映画『オープニング・ナイト』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「オープニング・ナイト」のネタバレあらすじ結末

オープニング・ナイトの概要:一人の若いファンの事故死を目撃した女優の精神は崩壊していく。老い、演技、女優として生きる事の意味や方法を不器用に探そうとする女の生き方がそこにはあった。ジーナ・ローランズの狂気に満ちた演技に注目。

オープニング・ナイトの作品概要

オープニング・ナイト

公開日:1978年
上映時間:144分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:ジョン・カサヴェテス
キャスト:ジーナ・ローランズ、ジョン・カサヴェテス、ベン・ギャザラ、ジョーン・ブロンデル etc

オープニング・ナイトの登場人物(キャスト)

マートル・ゴードン(ジーナ・ローランズ)
舞台女優。老いに対する不安を抱えている。自身のファンであったナンシーに若き頃の自分の姿を重ね合わせる。老いがテーマの舞台に不満を持ち、勝手に台詞を変えて演じてしまう。激情型の性格。
マニー・ヴィクター(ベン・ギャザラ)
舞台監督。マートルの混乱によって舞台をぶち壊される。何度もマートルを批難する。気の強い性格。
サラ・ゴード(ジョーン・ブロンデル)
劇作家。自身の舞台に不満を持っていて台詞通りに演じないマートルと衝突する。オカルトを信じる性格で、混乱するマートルを霊媒師のもとへ連れて行く。
モーリス・アーロン(ジョン・カサベテス)
サラの相手役。まともに演技出来ないサラを冷たい態度で傍観する。しかし、最後には泥酔して舞台に立つマートルを、素晴らしい演技で救う。名脇役。
ナンシー・ステイン(ローラ・ジョンソン)
マートルの大ファン。マートルの出待ちをしていたが、その熱狂ぶりが仇となって事故死してしまう。マートルは、ナンシーに自分若い頃の姿を重ねる。
デイビッド・サミュエル(ポール・スチュワート)
舞台のプロデューサー。マートルとマニーの間に入って聞き役をこなす。優しい中年男性。

オープニング・ナイトのネタバレあらすじ

映画『オープニング・ナイト』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

オープニング・ナイトのあらすじ【起】

舞台女優であるマートル・ゴードン。主演舞台が終わり、楽屋から出るとそこには大勢のファンが待っていた。そんなファンの中に一人、マートルに何度も愛してると叫ぶナンシーという女がいた。笑顔で対応しつつ、しつこいナンシーを振り払いマートルは車に乗ってその場を去ろうとする。出発しようとした瞬間、ナンシーは対向車に轢かれてしまう。それを見たマートルと仲間達。近くのホテルから警察を呼び、自室へと帰るのだった。

自室へ帰ると、ナンシーの事もあってかお酒が進むマートル。一方、マートルを送って帰った舞台監督のマニーはナンシーの事は気にかけず、家で妻とお酒を飲む。そこへマートルから電話がかかってくる。準備中の「第二の女」という舞台の事や、ナンシーの事で電話してきたのだった。

舞台のリハーサルが行われている。相手役のモーリスと殴り合う演技に苦労するマートル。そのせいで中々リハーサルも進まず、舞台監督も他の俳優も困ってしまう。もう嫌だ、とマートルは舞台上で叫ぶ。そして、役が理解出来ないと言うのだった。

オープニング・ナイトのあらすじ【承】

この舞台には希望が足りないと言うマートルは、リハーサルが終わると楽屋で自分の姿を見つめる。すると、鏡に写る自分の姿がナンシーに見えるのだった。

マートルはナンシーの記事を見つけ葬儀へと向かう。どうしてもナンシーの事が気にかかるのだ。

次の舞台でマートルは最後のセリフを突然変える。終演後、製作者のデイビッドと劇作家のサラがいる中、マニーはマートルに怒りを爆発させる。サラは、台詞通りに演技する事をマートルに要求する。

その後、サラの部屋でサラと話しをするマートル。サラはマートルに、サラの作った舞台も自身の年齢も受け入れられないのかと問う。マートルは、この役はマートルにとって老い過ぎだと言う。若さに未練はないが、サラの書いた老いについて不満があると言うのだ。マートルは、年齢を超えた演技をしたいと言う。マートルはどこか年齢に執着を持っていた。そして、ナンシーの若さに感情移入していると言うのだった。

自室へ帰ったマートルを訪れたのは酒に酔ったマニーだった。マニーはマートルの演技を酷く批難する。マートルは、もし老いの演技が受け入れられてしまえば観客はみんなマートルに対し老いの認識を持ってしまい、それが嫌で年齢を感じさせない演技を模索しているのだと反論するのだった。バスルームに入ったマートルの前にはナンシーの幻覚がいた。そしてナンシーはマートルに語りかけるのだった。

オープニング・ナイトのあらすじ【転】

次の舞台の日が訪れる。舞台上のマートルは台詞を変えるどころか、ほとんどをアドリブで演じて悲劇を喜劇に変えてしまう。観客からは様々な意見が挙がるが、制作側の人間達はマートルに怒りを爆発させる。

サラは、マートルの混乱はナンシーが原因だと言う。そして、霊媒師のもとへ行くよう勧めるのだった。

サラに連れられて霊媒師のもとを訪れたマートル。マートルは、「第二の女」という舞台で老いを演じる為には、その役の若かった頃のこともイメージしなければならないと語る。そして、その若い女の姿をナンシーと重ね合わせたのだった。霊媒師は、ナンシーは悪い霊だと言う。

自室に戻ったマートル。するといきなりナンシーが襲いかかってくる。逃げ出したマートルはサラの部屋に向かう。

サラはマニーに、マートルの代役を立てるように提案するがマニーはそれを聞かない。マートルは、もう演技が出来ないとマニーに言う。そして、サラに違う霊媒師を紹介しろと頼むのだった。

マートルは一人で霊媒師の部屋へと向かうのだった。

オープニング・ナイトのあらすじ【結】

霊媒師の部屋に突如現れたナンシー。ナンシーは悪霊扱いするマートルを批難する。迫るナンシーを殴りつけるマートル。しかし、霊媒師の目には一人で暴れまわるマートルの姿しか見えないのだった。

その後、マートルはモーリスのもとを訪れる。モーリスはマートルを冷たい態度で突き放す。

ニューヨーク公演初日、マートルは行方不明になる。慌てるスタッフ達。マニーはマートルを待つことにする。そして幕開け直前、泥酔したマートルが姿を現すのだった。

まともに歩くことさえ出来ないマートル。それでもマニーは開演を決断するのだった。

いよいよ舞台が始まる。まともに演技することが出来ないマートルだが、どうにか周りに支えられて舞台は進む。しかし、舞台を見ることに耐えきれないマニーは幕間に劇場を飛び出し、バーで酒を飲む。

それでも舞台は順調に進み、いよいよ最終幕が上がる。しかし、舞台上で演じられているのはマートルとモーリスがアドリブで創り上げた喜劇だった。デイビッドもサラも耐えきれずに一度は席を外すが、マニーも含めその演技にだんだんと惹きつけられていく。

舞台はスタンディングオベーションが起こるほどの大成功を収める。終演後、みんなで舞台の成功を祝うのだった。

マートルは、「第二の女」という舞台で老いを演じる為には、その役の若かった頃のこともイメージしなければならないと語る。そして、その若い女の姿をナンシーと重ね合わせたのだった。

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