映画『あの頃エッフェル塔の下で』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「あの頃エッフェル塔の下で」のネタバレあらすじ結末

あの頃エッフェル塔の下での概要:2015年公開のフランス映画。人類学者として海外生活の長い主人公が、若い頃に愛した女性のことを、青春の苦い思い出を思い出し心の葛藤を映していくヒューマンストーリー。

あの頃エッフェル塔の下での作品概要

あの頃エッフェル塔の下で

公開日:2015年
上映時間:123分
ジャンル:ヒューマンドラマ、ラブストーリー
監督:アルノー・デプレシャン
キャスト:カンタン・ドルメール、ルー・ロワ=ルコリネ、マチュー・アマルリック、アンドレ・デュソリエ etc

あの頃エッフェル塔の下での登場人物(キャスト)

ポール(マチュー・アマルリック)
人類学者の中年男性。知的だが理性にかけるところもあり、欲望に貪欲である。
エステル(ルー・ロワ=ルコリネ)
若い頃のポールの恋人。賢く聡明だが感情が不安定になりやすい情熱家。

あの頃エッフェル塔の下でのネタバレあらすじ

映画『あの頃エッフェル塔の下で』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

あの頃エッフェル塔の下でのあらすじ【起】

人類学者で外交官として務めているエリートのポールは、ずいぶん長く海外で暮らしていた。
しかしもう祖国のパリへ帰ろうと思っている。
女性に別れを告げたポールは空港で帰国の心構え十分な時、パスポートのことで警備員に声をかけられた。
取調室のようなところで男性に質問をされる。
それは尋問に近かった。

内容はこうである。
8年間帰国していないポールの同姓同名の、出生日まで一緒の男性がオーストラリアにいる。
そして最近その男が死亡届を出したのだと言うのだ。
つまりポールは死んでいることになっている。
当然パスポートが疑われてもおかしくは無かった。
このことに心当たりは無いか?と聞いてくれる男に過去を振り返り始めるポール。
そういえばと色々なことを思い出した。

20年間実地調査などで外国に行くことが多かったポールは、旅行という扱いが多く定住していないことも疑われている理由の1つだろう。
1987年はどこにいたのか?と聞いてくる男。
ダラスかもと答えたポールは、何故そんなことを聞いてくるのか謎だった。
実はこの年、パスポートがミンスクという地で再発行されているのだった。

あの頃エッフェル塔の下でのあらすじ【承】

この年ポールはミンスクに確かにいた。
高校の研究旅行であったのだ。
そこでマルク・ジルベルグという男を知る。
彼はイスラエルへの移住者の支援者であり、ポールと友人にマストラルブールの同士と会うか?と聞かれた。
この頃旧ソ連は、ユダヤ人のイスラエル移住を拒否していたのだ。

そこでマルクはポール達に、同士に金と書類を渡してくれないかと頼んで来た。
さらにパスポートを貸してくれないかとも。
そう、身分証の無い同士の1人をイスラエルへ行かせるためにポールのパスポートを偽造しようというのだった。
あまり深く考えていない彼は了承してしまう。

ポール達は、長距離列車で向かう。
国境の東ドイツでの検問が心配だったが、案外すんなり行って安心する。
美術館で絵画を鑑賞している風に見せている2人は、後ろから近づいてきた男にこっそり何かをささやかれた。
それは美術館の地下更衣室に行き、おいてあるコートを着たら目の前のバスに乗れという指示だった。

到着したのは郊外の奇妙な家。
中から老女が出てきて家の中に入れた。
部屋には男性が4人いて、何かを話し合っているようだった。
ポール達は金と書類を渡し、ナタンという男にパスポートを渡した。

その帰り道怪しんだ警官に止められるが、煙草を賄賂にしてうまく逃げる。
ホテルに戻ったがポールだけ警察に連れて行かれる。
だが教師が助けてくれ、盗難届けという形で帰国出来るようにしてくれたのだった。

あの頃エッフェル塔の下でのあらすじ【転】

パリに戻ったポールは昔の友人や妹と再会を喜んだ。
父のことは好きでは無く、会わないが死んだ母は恋しかった。
特に親友のコバルキとの再会がポールにとっても懐かしく、喜ばしい。

そんなポールは、19歳。
知り合った16歳の学園のマドンナエステルに恋をした。
このエステルとの熱い恋の模様は、ポールにとっても生涯忘れることが出来ない青春の物語になる。

29歳になったポールは、あれから10年もズルズルとエステルと付き合っていた。
彼は現在パリの大学講師として働いている。
エステルは感情的なところがあり、気分の落ち込みも激しかった。
離れて暮らしている事での不安感を常に感じ、パリに居る都会のポールにどこか劣等感を感じているようなところもある。
何となく2人の関係は続き、この間にエステルは15人、ポールは7人と浮気していた。

ポールは親友の彼女が気になりだし、内緒で付き合うが気兼ねで進展はしなかった。
しかもヴァレリーという女性がポールにモーションをかけ、彼の心は3人の女性の間で揺れている。

一方でエステルは国立通訳学校に合格。
別れ話を切り出したのは彼女の方からだった。
物理的な遠さが決めてであったが、もう2人の関係は修復出来ないところにあった。

あの頃エッフェル塔の下でのあらすじ【結】

昔若いパリにいたポールとエステルは、何度も何度も手紙をやり取りしていた。
そしてふと読み返してみると、ある真実に気がつくのだった。
ポールがパリに向かった後。4年間もの間信用していたコバルキとエステルが浮気関係にあったという事実だった。
ずいぶんたった後、コバルキはポールに手紙を送っている。
封筒を見ただけで開封しなかったポールは、手紙をそのままにした。

しかし何年か後、ポールはコンサートを観に行った会場でコバルキと彼の妻に偶然再会する。
早くその場を去りたかったポールだが、妻の方に食事に誘われてしまい渋々共にすることになった。

食事の席で思い出話を懐かしく話すコバルキに、ポールは面白く無さそうな雰囲気で座っている。
そして妻の前でエステルの話を出した。
コバルキはとぼけているのか、全く気にしていないのかその話を積極的に話す様子は無かったが、ポールは妻にも聞いてもらえと話を続けていく。
そして自分の親友が遠距離していた自分の彼女と浮気をしていて、裏切られたという事実をつきつける。
コバルキは「まだ気にしているのか」と悪びれる様子も無く流す。
しかしその時の恨み辛みを淡々とまくしたてるポール。

レストランを後にした彼は、昔の苦い思い出に浸りながら帰路についた。

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