映画『女と男の名誉』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「女と男の名誉」のネタバレあらすじ結末

女と男の名誉の概要:マフィアの幹部が愛した女性は、ファミリーが雇った凄腕の殺し屋だった。ジャック・ニコルソンが、ファミリーの名誉と愛する女性の狭間で苦悩するシチリア系マフィアを演じている。内容はハードボイルドだが、演出がコミカルなのでとっつきやすい。

女と男の名誉の作品概要

女と男の名誉

公開日:1985年
上映時間:129分
ジャンル:ラブストーリー、フィルムノワール、コメディ
監督:ジョン・ヒューストン
キャスト:ジャック・ニコルソン、キャスリーン・ターナー、アンジェリカ・ヒューストン、ロバート・ロジア etc

女と男の名誉の登場人物(キャスト)

チャーリー・パルタンナ(ジャック・ニコルソン)
シチリア系マフィア、プリッツィ・ファミリーの殺し屋。ニューヨーク在住。ファミリーのドンはチャーリーの名付け親で、実の父親はファミリーの相談役。ドンには息子同然にかわいがられている。
アイリーン・ウォーカー(キャスリーン・ターナー)
ポーランド人女性で、表向きは税金コンサルタントをしているが、本性は凄腕の殺し屋。素性を隠してチャーリーと恋に落ちる。
コラード・プリッツィ(ウィリアム・ヒッキー)
チャーリーの名付け親で、ファミリーのドン。長男のドミニクにボスの座を譲っているが、現在も絶大な権力を誇るファミリーの中心人物。
アンジェロ・パルタンナ(ジョン・ランドルフ)
チャーリーのパパ。長年ファミリーの相談役をしており、ドンからの信頼も厚い。妻はチャーリーを産んだ直後に亡くなり、再婚はしていない。
ドミニク・プリッツィ(リー・リチャードソン)
ドンの長男。心臓が悪い。チャーリーのことを快く思っていない。
メイローズ・プリッツィ(アンジェリカ・ヒューストン)
ドミニクの娘。チャーリーとは幼友達で、結婚を前提に付き合っていた。しかし他の男と逃げてしまい、ファミリーの名誉を傷つけた罰として、家から追い出されている。
ロザリオ・フェラージ(マイケル・ロンバード)
ファミリーの息がかかった銀行の頭取。銀行の金を横領していたことがバレて、ファミリーに誘拐される。
マークシー・ヘラー(ジョセフ・ラスキン)
アイリーンの夫。ベガスのカジノで出納係をしていた。結核を患っており、余命わずか。

女と男の名誉のネタバレあらすじ

映画『女と男の名誉』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

女と男の名誉のあらすじ【起】

生まれてすぐに母親を亡くしたチャーリーには、実の父親のアンジェロと名付け親のコラードという2人の父親がいる。コラード(以下ドン)はニューヨークのマフィア組織プリッツィ・ファミリーのドンで、アンジェロ(以下パパ)はファミリーの相談役をしている。ドンはチャーリーのことを息子同然に可愛がり、成人したチャーリーは、ドンと血の誓いを交わす。

ドンの孫娘の結婚式に参列したチャーリーは、そこでラベンダー色の服を着た美しい女性に一目惚れする。チャーリーは、現場にいたカメラマンに、彼女の写真を撮ってもらう。

結婚パーティで、チャーリーはその女性をダンスに誘う。女性は快くダンスをしてくれたが、呼び出しを受けてどこかへ行ってしまう。女性はそのまま帰ってこなかった。

結婚式には、ドンの長男ドミニクの娘のメイローズも出席していた。メイローズとチャーリーは、4年前まで付き合っていたが、彼女が他の男とメキシコへ逃げてしまったため、2人の関係は破局した。ファミリーの名誉を汚したメイローズは家を追い出され、今日も父親に冷たい態度を取られる。しかしチャーリーは、彼女のことを許していた。

その日の夜、ネトリビノという男が殺され、チャーリーのところへ殺人課の刑事が来る。チャーリーは、ファミリーの殺し屋だった。しかしネトリビノ殺しは、ドミニクが雇った別の殺し屋の仕業とわかり、チャーリーはすぐに解放される。

