすぎて、見ていて冷めてしまう瞬間が多々ある。これがアイドル映画であれば、そういうぎこちなさも含めて愛するべきものになるのだが、本作は違う。中川翔子はアイドルというより、もはやタレントであるから、不自然な演技があってもそこに愛おしさがない、もちろん、彼女の熱狂的なファンならこれでいいのかもしれないが。

中川翔子は意外と井口作品と相性が悪い存在なのかもしれない。井口監督にはぜひ、旬のアイドルを起用した王道アイドル映画を手がけてもらいたい。かつてアイドル映画で隆盛を極めた角川とタッグを組んだこともあるのだから。

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