映画『オズ はじまりの戦い』あらすじとネタバレ感想

オズ はじまりの戦いの概要:2013年に公開されたサム・ライミ監督の作品で「オズの魔法使い」の前日譚。主演はジェームズ・フランコ。3流手品師のオズが竜巻に巻き込まれ、到着したオズの国で成長する姿を描いた。

オズ はじまりの戦い あらすじ

オズ はじまりの戦い
映画『オズ はじまりの戦い』のあらすじを紹介します。

3流手品師のオズは、舞台で失敗して恋人アニーには振られ、人生のどん底だった。
気球に乗って逃げようとした彼はそのまま竜巻に巻き込まれ、気が付くと不思議な光景の世界にたどり着いていた。
そこは自分と同じ名前の「オズ」という国であり、オズという名前の魔法使いが王になって国を救うという予言があると善い魔女セオドラから聞かされる。

手品を魔法と勘違いされたのをいいことに、救世主の魔法使いとして振舞うオズ。
首都エメラルド・シティに向かう途中、服を着て言葉を話す羽のある猿フェンリーを助け、恩返しとして仕えることを約束される。

セオドラの姉エヴァノラから、国を救うために悪い魔女の杖を折ってきて欲しいと頼まれたオズは、フィンリーと共に悪い魔女の討伐をするべくダークフォレストへ向かう。
だが、途中で荒れ果てた陶器の町に直面し、ひとり生き残っていた陶器の少女を助け、共にダークフォレストへと急ぐのだった。

ダークフォレストの悪い魔女と対面したオズだったが、彼女はアニーと瓜二つだった。
そして彼女は自分の事を本当の善い魔女グリンダだと言い、悪い魔女はエヴァノラだと言うのだった。
しかも、エヴァノラはグリンダの父で予言を残した前国王を殺害し、その罪をグリンダにかぶせていたのだという。
オズはグリンダに頼まれ、国を救う約束をする。

本性を見せたエヴァノラは戦争をしかけ、セオドラは姉の策略によって心を失い醜い姿へと変貌してしまった。
オズは国を救うべく、手品の知識をフル活用して国の民と共に戦う。

オズ はじまりの戦い 評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2013年
  • 上映時間:130分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:サム・ライミ
  • キャスト:ジェームズ・フランコ、ミラ・クニス、レイチェル・ワイズ、ミシェル・ウィリアムズ etc

オズ はじまりの戦い ネタバレ批評

映画『オズ はじまりの戦い』について、感想批評です。※ネタバレあり

奇抜な設定だが中身はイマイチ

1939年に製作されたミュージカル映画「オズの魔法使い」に登場する大魔術師オズが、いかにしてそうなったかを描いたファンタジー映画。
かつての作品と同様に、カンザスでの出来事はモノクロで描かれており、オズの世界の出来事は鮮やかな色使いで描かれている。
だが、「オズの魔法使い」によく出てくる、”不可思議で奇妙な生き物たち”があまり登場せず、主人公の旅の仲間にオズの元彼女そっくりの善い魔女のグリンダがいることから、恋愛要素も詰め込まれてしまっている。
不思議なオズの国で手品師が魔女と戦う、という要素だけなら十分楽しめるのだが、オズがエヴァノラや妹のセオドラに気がある様子を見せつつグリンダにも迫るという、女性関係のだらしなさが目に付き、戦いに勝ってもオズのだらしなさが招いたものではないのか、と強く印象に残る。

最初は金欲しさに魔女退治を引き受けたり、押しに弱い性格であるなど、オズのキャラクターには問題が多すぎる。
そのたびにストーリーが詰まるので、テンポよく進まない。
そしてエメラルドシティに着くまでが長く、そこから魔女退治を引き受け、エヴァノラに騙されていたと気が付いてグリンダと行動を共にしつつ戦争になるという、だらだらと続くストーリーには疲れてしまう。

豪華キャストの無駄使い

オズの映像化作品によくある、同じ顔の人物がどちらの世界にも存在する、という点を利用してカンザスでは人間の姿で、オズでは声だけの出演という工夫がなされている。
羽の生えた話す猿フィンリーは、カンザスでオズの手伝いをしていたフランクを演じたザック・ブラフ。
陶器の少女は、カンザスでオズに立てるようになりたいとお願いした車椅子の少女を演じた子役のジョーイ・キング。

オズ役のジェームズ・フランコは「猿の惑星:創世記」の主演でもあり、猿のフィンリーが最初に仲間になるシーンには驚かされる。
アニーとグリンダの2役にはミシェル・ウィリアムズ、悪い魔女エヴァノラ役にはレイチェル・ワイズなど、豪華なキャストが揃っている。
しかしストーリーに締まりが無いため、キャストが豪華なだけでは面白味にかけてしまっている。

オズ はじまりの戦い 感想まとめ

色彩も鮮やかで美しいオズと、カンザスの昔ながらの白黒で小さな画面という、2種類の映像を使うことによってオズの世界とカンザスの世界を上手く分けた作品。
しかしオズの魔法使いといえば、案山子やブリキのきこり、泣き虫ライオンなどという普通のようで奇妙な生き物が突然出てくるというのが一種の面白さだろうが、そういった面白さが欠けた作品だ。
そして、オズの危機はグリンダの父で前の王様を、悪い魔女エヴァノラが殺害しグリンダの責任にしたことがきっかけではあるものの、セオドラが変貌した要因はオズにあるというのを忘れて進んでしまう作品。

手品を魔法と偽って魔女を騙すという設定は意外性があり、風景の美しさと共に手品のシーンも見とれる出来になっている。

Amazon 映画『オズ はじまりの戦い』の商品を見てみる