その夜遅く、チャーリーのもとに、あの女性から電話がかかってくる。彼女はアイリーン・ウォーカーという名前で、カリフォルニアに住んでいた。2人は、翌日の午後にカリフォルニアで会う約束をする。

女と男の名誉のあらすじ【承】

カリフォルニアへ飛んだチャーリーは、アイリーンと再会する。アイリーンは既婚者だったが、夫は5年前に蒸発し、行方知れずになっていた。2人は強烈に惹かれあい、あっという間に結ばれる。

ブルックリンへ戻ったチャーリーは、殺しを依頼される。ファミリーが仕切るベガスのカジノで、支配人と出納係のヘラーが組んで、72万ドルを横領した。しかし支配人は何者かに殺され、ヘラーは姿を消す。ファミリーでは、ヘラーが支配人を殺して金を持ち逃げしたと考え、チャーリーにヘラーの始末と金の回収を命じる。

ヘラーがカリフォルニアの妻のところにいることがわかり、チャーリーはその家に忍び込む。妻は買い物に出ているらしく、家にはヘラーだけがいた。チャーリーはヘラーを脅し、金のありかを聞き出そうとするが、ヘラーは何も答えない。チャーリーはヘラーを車庫に連れていき、そこで射殺する。

その後帰宅した妻を見て、チャーリーは自分の目を疑う。なんとヘラーの妻はアイリーンだった。アイリーンはチャーリーに凄まれ、ヘラーが持って帰ったカバンを差し出す。しかし中には36万ドルしか入っていなかった。アイリーンの話によると、ヘラーは病気で、あと数週間の命だったらしい。「3日前に突然帰ってきた、私はないも知らない」とアイリーンは訴える。チャーリーは彼女の話を信じ、36万ドルだけ持って、ブルックリンへ帰る。

チャーリーは、「女は何も隠していない」とファミリーに説明し、残りの金の行方を捜し始める。そしてパパに、アイリーンのことを打ち明ける。アイリーンの写真を見たパパは、「この女はネトリビノ殺しに雇った殺し屋だよ」と言って、その写真を燃やす。

アイリーンが殺し屋だと知り、チャーリーはどうすればいいのかわからなくなる。チャーリーはメイローズにアドバイスを求め、4年ぶりに彼女と寝てしまう。メイローズは、チャーリーがアイリーンと結婚すれば、自分も家に戻れると考え、彼に結婚を勧める。

女と男の名誉のあらすじ【転】

チャーリーはアイリーンと会い、彼女の口から真実を聞く。アイリーンは、ネトリビノ殺しは認めたが、ベガスの一件は無関係だと主張する。チャーリーはその言葉を信じて、アイリーンにプロポーズする。そしてアイリーンもそれを受け入れる。

チャーリーは、アイリーンと結婚したことをパパに報告する。パパはこの結婚を認めてくれた。2人はそのままハネムーンに行くつもりだったが、ドンが会合を開くというのでブルックリンに戻る。

会合で、ファミリーが25%の株を所有する銀行の頭取フェラッジが、銀行の金を横領していることが明かされる。このままでは1年以内に銀行が倒産し、ファミリーは大損害を被ることになる。そこで、フェラッジを誘拐して250万ドルの誘拐保険を受け取り、さらに騒ぎを利用して銀行の株を安値で買い占め、利子を操作することになる。この計画がうまくいけば、ファミリーには7000万ドル以上の金が転がり込むはずだった。

チャーリーは、フェラッジの誘拐を任される。アイリーンはうまい作戦を考え、仕事を手伝うと言い出す。チャーリーは気乗りしなかったが、パパの後押しもあって、アイリーンと組む。計画では、警備員だけを殺してフェラッジを誘拐するつもりだったが、偶然現場に女性が現れ、アイリーンが女性を射殺してしまう。しかもその女性がニューヨーク市警の警部夫人であることがわかり、この事件は単なる誘拐事件では済まなくなる。

