映画『パニック・ルーム』あらすじとネタバレ感想

パニック・ルームの概要:デヴィット・フィンチャー監督のサスペンスムービー。空き巣に入った3人の泥棒と、緊急避難用の隠し部屋(パニックルーム)に立て籠もった母娘との攻防戦を描いた作品。

パニック・ルーム あらすじ

パニック・ルーム
映画『パニック・ルーム』のあらすじを紹介します。

マンハッタンのど真ん中にあるタウンハウスを衝動買いしたメグ。
離婚調停中の夫は製薬会社の大物のため、お金に困ることもなく、メグと娘のサラは家を買って引っ越す。
元の持ち主の大富豪は用心深い性格だったらしく、絶対安全の緊急避難用の隠し部屋「パニックルーム」も作っていた。

引っ越しを済ませたその夜、3人の泥棒が侵入してくる。
彼らはメグたちが引っ越してきたことを知らず、無人の家だと思い込んで侵入してきたのだった。

当然、新しい入居者の存在に驚く泥棒たちだったが、侵入者の存在に気が付いたメグとサラも衝撃を隠せない。
慌ててパニックルームに逃げ込むが、メグは閉所恐怖症、サラは糖尿病でインスリン注射を欠かす事が出来なかった。
パニックルームについている監視カメラとスピーカーを使って交渉するが、彼らはパニックルームに用があるという。

そうして攻防戦が始まる。

パニックルームに詳しいメンバーのひとりによって苦しめられるメグとサラだったが、3人組が仲間割れを始めた事から生き延びるチャンスが巡ってくる。
隙を付いて携帯電話を持ち込み、何とかして警察に通報、元夫のスティーヴンにも助けを求める。

やがて3人組が決裂して、暴力的なラウールが暴走を始める中、サラの命が危うくなり始める。

パニック・ルーム 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2003年
  • 上映時間:113分
  • ジャンル:サスペンス
  • 監督:デヴィッド・フィンチャー
  • キャスト:ジョディ・フォスター、フォレスト・ウィテカー、ジャレッド・レトー、クリステン・スチュワート etc

パニック・ルーム ネタバレ批評

映画『パニック・ルーム』について、感想批評です。※ネタバレあり

展開が早く、引き込まれるストーリー

引っ越し初日に泥棒が入り、緊急避難部屋「パニックルーム」に逃げ込んだメグとサラ、パニックルームの中に隠された大金を手に入れたい泥棒3人との、イソップ童話「北風と太陽」を連想させるようなストーリー。

前半はパニックルームを開けさせようとするバーナム、ラウール、ジュニアの3人組と、パニックルームの中から応戦するメグとサラの姿が描かれている。
しかし後半では、強盗の隙をついて携帯電話を手に入れたり、糖尿病のサラにインスリン注射が必要になるなど、パニックルームに立て籠もるだけではない動きが出てくる。
一瞬差でパニックルームの扉が閉まるシーンには、ハラハラドキドキさせられる。

ジュニアの正体が資産家の親族で、どう転んでも大金を手にできる立場だったという裏切りの発覚。
ラウールが凶暴な人間で、ジュニアを殺害し、バーナムを銃で脅して言いなりにさせるなど、犯人側も状況が二転三転していく。

メグの元夫スティーヴンが駆けつけるが人質に取られ、パニックルームで動けなくなったサラがバーナムと残されてしまい、警察が来てくれるものの追い返さななければいけないなど、すぐに立場が逆転するようなストーリーは引き込まれる。

子役クリステン・スチュワートの出世作

主演がニコール・キッドマンに決まっていたものの、他の作品の影響で、急遽ジョディ・フォスターに変更された作品。
それに伴い娘のサラ役も変更されて、大抜擢されたのがクリステン・スチュワート。
ちょっと抜けた母とクールな娘という関係を、違和感なく演じ切っているのが素晴らしい。

自分にも子供がいるバーナムがサラの命を救うというありふれた展開も、キャストの演技力で納得できるものにされている。
しかし、閉所恐怖症のメグが、かなり早い段階で克服しているのには納得がいかないし、ツッコミどころ。

ラウールが途中まで覆面をしていた理由も曖昧になっている。
しかし、パニックルームの頑丈な扉に挟まれるという間抜けな一面には、笑ってしまう。

パニック・ルーム 感想まとめ

偶然が重なりすぎていたり、納得しにくい細かな設定がありすぎてわかりにくいものの、ジェットコースターのように進むストーリーと、ハラハラドキドキの展開に引き込まれる作品。
ラウールとジュニアは殺人もいとわないキャラクターだが、“外側からは絶対に開けることができないパニックルーム”のため、ガスを蔓延させて殺害したらそれこそお終い、という命を守るための予防線まで貼ってある設定には驚かされる。

安全なパニックルームの中に籠るメグとサラ、そこから出て欲しくて頭をひねらせる強盗たちという構図から、外に出たいけれど出られないメグと命が危ないサラ、ラウールの暴走によって殺人に発展していく犯罪行為、と深みにはまっていくのが面白い。

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