映画『王になった男』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「王になった男」のネタバレあらすじ結末

王になった男の概要:光海君は度々命が狙われることに疲れ果て、影武者を立てることを思いつく。顔が似ていることから、道化師のハソンが宮殿に連れて来られた。ハソンはお金に目がくらみ、王として働くことを決める。

王になった男の作品概要

王になった男

公開日:2012年
上映時間:131分
ジャンル:ヒューマンドラマ、サスペンス、歴史
監督:チュ・チャンミン
キャスト:イ・ビョンホン、リュ・スンリョン、ハン・ヒョジュ、キム・イングォン etc

王になった男の登場人物(キャスト)

光海君(イ・ビョンホン)
李氏朝鮮の15代王。かつては民を大切にする賢王だったが、現在は暴君として恐れられている。反対勢力から度々命を狙われ、影武者を立てることを思いつく。
ハソン(イ・ビョンホン)
道化師。明るく人懐っこい性格。人の気持ちを思い遣る優しい青年。光海君と顔が似ていることから、影武者として働くことになる。美しい王妃に一目惚れする。
ホ・ギュン(リュ・スンリョン)
都承旨。政治の面でも安全の面でも、光海君を支える重要な人物。光海君が倒れた後、ハソンを影武者に立てることを決める。
王妃(ハン・ヒョジュ)
光海君の妻。結婚当初は仲が良かったが、現在は会話もなく冷めた夫婦関係を送っている。兄が捕らえられたことにより、光海君との仲がさらに悪化した。
卜部将(キム・イングォン)
王の護衛官。規律を重んじる真面目な人物。民や臣の気持ちを大切にするハソンに傾倒していく。
チョ内官(チャン・グァン)
王の世話係。宦官。寡黙な人物だが、ハソンの人柄を気に入り、こっそり助言するようになる。
サウォル(シム・ウンギョン)
毒見の女官。15歳。父は役所から無理な税金を納めるよう言われたせいで高利貸から借金をしてしまい、返せずに監獄行になり拷問されて亡くなってしまう。母と弟は奴婢として売られる。サウォルは小間使いとして雇われた後、女官として働くようになった。
パク・チュンソ(キム・ミョンゴン)
吏曹大臣。王を殺害しようと、様々な手を使う。非情で冷酷な人間。
ユ・ジョンホ(キム・ハクチュン)
王妃の兄。反対勢力により、無実の罪を押しつけられる。反逆者として捕らえられるが、実際は王に話を聞いて欲しいと頼んでいただけだった。

王になった男のネタバレあらすじ

映画『王になった男』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

王になった男のあらすじ【起】

1616年、謀反の噂が絶えず、王は度々命が狙われていた。そのため、自身に似ている者を探せという王命が出された。その王命は、表の記録には残らなかった。

王である光海君が食べる料理に、毒が入れられていた。そんなことが度重なり、光海君は心身共に疲れ切っていた。しかも、反対勢力に弱った姿を見せてはいけないと臣のホ・ギュンに諭され、正殿から移動することさえ叶わなかった。

王妃の兄であるユ・ジョンホは反逆者として告発され、捕らえられていた。すぐに処刑を望む者や罪の有無を問いただすべきだと言う者など、臣達の意見は割れていた。光海君は結論を出すことができなかった。

道化師のハソンは、妓生宿で面白おかしく王様のことをネタに騒いでいた。次の日、2人組の男(ホ・ギュンとト部将)に捕らえられる。ハソンは王様を侮辱した件で捕らえられたのだと思ったが、男達は何も説明しようとはしなかった。ただ、これから国王殿下に会いに行くので、話し方を注意しろと命令される。ハソンは突然のことに何も言えず、ただ茫然としていた。

光海君はハソンの顔に手を伸ばし、じっくりと眺めた。2人の顔は双子のようにそっくりだった。光海君はハソンを影武者として正殿に残し、懇意にしているアン尚宮の元へと足を運んだ。

