『おまえうまそうだな』あらすじとネタバレ映画批評・評価

おまえうまそうだなの概要:シリーズ累計150万部を超える人気絵本の映像化。草食恐竜に育てられた肉食恐竜、ティラノサウルスが生まれたばかりの草食恐竜の子供を育てることで心が成長していく様子を描いている。

おまえうまそうだな

おまえうまそうだな あらすじ

映画『おまえうまそうだな』のあらすじを紹介します。

草食恐竜に育てられた肉食恐竜ハート。
小さい頃兄弟として育てられたライトとは、見た目も種族も違うことに気付いてしまう。
ハートは平原の王者オオアゴという種族の子供だったのだ。
それを知った時、ライトや育ててくれた母親を食べてしまうのを恐れたハートは、森を出て平原で体を鍛え肉食恐竜として生きていく覚悟をしていた。

縄張りを荒らしていたハートは同じ種族の恐竜ともトラブルばかり。
そんな時ハートは平原で卵を見つける。
その卵からは草食恐竜の赤ん坊が生まれてきた。
ハートは「おまえうまそうだな」というが、生まれてきた赤ん坊は「うまそう」という名前をもらったと勘違い。
生まれてすぐ見たハートを父親と思いなついてしまう。

最初はハートも動揺しているが肉食恐竜が多く暮らす平原での暮らしを心配し、うまそうと行動を共にするようになる。
段々とうまそうを愛しく思うハートは、うまそうに平原で生き延びるための術を教え始める。そしてうまそうから離れようとするが心配で離れられない。

そんな時肉食恐竜の一味がうまそうを襲い、ハートが本当の父親でないことを教えてしまう。しかしうまそうは「知っているが父親は父親だ」と言い返す。
それを聞いたハートは、かつて何も言わず残してきた母とライトに会うため森に向かう。
再会を果たし母親は一緒に暮らそうと提案するが、ハートは断り再び去る決断をする。

おまえうまそうだな 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2010年
  • 上映時間:89分
  • ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー
  • 監督:藤森雅也
  • キャスト:原田知世、加藤清史郎、山口勝平、別所哲也 etc…

おまえうまそうだな 批評 ※ネタバレ

映画『おまえうまそうだな』について、4つ批評します。※ネタバレあり

絵本を見事に膨らませた映画

子供向けの短い絵本をよくぞここまでの長編映画にしたものだと感心する。
また恐竜同士の設定も子供でもわかりやすくなっているので、楽しめるだろう。
あえて映像技術を駆使したアニメーションにこだわりすぎていないところがこの映画を魅力的なものにしている。
絵本の素朴さを大事にしながらの映像化なので、絵本のファンで鑑賞した人にも納得のいく仕上がりなのではないだろうか?

少々描写がリアル

肉食恐竜が主役ということもあって仕方ないのだろう。やはりこの物語をうまく説明していくためには恐竜同士が生きていくために食べるという行為は避けては通れない。
ただ子供向けのアニメーションと思って見ていると、結構ちゃんと食べるシーンが出てくるのでびっくりした。

種族の違う愛情の描き方が感動的

草食動物に育てられた肉食恐竜が、偶然出会った草食恐竜を育てるという連鎖的なストーリーがわかりやすくて良い。
自分が経験しているうまそうの愛情や親しみを通して自分にしてくれた母の愛を痛感するという単純なものなのだが、この単純さが実は1番感動する。

「人から与えられたものしか人に与えることはできない」という人間社会の仲でも考えさせられる普遍的なテーマをありのまま描いているので、親子で見たい映画の1つとしてオススメできる。
また種族、民族、性格、仕事など人は様々。
しかしそんなことは関係なく愛情は育んでいけるという基本的な愛情観念がこの原作の人気に繋がっているのだろう。

実はボスが父親であったということがドラマティカル

平原の王者、大アゴのボス恐竜が実はハートの父親であったという裏設定が良かった。
しかし最後の戦いの時に正体を明かさず逃がしたのが心残り。
あそこで実は父親であったということをハート自身にも匂わせて欲しかった。
そこで本当に色々な愛情が交差しているリアルなドラマが見れればもうひと泣きできたのでは?と思う。

まとめ

アニメ映画だからといって馬鹿にしていたら大変。
よくある子供向けのアニメ映画というよりも、愛情の与え方や捉え方をしっかり考えさせられるある種、教育映画であると言えるだろう。
虐待や物騒な事件が世間を賑わしている今、このような基本的な愛情を教える映画を見せるのは良いことかもしれない。
大半の親子は愛情いっぱいで繋がっている。
しかしどのような親子もこの映画を見ることで、改めてお互いの大切さを感じ感謝する機会がもてると良いと思う。
ドラえもんやジブリなど有名な映画はたくさん出てくるが、絵本をそのまま映画にした作品はあまりない。
ぜひ1度は見て欲しい作品の1つである。

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