映画『おおかみこどもの雨と雪』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

映画『おおかみこどもの雨と雪』のネタバレあらすじ結末

おおかみこどもの雨と雪の概要:「サマーウォーズ」「バケモノの子」などで有名な細田守監督作品。第36回日本アカデミー賞で最優秀アニメーション作品にも選ばれた名作。声優は全キャラクター、有名俳優陣が担当している。

おおかみこどもの雨と雪の作品概要

おおかみこどもの雨と雪

公開日:2012年
上映時間:117分
ジャンル:ファンタジー、ヒューマンドラマ、アニメ
監督:細田守
キャスト:宮崎あおい、大沢たかお、黒木華、西井幸人 etc

おおかみこどもの雨と雪の登場人物(キャスト)

花(宮崎あおい)
天涯孤独だが逞しく生きる少女。おおかみおとこと出会い、雨と雪を授かる。夫が亡くなった後は、1人で子供達を力強く育てる。
おおかみおとこ(大沢たかお)
普段は人間に化け、人間として生活している狼男。とたる事故で命を落とす。
ゆき(少女期:黒木華 / 幼年期:大野百花)
あめの姉。天真爛漫でどこか野生的な一面を持っており、自分は狼であるという意識を持っていたが…。
あめ( 少年期:西井幸人 / 幼年期:加部亜門)
ゆきの弟。気弱な少年だったが、一匹のアカギツネとの出会いを通し変化が見られていく。

おおかみこどもの雨と雪のネタバレあらすじ

映画『おおかみこどもの雨と雪』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

おおかみこどもの雨と雪のあらすじ【起】

花は親を早くし亡くして天涯孤独の身で生きてきましたが、毎日を力強く生きる女子大学生です。そんなある日、彼女は大学の講義で1人の男子学生と出会います。数多くいる同級生の中で、何故かその男が花の目に止まったのでした。

しかし実はその男は大学の学生ではありませんでした。男は普段は配送業のドライバーとして働きながら、日中可能な時間はこうして人数が多く部外者が紛れていても分からない講義に潜入し、密かに講義を受けていたのでした。何故かその男に強く惹かれた花は、生徒ではない為教科書など持ってはいないその男に「一緒に見よう」と声をかけます。

そして、2人は毎日、隣の席で講義を受ける様になり徐々に距離を縮めて生きます。花は真面目で、しかし何処か男らしいその男に惹かれ、一方の男の方も明るく、天真爛漫な花に惹かれていきます。そして2人は自然と恋に落ちるのでした。2人は毎日を楽しく過ごし、男との幸せな今後に夢を馳せる花でしたが、ある日突然、男が花に話があると言ってきました。

おおかみこどもの雨と雪のあらすじ【承】

不思議に思った花でしたが、特に気にすることもなく待ち合わせ場所に向かいました。すると待ち合わせの場所にいた男は「これが本当の自分だ」と突如口を開きます。すると、男の姿がみるみると変わっていき、人間から狼へと変わってしまったのです。

実は男はおおかみ男で、普段は人間に化け、人間として生活していたのでした。男は、自分の本当の姿を見ても花が受け入れてくれるかどうか、覚悟を決めて今回狼の姿を見せたのでした。驚いた花でしたが、男を愛する気持ちに変わりはありませんでした。花はありのままの男を受け入れることを決意し、2人は一緒に生活を始めます。それは慎ましやかでしたが、幸せな毎日でした。

そして時は流れ、更に良いニュースが入ってきます。花が男との間に子供を授かったのです。しかし生まれてくる子供がどういった姿をしているか分かりませんでした。また、エコーなどを取られて人間の姿をしていなかった時に男と自分の子供が迫害される事を恐れ、花は病院には行くことはなく、自宅にてこっそりと子供を出産するのでした。

おおかみこどもの雨と雪のあらすじ【転】

その子供は、あるとても寒い雪の日に生まれてきました。2人は彼女を「雪」と名付け、2人の毎日は一層華やかになりました。そして少し時が経ち、花の妊娠が再び分かるという幸運がありました。男は大変喜び、更に仕事に精を出すようになりました。

しかし、そんな幸せも長くは続きませんでした。男が命を落としたのです。妊娠中の花に精力のつくものを食べさせてあげようと、と狼の姿で久しぶりに狩りをしていたのでした最中のことでした。男は狼の姿で亡くなってしまった為、人間としては供養されず、狼として、そして廃棄物として処理されてしまうのでした。男を失った花は悲嘆に暮れました。

しかしそんな悲しみの最中、妊娠していた男との間の子供がとうとう誕生しました。花は男がいなくなった自宅にて、その子供を自分の手で取り上げます。深い雨が降る日に生まれたその子供を「雨」名付け、自分が男の分もしっかりと2人の子供を育てて行く決心をするのでした。雨と雪は対照的な子供でした。天真爛漫でお転婆な雨に比べ、弟の雪は気弱な性格をしていました。

