映画『パレルモ・シューティング』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「パレルモ・シューティング」のネタバレあらすじ結末

パレルモ・シューティングの概要:世界的な写真家の男は、ある日偶然に死神を撮影してしまう。死神に追われる男は、大いなる港という意味を持つ、パレルモという港町へと旅に出る。そこには、男と同じく死に思いを巡らせる女がいた。

パレルモ・シューティングの作品概要

パレルモ・シューティング

公開日:2008年
上映時間:108分
ジャンル:ヒューマンドラマ、サスペンス
監督:ヴィム・ヴェンダース
キャスト:カンピーノ、ジョヴァンナ・メッツォジョルノ、デニス・ホッパー、ミラ・ジョヴォヴィッチ etc

パレルモ・シューティングの登場人物(キャスト)

フィン(カンピーノ)
デュッセルドルフを拠点に活躍する世界的写真家。現実の写真にデジタル加工を施して、新たな世界を作り出すのが作風。ファッション写真家としても有名で、スター達を撮影する。そんな自分の人生に嫌気がさし、パレルモへと旅に出る。死について考え、死の世界に取り憑かれた男。
フラヴィア(ジョヴァンナ・メッゾジョルノ)
パレルモで絵の修復をする女。街でフィンと出会う。自身の過去から、フィンと同様にしについて考えを巡らせている。
マントの男(デニス・ホッパー)
死神。フィンに撮影されたことをきっかけに、フィンにつきまとう。死に肖像はないと主張する。人生を敬っていないとして、フィンを非難する。

パレルモ・シューティングのネタバレあらすじ

映画『パレルモ・シューティング』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

パレルモ・シューティングのあらすじ【起】

世界的写真家のフィン。彼はデュッセルドルフを活動拠点にしていて、アート作品からファッションの撮影までこなす売れっ子の写真家だった。その忙しさゆえに、あまり睡眠時間を取ることができない。そんな彼は、いつも死にまつわる短い夢の始まりで目を覚ます。

彼の作風は、撮影した写真にデジタル処理を施して非現実の新しい世界を作り出すというもので、大勢のスタッフが彼と共に仕事をしている。

その日は、ミラ・ジョボビッチの撮影だった。奇抜なセットや小道具を使い、いつものように素晴らしい写真を撮るフィン。しかしミラは、もっと現実的な写真も撮りたいとフィンに言う。

毎日のようにクラブで飲み明かし、外に出たら注目の的。そんな生活を送っていたフィンはある日、車に乗りながらいつものように写真を撮っていた。すると突然悪夢のような映像がフラッシュバックする。フィンは自分の生活を、生きているのに死んでいるみたいだと思っている。そんな人生を、変えたいとも思っている。

パレルモ・シューティングのあらすじ【承】

そんな彼は、いつからか死に対して思いを寄せるようになっていた。川のそばで夜を明かしたフィン。目を覚ますと、そこにはたくさんの羊達と、それを束ねるタキシードの男がいた。そこでフィンはパレルモと書かれた船を見つける。タキシードの男は、パレルモとはすべての港という意味だとフィンに説明する。

旅に出る決意をしたフィンは、パレルモへと向かう。そこには、ミラの再撮影のためという目的もあった。

無事にミラの撮影を終えたフィン。ミラとスタッフ達を帰し、自らはパレルモに残る決断をする。

街を歩きまわるフィン。途中、突然悪夢に襲われる。さらに、何者かが弓矢をフィンに向けて撃ってくるような錯覚を覚え始める。徐々に、現実と非現実の境がなくなっていく。

現実逃避するように酒を飲み、嵐のようにかかってくる着信を拒否するフィン。その後も、街を歩き回っては写真を撮ることに没頭していく。

フィンは、偶然にある建物に入る。そこでは、演劇の練習が行われていた。そこで浅い眠りについたフィン。目を覚ますと、隣にはフィンの絵を書く女の姿があった。

パレルモ・シューティングのあらすじ【転】

女の名前はフラヴィア。フィンはフラヴィアをコーヒーに誘うが、フラヴィアは原付に乗ってその場を去ってしまう。

フィンがレストランで食事を摂っているとき、マントを被った男を発見する。それは、フィンに弓矢を撃ってくる男だった。そのあとも、何度かマントの男を発見しては弓矢に襲われる。カメラに弓矢が当たる。弓矢はないが、カメラには本物の傷が残る。

ある美術館に立ち寄ったフィン。そこには、巨大な壁画の修復を行うフラヴィアの姿があった。

美術館を出て、港をフラヴィアと歩くフィン。彼は、マントの男と弓矢の話をフラヴィアにする。そして、再び弓矢に撃たれたフィンが海に落ちてしまう。

フラヴィアに助けられたフィンは、彼女の家で休ませてもらうことにする。

再び美術館に戻ったフラヴィアを訪れるフィン。彼女は、「死の勝利」という壁画の修復を2年間続けていた。細部に集中すると全体を忘れてしまうと、自分の仕事について語るフラヴィア。彼女もまた、死について考えを巡らせていたのだ。

パレルモ・シューティングのあらすじ【結】

フラヴィアには、同業者の彼氏がいた。しかし、彼は仕事中に墜落死してしまった。それ以来、フラヴィアは死について考えるようになったのだ。それゆえ、フィンの言葉を嘘だとは思わなかった。

ある日、フィンが撮った写真をパソコンで見ていると、そこにマントの男が写っているのを見つける。フィンは急いでその場所へと向かう。

フィンを心配したフラヴィアは、フィンを自分の故郷であるガンジという町に連れていく。町を歩き、フラヴィアの祖母の家を訪れる二人。彼らはそこで一夜を共にする。

夜中に目を覚ましたフィン。するとそこには、マントの男がいた。なぜつきまとうのかと問うフィン。男は、フィンから仕掛けたのだと主張する。マントの男は自分のことを、死神だと言う。

逃げまわるフィン。マントの男は、人生を敬わないフィンはすぐに死ぬと告げる。フィンがそこにあった箱を覗くと、過去にマントの男を撮影した瞬間のフィンの姿が映し出される。男は、死に肖像はないと言う。

死神から解放されたフィンは目を覚ます。隣に寝ていたフラヴィアを見つめるフィン。すると、彼女が目を覚ますのだった。

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