王になった男のあらすじ【承】

ハソンはお金に目がくらみ、3日に1度影武者として働くことになった。ある日、妓生宿で卑猥な話をしたとして、ハソンは捕らえられてしまう。ハソンは板に張り付けにされ、棒で体を殴られる。役人は助ける代わりに、若い妓生を差し出せとハソンに迫った。だが、ハソンは自分にそんな権限はないと断った。夜になり、役人が15歳の妓生を手籠めにしたことを知る。ハソンは窓越しから妓生に謝罪し、涙を流した。

光海君の料理を詳しく調べた結果、塩の成分のせいで毒だと誤診していたことが発覚する。ホ・ギュンはユ・ジョンホが反逆者ではないと進言するが、光海君は驚いた様子もなく平然としていた。ユ・ジュンホが反逆者ではないと分かっていたが、あえて義兄を罰することで、敵の信頼を得ようと考えていたのだ。

光海君が毒で昏睡状態に陥る。ホ・ギュンは毒の出所を突き止め、光海君が回復するまで、ハソンに影武者として働いてもらうことを決める。卜部将は詳細を知らないままハソンを迎えに行った。卜部将は慇懃無礼な態度を取るハソンに腹を立て、罰にも懲りない男だと貶した。ハソンはそれを聞き、卜部将が役人に告げ口をしたせいで15歳の妓生が巻き込まれたと腹を立てる。卜部将はハソンの腹を蹴って黙らせた。

ハソンは散歩の途中で王妃の姿を見かける。ホ・ギュンから王妃には会わないように注意を受けていたため、急いでその場を離れた。偽物だとばれる恐れがあったからだった。王妃は不思議そうに走り去る王の後ろ姿を眺めていた。ハソンはホ・ギュンから質疑応答の仕方や話し方、臣の立場や性格などを教育される。初めはふざけていたハソンも、次第に光海君のような威厳のある話し方ができるようになっていった。

ハソンは上奏の儀を執り行った。教旨を朗読するため巻物を広げるが、何も書かれていなかった。ホ・ギュンは異変に気づき、急いでハソンに元へ向かった。そして、咽頭痛で朗読が難しいと偽り、自らが代弁を行った。巻物を読む振りをしながら。ユ・ジョンホの罪をこれ以上問わないことを臣達に伝えた。ハソンはただ傍で話を聞いているだけだった。

ハソンは自分が食べた残りの料理を女官達が食べると知り、少しだけ食べて残りを下げさせた。チョ内官はハソンの優しさを感じ取り、こっそり微笑みを浮かべた。

王になった男のあらすじ【転】

医者が調べた結果、光海君は毒の中毒症状で倒れた可能性が高かった。その頃、王の臣であるパク・チュンソは、アン尚宮から王が閨から遠のいていることを報告される。別の臣からは、ホ・ギュンがアン尚宮の行動が調査されていると報告される。パク・チュンソは臣にケシの畑を燃やすよう指示を出した。臣はアン尚宮を殺して、畑に火を点けた。

パク・チュンソは影武者が政治を行っていると気づき、自分に有利になるように書類を作成した。ハソンは書類の内容が分からぬまま、パク・チュンソの思うようにすればいいと指示を出してしまう。ホ・ギュンはそれを知り、対策を練らなければならなくなる。ハソンが教えを乞うても、ホ・ギュンは言われた通りにすればいいとしか言わなかった。

夜間、ハソンはチョ内官にこっそり政治について教えてもらう。その後、15歳の女官であるサウォルの話を聞き、役人が民に無理な税を課していることを知る。ハソンは王として勤めている間に、虐げられている民を救いたいと思うようになる。次の日、ハソンは大同法の実地法案を至急用意するよう臣に命じ、高利貸しを行っていた臣を罪人として罰した。

夜に王の寝所に王妃が訪ねてくる。王妃はユ・ジョンホを助けない王に幻滅し、その場で刃物を取り出して自害しようとした。ハソンは慌てて刃物を奪い、ユ・ジョンホを助けることを約束する。次の日、ハソンは拷問を受けているユ・ジョンホの元へ足を運び、謀反を企んだのか問い掛けた。ユ・ジュンホは暴君に成り下がった王を憂い、話を聞いて欲しいと王に伝えていただけだった。ハソンはユ・ジュンホの釈放を命じた。

