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映画『おくりびと』あらすじとネタバレ感想

映画『おくりびと』の概要:2008年公開の日本映画。第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したことでも話題になった日本を代表する作品。青木新門の「納棺夫日記」が元になっているが許可が得られなかったためタイトルを変え別のものとして映画化された。

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映画『おくりびと』 作品情報

おくりびと

  • 製作年:2008年
  • 上映時間:130分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 監督:滝田洋二郎
  • キャスト:本木雅弘、広末涼子、山崎努、余貴美子 etc

映画『おくりびと』 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

映画『おくりびと』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『おくりびと』のあらすじを紹介します。

オーケストラの新人チェロ奏者だった小林大悟(本木雅弘)は、職を失い妻の美香(広末涼子)と実家の山県へ帰郷する。
職探しを始めた大悟は勘違いから納棺を仕事にしている小さな会社の面接に。
そこで出会った社長(山崎努)にその場で採用される。

全く知識の無い中、社長について仕事を覚える大悟だったが相手はご遺体。
中々なれず仕事初日は吐いてしまう。
しかし次第に現場にも慣れていき、納棺の仕事に興味を持ち始めた。

そんな時ずっと仕事のことを内緒にしていた妻に、実は納棺を仕事にしているということがばれてしまう。
そのことでギクシャクする2人。
納棺の仕事を辞めてほしいと懇願する美香の気持ちを無視したことで実家に帰る妻。

同じ時、現場で遺族からなじられた大悟は、この仕事を辞めようと決意する。
それを知った社長はなぜ自分がこの仕事に長い間就いているかを話し出す。
その内容を聞いたことで納棺師として生きていこうと思えた大悟。
ちょうど家に戻ってきた妻と話、彼女が妊娠していることを知る。

また気持ちがぶれるも、そこへたまたま共通の知人の葬儀の仕事が入った。
納棺夫としての仕事を間近でみた美香は圧倒され、その仕事を許すことにした。
様々な過去と思いが納棺夫という仕事と交差する感動の物語だ。

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映画『おくりびと』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『おくりびと』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

音楽が感動的な効果

新人チェロ奏者ということでチェロを演奏するシーンがある。
河辺で物思いにふけながら演奏するのだが、そのテーマソングともいえる音楽がとても素敵なのだ。
作曲はジブリの音楽でも有名な久石譲である。
彼の音楽性は素晴らしくさいのうに溢れている。
決して小難しい旋律が多いわけではないのに、1度聞いたら忘れられないような音楽が多く流石だと思いさせれる。
本作品のテーマソングも含め物語をきちんと理解した上での作曲なのだろうと素人ながらにすごさを痛感する。

キャスティングが惜しい

主役に本木雅弘、会社の社長に山崎努など見事な演技派俳優たちが揃っているなか惜しかったのが妻の美香役だ。
広末涼子が人気があるのはわかるのだか、このような重厚なストーリーの映画にはどこか違和感を感じる。
演技が下手だとは思わないが、周りがうますぎてついていけていないのである。
彼女をキャスティングしたことでカジュアルになってしまったのではないだろうか。
もう少し重い大人向けの映画にしてほしかった自分としては、もう少し女優の選択を考えてほしかったところである。

ラストシーンの仕事裁きにあっぱれ

本木雅弘という俳優派なんでも器用にこなさイメージがある。
きっと相当な努力家なのであろうが。
本作品のラストシーンで見事な納棺裁きを見せるのだが、なんの知識も無い鑑賞者が憧れてしまうほどの仕事っぷりだった。
一言で言うと格好良いのだ。
キレキレの手技におくりびととしてのプライドを感じてしまう。
所作の美しさまでをも研究した俳優というのはさすがであろう。
この映画を見て少なくともこのような仕事があるということを初めて知ったという人もいるだろう。
それだけでも見る価値があるのではないだろうか?


この作品を見ると必ず亡くなった祖母のことを思い出します。家族は思い出も沢山あるし、伝えたかった思いを伝えられなかった後悔もあるので自然と遺体に向かって声をかけたり、手に触れたりすると思いますが、言ってしまえば赤の他人である納棺師さんが、家族の気持ちを背負っているかのよう心を込めて納棺をしてくれたのが物凄く心に残っているんです。
そんな経験からこの作品には非常に思い入れが強いのですが、そういった経験をしたことが無い人も『おくりびと』を見ると納棺師と言う素晴らしい仕事と、それに心を込めて従事する人を尊敬できると思います。(女性 30代)


邦画らしい邦画。
現実から遠く離れた話を見たいときは洋画の方がしっくりきやすい。しかし現実をほんの少しだけずらした話ならば、邦画の方が日本で日本語を話して暮らす自分にはしっくりきやすい。
このお話は自分が今まで知らなかった仕事の話だが、誰にも訪れる「死」という現実に関わる仕事の話だ。それは非現実のようで、実際とても現実だ。職業に貴賎はないと思うが、あらゆる所にいわれのない差別があるのもまた現実だ。そんな現実をさらりと優しく描いて見せてくれる、邦画で良かった1本。(男性 40代)


死人の旅のお手伝いをする納棺師という仕事、本作で初めて知りましたが、とても美しい仕事だと感じました。子供や恋人が納棺師を馬鹿にしたり否定したりするシーンがありますが、私は理解ができませんでした。パートナーが納棺師の仕事をしていると知ったら、私だったら誇らしく思います。それほど立派な仕事です。
美しくて日本らしい風景と文化、素晴らしい音楽と役者の演技が織りなす本作品は、まさに最高傑作。
日本人なら一度は観ていただきたい作品です。(女性 20代)

映画『おくりびと』 まとめ

このような邦画が世界に認められると言うことは、同じ日本人として喜ぶべきところであろう。
所作のこだわり、死者への敬意、礼儀などまさに日本人が古来より大事にしてきた山都魂のようなものを映画に詰め込んだ、そんな作品である。
ハリウッド映画のように派手なアクションもなければ、金銭がかかってる様子も感じさせない。
しかしこれが日本の映画なのだ。
雰囲気や風景を楽しみ、静寂の中で気持ちを感じられる。
そして人の心の中を詮索しないようにしつつ、知ってしまうとほうっておけない。
日本人の誇りのようなものを改めて感じさせてくれた映画である。

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