おおかみこどもの雨と雪のあらすじ【結】

花は、小学生になった子供達を連れ、広く、自然の多い田舎で新しい生活を始めます。人間でもあり、そして同時に狼でもある自分の子供たちが、将来自分のなりたい道を選べるようにという配慮からでした。元々お転婆で、どこか野生的な面があった雪は、小学校内でトラブルに巻き込まれます。しかし、同級生と支え合うことで人間の友人を得、自分は人間として生きて行く事を決意するのでした。

一方の雨は、動物も怖いという気弱な少年でした。しかし、ある日裏山に住む一匹のアカギツネと出会います。そのアカギツネとの交流を通し、雨は広く、自由な自然の中に魅力を感じ始めます。そして、雨は自分は狼として生きていく決心をするのでした。

そして時は流れ、雨と雪も大人になりました。それぞれが自分の道を歩きだし、雨は他の動物と共に森の中に消えて生きました。家に1人になった花は、ずっと大切にしていた男の写真を取り出します。そして、男と一緒になった事、2人の子供を授かり、それぞれがそれぞれの道を歩き出した事に対し、満足げな笑みを浮かべるのでした。

おおかみこどもの雨と雪の解説・レビュー

主人公ハナが恋をしたのは狼男

普通の女子大生のハナはある日、学生ではないのに講義を受けに来る不思議な青年と出会う。在校生ではない青年に協力したり、交流を深めて行く日々で、二人は恋に落ちる。ある満月の夜、青年から衝撃の真実が告げられる、自分は狼男だと・・・。それでも、そんな彼を受け入れるハナ。

ハナの妊娠。産まれてくるのはおおかみこども?

順調に愛を育む二人に、子供ができる。しかし、産まれてくるのは、狼男との子供。
どんな子供が産まれて来るかわからない不安の中、ハナは自分達だけで出産をする事を決意する。大学も辞め、激しいつわりや自宅出産を乗り越え、産まれて来た子供はユキと名付けられる。その後、二人目の子供のアメが産まれハナは、狼でも人間でもない、オオカミコドモの二人を育てるのに苦労をするのだった。時には狼、時には人間とふたつの性質をもつ子供を守るため、人目を避けて暮らしたり、周りから誤解を受けたり、病院にも連れて行けず、収入は父親である狼男がアルバイトで稼いできたわずかな収入のみだった。

父親(狼男)の死がハナ達親子の運命を変える

そんな苦労の日々の中、自宅近くの川で狼が死んでいるのが見つかる。その狼は、父親の狼男だった。頼りの父親を亡くし、都会での生活に限界を感じていたハナはある、決心をする。

そして田舎暮らしが始まる

ハナが選んだのは、人里離れた田舎での暮らしだった。自然が多く、住民が少ない田舎に引っ越して、アメとユキが狼としても人間としても生きて行けるようにと選んだ場所だった。ボロボロの空家を自力で修復したり、自給自足をするために畑を作ったりしながら、田舎暮らしを始めるハナ。子供達もそれぞれの個性や性格を持って各々に田舎での暮らしに慣れて行くのだった。

狼として?人間として?揺れる心と身体の成長。おおかみこどもアメとユキの成長とは?

順調に成長して行く子供達だったが、成長に応じて、学校に行ったりと人間生活に慣れて行くユキと、人間生活に慣れず、引きこもりがちになり、やがて森に通いだすようになってしまうアメ。成長して行く道が分かれ始める子供達。

子供との別れ。アメとユキが選ぶ、それぞれの生き方は?

そして、その日がやって来る。ある大雨の日、自分は、おおかみこどもであることを同級生に告げて、それでも人間として生きて行くユキと、狼の姿になって、森に消えて行くアメ。アメは、狼として生きて行く事を選んだようだ。そんな二人の決意を見守り、子供達が巣立ってゆくのを悟るハナ。ユキはその後、人間として進学して成長していく。全く別の道を選んだ二人だが、ハナは、自分の役目を果たせたと亡くなった狼男に報告するのだった。

おおかみこどもの雨と雪のまとめ

監督の前作の『サマーウォーズ』とはまた違った、家族の愛のあり方を描いた作品で、設定はファンタジーだけれど、しっかりと、主人公達の人間ドラマが描かれており、特に、母親の立場から見ると、感情移入していろいろ考えさせられるアニメである。そして本編でのオオカミコドモ達の活き活きとした姿や自然の描写など映像の美しさや、描き方にも魅せられる部分が多い。子供を持つ母親や、家族で見るのにお奨めの作品です。感動したり、家族や、子供について考えさせられたり、主人公の努力する姿に勇気をもらったりできます。また、ジブリ作品の好きな方にも好まれるアニメーション映画だと思います。どこか不思議で、でも心温まるストーリーと魅力的な登場人物達。監督の次回作にも期待が高まる映画です。

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