ハソンは王妃に会いに行き、約束を守った代わりに笑顔を見せてくれと迫った。だが、王妃は上手く笑えず困ってしまう。そこに、卜部将が現れる。卜部将は王の手が荒れているのを見て、不審に思う。

王になった男のあらすじ【結】

夜、ハソンは王妃とこっそり会い、恋文を読み上げた。王妃がこっそり微笑んでいると、卜部将が突然現れハソンに刀を突きつけた。ハソンがホ・ギュン達を騙している不届き者だと勘違いしたのだ。王妃が庇ったことで事なきを得るが、逆に王に刃物を向けたことを気に病み、自害しようとしてしまう。ハソンは命を懸けて王を守る護衛官が勝手に自害してはならないと叱り、卜部将の行いを許した。

光海君が目を覚ました。光海君は政務に戻る前に、影武者のハソンを殺害するようにホ・ギュンに命じた。ホ・ギュンはハソンに情が移っており、顔を青ざめさせた。その頃、パク・チュンソを中心とした反対勢力が、謀反の原因が王妃にあるとして、王妃の廃止を求めた。ハソンは王妃を辞めさせるなら自分も辞めると宣言した。臣達は王の周りを取り囲んで撤回を求めた。ハソンは臣達を踏みつけ、王妃の手を握って逃げ出した。

宮殿内で王が偽物だという噂が広まっていた。王妃は真偽を確かめるため、王を寝所へ呼んだ。そして、王の服を剥ぎ取った。王の胸には、ある筈の傷跡がなかった。王妃は王が偽物だったことを知り、殺されたくなければ今すぐここから出て行くよう忠告した。その後、ホ・ギュンを呼び、真相を教えてもらう。

ホ・ギュンは明晩に抜け出すようハソンに伝え、残りの報酬を渡した。だが、ハソンはその報酬をサウォルに渡した。そして、サウォルの母を探し出し家に帰すよう、ホ・ギュンに最後の王命を下した。サウォルが浮かれながら歩いていると、先輩女官から王の粥に口に含んだ飴を入れるよう指示される。サウォルは顔を曇らせた。

ハソンは最後の上奏の儀を執り行った。議題は明を助けるために2万人の兵士を派遣するかどうかという内容だった。臣達は民のことなど考えておらず、明の皇帝の恩恵に報いることが大事だと考えていた。ハソンはそんな臣達の考えに腹を立て、国と民がなによりも大事だと叫んだ。

サウォルは飴を口に入れるが、吐き出すことはできなかった。「末永くお元気で」と言葉を残し、血を吐いて倒れてしまう。ハソンはサウォルを担ぎ、急いで医師の元に駆け込んだ。だが、そのままサウォルは亡くなってしまう。

ハソンはサウォルの犯人を見つけるまでこの場を離れる気はなかった。だが、王の胸に傷がないという女官の話を聞き、パク・チュンソが臣を連れてすぐ傍まで迫ってきていた。パク・チュンソは正殿に辿り着くと、王の胸の傷を確認するよう周りの者に指示を出した。臣が王の服を広げると、胸には傷がついていた。その数時間前、ホ・ギュンは王の行跡を記録した15日分の承政院の日記を、光海君に見せていた。そこには、民を思うよき王の姿があった。それを見た光海君が、温情としてハソンと入れ替わったのだ。光海君はパク・チュンソ達を捕らえるよう命令した。

ハソンは卜部将に助けられ、山道を走って逃げた。だが、嫌な気がして急いで元の道を引き返した。卜部将は数人の追手を相手に1人で戦い、ハソンの足に縋るようにして亡くなってしまう。

ハソンが船に乗り込むと、陸でホ・ギュンが頭を下げていた。2人は涙を堪えながら微笑み合った。

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