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映画『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の概要:大人気刑事ドラマ「踊る大捜査線」の劇場版第2弾。合計3作製作されることになる「踊る大捜査線」劇場版シリーズだが、今作が最大のヒットと言っても過言ではない。「レインボーブリッジ、封鎖できません!」という名言が生まれたのも今作。

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映画『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の作品情報

踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!

製作年:2003年
上映時間:138分
ジャンル:サスペンス、アクション
監督:本広克行
キャスト:織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、水野美紀 etc

映画『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の登場人物(キャスト)

青島俊作(織田裕二)
湾岸署で働く刑事。熱い正義の心を持っており、常に全身全霊で事件に臨んでいる。
和久平八郎(いかりや長介)
青島達の先輩で、大ベテランの刑事。人望に厚い。
恩田すみれ(深津絵里)
青島の同僚。青島が密かに憧れている相手。
真下正義(ユースケ・サンタマリア)
警視庁に勤務する交渉人。かなりの実力者。
室井慎次(柳葉敏郎)
警視庁に勤務するエリート刑事。青島とは犬猿の仲。
真矢みき(沖田仁美)
今回事件解決の為に送り込まれてきた管理官。青島達現場の人間を下に見ている。

映画『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』のあらすじ【起】

世間から事件が無くなることはありません。どんな事件にも対応出来るよう、警視庁本庁と青島らが務める湾岸署が合同でテロ対策訓練を行うことになりました。本庁の人間にテロリスト役をやらせるわけにもいかず、湾岸署の刑事たちがその役を引き受けることになります。しかし、思わず本気になってしまった青島が、テロリスト役にも関わらずSATに打ち勝ってしまったのです。この事をきっかけに、青島は本庁から睨まれてしまいます。

一方、湾岸署の管轄内では様々な事件が立て続けに起きていました。その中でも、身体が蜘蛛の巣のように縛られた30代男性が殺害されるという事件が連続して起きました。上層部はこれを解決するべく、湾岸署と本庁の合同捜査を命じます。

しかし、本庁から送られてきた女管理官、沖田は湾岸署を一切捜査にくわえさせません。「事件は会議室で起きてるのよ」と青島達を一切認めない傲慢さと、普段青島とは犬猿の仲ながらも実力は認めている室井管理官を蔑ろにするその態度に、青島は怒りを覚えます。

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映画『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』のあらすじ【承】

沖田の圧力により公的に捜査をすることが許されない湾岸署の刑事ですが、青島は気にすることなく独自で同じく現在湾岸署で生じている噛みつき事件とスリ事件の捜査に乗り出します。

一方、蜘蛛の巣事件が中々進展しない沖田は、更に人材を投入し本腰を入れようと考えました。そこで室井に、湾岸署内の刑事で口が硬い人物は誰かと聞いたところ、青島とスミレの名前が挙がったのです。

沖田に呼び出された二人は、沖田が案内するとある場所へと向かいました。すると、警視庁が極秘裏に作成したというその部屋は、国民全体の動きを監視するモニター室だったのです。人権を全く無視したその部屋の存在に二人は唖然とします。しかし、世の中を平和に保つ為だ、と沖田は聞く耳を持ちません。そして沖田は他のすべての仕事は捨て置いて、二人にこのカメラで蜘蛛男事件の手がかりを入手するまで監視を続けろと命じたのでした。しかし、渋々モニタリングをしていた二人はなんと、偶然にもスリ事件と噛みつき事件の犯人を見つけたのでした。

映画『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』のあらすじ【転】

みすみす犯人を逃す手はありません。二人は監視室を飛び出て犯人逮捕に向かいますが、どちらもあと一歩というところで犯人に逃げられてしまいます。沖田はこれに怒り、彼らを紹介した室井に責任を取らせ彼にモニター管理を命じました。青島は室井に、何故沖田の言いなりになっているのかと責め立てますが、室井は沖田が警視庁のお飾りに仕立て上げられた憐れな人物だと話します。

