『オブリビオン』あらすじとネタバレ映画批評・評価

オブリビオンの概要:有名なCMを手がけることが多いジョセフ・コシンスキー監督、ミッション・インポッシブルシリーズで人気の俳優トム・クルーズ主演。2013年にアメリカで公開されたSF映画「オブリビオン」。

オブリビオン

オブリビオン あらすじ

映画『オブリビオン』のあらすじを紹介します。

2077年、エイリアンが地球を侵略して、地球は人間の住める環境ではなくなり「テット」という仮の住まいで暮らしている。
ジャックとヴィクトリアの2人だけが地球周辺の警備のためにテットから離れているが、ジャックは地球に自分だけの家を作り、そのまま暮らしたいと思っていた。
そして彼は毎晩、昔の地球で一人の女性に出会う不思議な夢を見ていた。

ある日、ジャックは旧型の宇宙船が落ちてくるのを発見し、ひとりの生存者を救う。
生存者の名前はジュリアといい、ジャックが夢で見る女性に瓜二つだった。

フライトレコーダーを確認したいと言うジュリアと地球に向かったジャックは、エイリアンの残党スカブに襲われるが、ヘルメットを取ったスカブは人間だった。
そして仮の住まいと思っていたテットが、敵の本拠地だった。

ジュリアと夫婦という事も思い出したジャックはヴィクトリアに真実を告げるが、ヴィクトリアはロボットに殺されてしまい、ジャックとジュリアは追われる身となる。
進入禁止地区へ逃げ込んだ2人が見たのは52という番号のジャックのクローンで、怪我をしたジュリアを救うためジャックは奔走する。

その後、生き残った地球の仲間たちと合流したジャックとジュリアは、敵のロボットを操作してテットに爆弾を送り込もうとするが、攻撃を受けてロボットも破壊されてしまう。
最後の手段で、爆弾を積んだ52番の宇宙船に乗ったジャックとジュリアがテットに向かう。

たどり着いたテットには、まだ目覚めてはいないジャックとヴィクトリアのクローンが数え切れないほど存在していた。
そして、ジャックと一緒に宇宙船から出てきたのは、ジュリアにも内緒で入れ替わっていたスカブの長老ビーチ。
2人が命と引き換えに爆弾のスイッチを押してテットは崩壊、宇宙戦争は終わりを告げた。

それから3年後、ジャックの作った家で娘と暮らすジュリアの前に、記憶を取り戻した52番のジャックが現れる。

オブリビオン 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2013年5月31日
  • 上映時間:124分
  • ジャンル:SF、アクション
  • 監督:ジョセフ・コジンスキー
  • キャスト:トム・クルーズ、オルガ・キュリレンコ、モーガン・フリーマン、メリッサ・レオ、アンドレア・ライズボロー etc…

オブリビオン 批評 ※ネタバレ

映画『オブリビオン』について、2つ批評します。※ネタバレあり

「僕は彼」の意味

ジャックのクローンは、ビーチが語ったように最初から何千人という数がいました。
その中に、ジュリアに対する強い思いから、彼女の夢を見るクローンが何人か存在してもおかしくはないと考えられます。
そして49番のジャックは、ジュリアに会う前から思い出の場所に向かうことができる区域にいて、最初にジュリアに再会したクローンでもあります。

52番は、そういったことが全く無くても、家を見つけます。
進入禁止地区で49番のジャックと鉢合わせした時に、ジュリアの顔を見て驚いた顔をしているので、52番のジャックもジュリアの夢を見るクローンだったのだと思われます。

ジュリアに会った事やクローン同士の接触という刺激を受け、彼も記憶を取り戻す事ができたと考える事ができます。
また、記憶を完全に抹消するためにテットが後からも何らかの仕掛けをしていた可能性があり、テット消滅で記憶が戻りやすかったとも思われます。
クローンだから同じなのではなく、記憶が戻った事から「僕は彼」なのでしょう。
「彼」の意味は「49番のジャック」ではなく、「ジャック・ハーパー」なのだと考えられます。

ジュリアの子供

ジュリアは暴発した銃でお腹を撃たれていますし、その前は60年間コールドスリープ状態だったので、そこまでは妊娠していないでしょう。

ですが、湖畔の家で療養した後に襲撃を受け、ロボットに撃たれそうになった時に心臓からお腹に焦点をずらされています。
1度撃たれた場所をもう一度狙うようにプログラミングされていた可能性もありますが、心拍を2つ確認したロボットが迷った動きと考えられます。

湖畔の家で過ごした日数が明確ではないことから、妊娠したのはその間なのでしょう。
そして、硬い決意をしているにもかかわらず本人に内緒でコールドスリープ装置に入ってからビーチと入れ替わった事、お気に入りの絵を一緒に入れたことから、ジャックは妊娠の可能性に気がついていたと思われます。
入れ替わったのは、ビーチの強い要望もあったと想像できます。

まとめ

日本でも人気があり、ミッション・インポッシブルなどで有名なトム・クルーズが、実はクローンという主人公を演じていて、ストーリーも意表をつかれるものです。
ジャックの乗る宇宙船や銃のスコープ画面、ハイテク機器やロボットの視線などは人気のゲームなどに実際にありそうで魅力的です。
また、近未来的な生活空間と廃墟と化した町、自然に囲まれた湖畔の家との差が、ストーリーとマッチしていて興味深いです。

名脇役モーガン・フリーマンは、この映画でも味わい深い演技で、彼の存在感は大きいです。
テットで予備のクローンを遠目で映したシーンには、その数にぞっとするものがありました。

しかし、日本では数年前に地震や津波があり、放射能の問題も未だに残っていると思うと、楽しめない部分も多いです。
そういったシーンが少なければ、意外性が高くて面白い映画だと思います。

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