チャーリーが結婚したので、ファミリーの名誉は保たれ、メイローズは父親に許してもらう。家に戻ったメイローズは、憔悴しきったふりをして、「チャーリーに利用されて捨てられた」と父親に訴える。怒ったドミニクは、アイリーンがチャーリーの妻だとは知らず、彼女にチャーリー殺しを依頼する。

メイローズは、カジノの支配人殺しについても情報収集しており、ある娼婦からアイリーンが支配人を殺したという証言を得る。メイローズは、その情報とアイリーンの写真を持ってドンを訪ねる。ドンは、チャーリーに内緒でアイリーンを呼び出す。

アイリーンもドンの前では嘘をつくことができず、支配人殺しと金を盗んだことを認める。ドンは、「5日以内に盗んだ36万ドルを5割り増しにした金を返せば見逃してやる」とアイリーンに伝える。

警部夫人が殺されたとあって、マフィアに買収されていた警察も、本気で犯人捜しを始める。警察の圧力は全てのファミリーに及び、ドミニクは他のファミリーのボスから責められる。そこでドミニクが傲慢な態度に出て、ボッカというボスを敵に回す。

ドンはチャーリーを呼び出し、「ドミニクをベガスへ移し、お前をボスにする」と告げる。チャーリーは思いがけないドンの言葉に驚くが、このことはパパにも秘密にするよう言われ、これは罠ではないかと考える。

女と男の名誉のあらすじ【結】

チャーリーはアイリーンにドンとの秘密を話す。アイリーンは、自分が支配人を殺したことと、ドミニクにチャーリー殺しを依頼されたことを打ち明ける。アイリーンは「一緒に逃げましょう」と訴えるが、チャーリーはパパに相談してみることにする。

パパは冷静にチャーリーの話を聞き、フェラッジを利用してファミリーと取引するようアドバイスしてくれる。7000万ドルの価値があるフェラッジの身柄を奪えば、ファミリーもチャーリーたちに手は出せないと考えたのだ。

ドミニクはベガスへ行くことを了承し、盛大なパーティが開かれる。しかし、ボッカの一味が会場を爆破し、パーティはめちゃくちゃになってしまう。

弁護士をしているドンの次男は、チャーリーとファミリーの交渉を取り持つ。そこでチャーリーは、フェラッジを返す条件として、300万ドル相当の金を要求する。それで話はまとまるが、交渉直後にドミニクがボッカの殺し屋に殺される。

ドンは「チャーリーをボスにして、この非常事態を終わらせる」と告げる。ドンが本気でチャーリーに跡目を継がせるつもりだと知ったパパは、それをチャーリーに伝える。チャーリーはドンに従うつもりだったが、アイリーンはベガスの件で渡した90万ドルを返して欲しいと言い出す。チャーリーは仕方なく、ドンに話してみることを約束する。

チャーリーはファミリーの指示通りフェラッジを解放し、ドンと会う。アイリーンの条件も話してみるが、すでにファミリーは、彼女を始末することに決めていた。警部夫人を殺したアイリーンの死体を警察に突き出し、彼女が犯人だとフェラッジが証言すれば、警察との問題も解決し、ファミリーには大金が転がり込む。そしてアイリーン殺しは、チャーリーに任されることになる。チャーリーは悩み苦しむが、ドンやファミリーを裏切ることはできない。チャーリーはその場からアイリーンに電話をし、「全てうまくいった」と嘘をつく。アイリーンはそれを聞いて、自分は始末されるのだと悟る。

アイリーンは、香港に逃げるつもりで一旦カリフォルニアの自宅へ戻り、チャーリーは彼女のあとを追う。2人は何も気づいていないふりをして、熱々の夫婦を演じる。そしてベッドに入る前、アイリーンは隠し持っていた銃を撃つ。しかしチャーリーの方がわずかに早くナイフを投げていた。ナイフはアイリーンの喉を貫き、彼女は絶命する。

ブルックリンへ戻ったチャーリーは、メイローズを食事に誘う。「アイリーンは?」と聞かれて、チャーリーは寂しそうに「彼女はもう戻らない」と告げる。

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