監視の任から外された二人は、蜘蛛の巣事件を目撃してしまった、とある会社の女性秘書の警護に当たることになりました。しかし護衛を続けているうち、彼女が狙われているのは決してその事だけが理由ではない事に気がつきます。その会社の関連会社では、近頃大規模なリストラが起きていたのです。そしてスリ事件の犯人も、リストラの被害者によるものでした。

一方蜘蛛の巣事件に進展がありました。なんと、犯人グループからの連絡が入ったのです。そこで出番が回ってきたのが、本庁で交渉人として活躍する真下です。

映画『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の結末・ラスト(ネタバレ)

そして真下の交渉術で、この事件の犯人達も例のリストラの被害者である事が判明します。犯人らを一網打尽にする為、警察はレインボーブリッジを封鎖しようとしますが、様々な権力が絡み合っているレインボーブリッジは中々封鎖できません。更に最悪なことに、犯人の一人が女の子を刺そうとした場面に割って入ったスミレが重傷を負ってしまったのです。

沖田は現場の指揮をとりますが、一向に物事は好転しません。そして自暴自棄になった沖田に対して、青島の先輩である和久が「あんたの指示は聞いてられない」と自分達で捜査に当たることにしたのてす。そして、青島を中心に湾岸署の署員達は大活躍。見事犯人グループの逮捕に至ったのです。沖田は責任をとって、暫く前線から外されることになりました。

大躍進を見せた青島は警察庁から表彰される事となりますが、表彰式のその日、青島は姿を見せませんでした。何と、退院したスミレと共に新たな事件の犯人を追っていたのです。騒然とする会場で、室井は密かに笑みを浮かべていました。

映画『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の感想・評価・レビュー

踊る大捜査線の劇場版第2弾レインボーブリッジを封鎖せよ!は、劇場版第1弾よりもテンポの速い、ドキドキするような展開が多い作品だと感じた。
物語の疾走感はもちろんのこと、真矢みき演じる管理官沖田と青島ら現場刑事の対立もこの映画の魅力である。沖田の挫折により室井さんが指揮を執る展開はとてもかっこよく、興奮する。
また、交渉人として真下が活躍することもファンにとってはたまらない展開となっている。(男性 20代)


織田裕二の大ファンで映画館で全作観に行った覚えがあります。シリーズの中でも、この作品が1番好きかもしれません。すみれさんとの微妙な距離があったり、いかりや長介さんが出てくる最後の作品でもあります。

なにしろ、キャストが相変わらず豪華です。ベテラン陣ばかりですので、演技の方は流石ですとしか言いようがないです。(女性 30代)


ちょうどいいエンターテイメント性のある痛快活劇です。笑いも涙もあり、最後まで気持ちよく見られる映画でした。
愛すべき登場人物たち。端役までうまく写しているな、と感じます。いまは有名な俳優が端役としてみられるのも楽しく、主要なキャラたちから生まれる、暖かく心に刺さる台詞の数々はこのシリーズの醍醐味です。
シリーズ一貫して会社のような警察組織を見せながら、今回の事件の背景にもうまく取り入れられていて、意外と社会性もあります。いつ見ても勇気づけられる映画です。(女性 30代)


上映当時はまだ子どもだったが、映画館で鑑賞し、物語の展開にドキドキしたことを覚えている。
配役が素晴らしく、隅々までキャラクターが立っているので内容にもついていきやすかった。
劇中には、「どうして現場に血が流れるんだ」や「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きてるんだ」、「レインボーブリッジ封鎖出来ません」など、名台詞や名場面も多い。岡村隆史の犯人役も狂気的で印象に残る。
本作の中で完結しているので、前作を観ていなくても単体で楽しめる。(女性 20代)


大人気テレビシリーズの映画化第二弾。ファンが待ちに待った作品である。
湾岸署メンバーのやり取りに思わず「これこれ!」と、安心&ほっこりしてしまうのだ。これも徹底されたキャラクター作りの賜物だろう。
ストーリー展開も秀逸で、同時に発生するいくつもの事件が徐々に繋がっていく。そして最後には恩田すみれが凶弾に倒れてしまう。
懸命に輸血を叫ぶ青島に心を打たれ、心配する仲間たちに心を打たれ……何度も観たくなる邦画の最高傑作である。(男性 40代)


映画館で笑いが起きたのを初めて実体験した映画。
シリアス、コメディ、ドラマ、そして社会問題。全部がうまく合わさって盛り込まれた映画です。
笑えるところはしっかり笑えて、泣けるとこは泣けて、胸が熱くなるところはしっかり押さえられていて、自分も湾岸署の一員であるかのように映画に入っていけます。この時代のリストラというトレンドをおさえつつ、事件に持っていく様。役者が楽しそうに演技していると感じられるのも、最高でした。この映画を見てから、ドラマシリーズを見始めるほど、単体でもはまれる映画です。(女性 30代)


「レインボーブリッジ封鎖できません!」あまりにも有名な青島のこのセリフ。久しぶりに観てもやっぱり面白いです。SATの訓練シーンから始まり物々しい雰囲気ですが、青島の「勝っちゃいました」の一言で一気にいつもの雰囲気に変わります。柳葉敏郎や真矢みき、いかりや長介など個性豊かなキャストがそれぞれの役をしっかりと演じていて、観ていて安心感がありました。真矢みき演じる管理官はなんとも憎たらしく、素晴らしかったです。
お馴染みのあの曲で気分も盛り上がり、とても楽しめる作品でした。(女性 30代)


興行収入173億円超の物凄い映画です。エキストラがやけに多く、前作よりスケールがアップしています。そしてドタバタ感が堪りません。今作では、真矢みきがいけ好かないエリート管理官を好演しています。真に優秀なリーダーとは、また組織の在り方について等、考えながら鑑賞しました。雨の中、公衆電話の前で雪乃が誘拐されたシーンには、血の気が引きました。現場を這いずり回る青島や和久さんの本気の叫びが胸に迫り、号泣せずにいられません。(女性 30代)

関連作品

次作 踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!
前作 踊る大捜査線 THE MOVIE

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みんなの感想・レビュー

  1. surapi より:

    青島の「レインボーブリッジ閉鎖できません!」はあまりに有名なセリフだが、個人的にはラストで青島が犯人一味に告げた、「リーダーが優秀なら、組織も悪くない」というセリフが、これまでの青島と室井の関係性を表しているようでぐっとくる。踊るシリーズは本当に名言が多い。
    いかりや長介演じる和久さんは本作がシリーズ最後の出演だが、やはり絶妙で絶大な存在感を発揮しており、踊るシリーズにこの人は不可欠なのだなあと改めて感じさせられる。

  2. 森田 より:

    序盤から真矢みきによる映画版前作での名台詞を上書きするような台詞を初め遊び心満載。前作同様、軽すぎず重すぎない絶妙なバランス。おなじみのメンバーによる良い空気感が心地良い。
    このシリーズは設定は警察の組織ではあるものの、サラリーマンであれば多くの人が感じているであろう現場と上層部の溝や壁に登場人物達が翻弄される点が多くの人の共感を得たのではないだろうか。ホント、良いリーダーがいれば組織も悪くない。(が、そうでなければ・・・)

  3. RAI より:

    映画の1作目やドラマを見ていなくても十分に楽しめる作品です。ただ2作目はSATやヘリコプターが出てきたりと豪華なので、この後に1作目を見てしまうとあまり華やかさがないです。順番に見ることをお勧めします。
    柳葉敏郎やいかりや長介、真矢みきが出演しているので演技は見応えがあるのですが、洋画と違って犯人役の設定が薄く、全く共感もできず魅力がないのが唯一残念な部分です。他は何も考えず笑って楽しく鑑賞できる映画です。