映画『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』のネタバレあらすじ結末

パッチ・アダムス トゥルー・ストーリーの概要:自殺癖のあったパッチ・アダムスは、精神病院での出会いを機に医者を志す。治療に笑いを取り入れるパッチは、人々の心を次第に変えていく。愛と笑いの力で患者を癒し、無償クリニックを設立した実在の医師を描く感動作。

パッチ・アダムス トゥルー・ストーリーの作品概要

パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー

公開日:1998年
上映時間:116分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:トム・シャドヤック
キャスト:ロビン・ウィリアムズ、ダニエル・ロンドン、モニカ・ポッター、フィリップ・シーモア・ホフマン etc

パッチ・アダムス トゥルー・ストーリーの登場人物(キャスト)

パッチ・アダムス(ロビン・ウィリアムズ)
本名ハンター・アダムス。自殺癖で入院していた精神科で自分の天職を見いだし、医者を志した。医者に大切なのは心だと信じ、独自の道を突き進む。天才型で成績はトップ。
カリン(モニカ・ポッター)
ヴァージニア医大に通う、パッチのクラスメイト。男嫌いで勉学一筋。パッチは入学当初から彼女に想いを寄せている。
トルーマン(ダニエル・ロンドン)
パッチのクラスメイト。小児科医を目指している。入学後すぐパッチと出会い、無二の友となる。
ミッチ・ローマン(フィリップ・シーモア・ホフマン)
パッチのクラスメイトで学年きっての優等生。医者の家系に育ち、いい医者になるため日夜努力を重ねている。勉強しないパッチに成績で負け、悔しい思いをしている。
ウォルコット学部長(ボブ・ガントン)
ヴァージニア医大の学部長。規則を破ってばかりのパッチを忌々しく思っている。
ビル(ピーター・コヨーテ)
医大付属病院の患者。末期のすい臓がんを患っており、看護師たちに横暴な態度を取ることで有名。
ラリー(ダグラス・ロバーツ)
パッチたちが運営する無償クリニックを訪れたうつ病患者。自傷行為を繰り返している。
アーサー・メンデルソン(ハロルド・グールド)
大企業の創始者で天才的頭脳の持ち主だが、頭が良すぎて精神病院に自主入院している。

パッチ・アダムス トゥルー・ストーリーのネタバレあらすじ

映画『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

パッチ・アダムス トゥルー・ストーリーのあらすじ【起】

自殺癖のある男性、ハンター・アダムスが精神病院に入院した。そこにはリスの幻覚に怯えるルディや、天才的頭脳が高じて入院しているアーサーがいた。アーサーは4本指を見せ「何本に見える?」と問い、「4本」と答えた者をバカ呼ばわりしている。ある日、アダムスはアーサーにその答えを聞きに行く。アーサーに言われ、アダムスが指の向こうを見つめると、焦点がずれて指が8本に見えた。アーサーは人が見ようとしないものを見るように説き、コップに継ぎ貼り(パッチ)をして直したアダムスを、「パッチ」と呼んだ。パッチはリスに怯えるルディを勇気づけ、トイレに行かせることに成功する。この経験が、パッチを医者の道に進ませるきっかけとなる。

病院を自主退院したパッチは、患者と親身に向き合える医者を目指してヴァージニア医科大に入学する。ルームメイトのミッチは「優等生」そのものでパッチとは正反対だ。入学早々、ウォルコット学部長は「患者を治すのは人ではなく医者だ」と言い放つ。パッチは教室で見かけたカリンに一目ぼれ、声をかけるが、すげなく断られてしまった。パッチはそれを見ていたクラスメイトのトルーマンと友人になる。

パッチとトルーマンは3年生のふりをして、附属病院での実習に潜り込む。医者も学生も、病名ばかり気にして患者の名前すら呼ばない。ウォルコット学部長に鉢合わせそうになりパッチが隠れた先は、小児患者用の病室だった。パッチは浣腸用の赤いボールを鼻につけ、子どもたちを笑わせる。

パッチ・アダムス トゥルー・ストーリーのあらすじ【承】

パッチたちは図書室に集まり試験勉強をしていた。勉強と関係ない話をしだすパッチに、カリンは怒る。医者を目指す彼女に遊んでいる暇はなかった。試験結果が貼り出され、カリンは驚く。学年トップは勉強していないはずのパッチだったのだ。パッチのことを少し見直した彼女に、パッチは「笑わせたら頼みを聞いてくれ」と浣腸用ボールを取り出す。それを鼻に付けた自分の姿を見て、カリンは思わず笑顔を見せる。

パッチの願いはカリンにも患者を笑わせる手伝いをしてもらうことだった。パッチ、トルーマン、カリンは、死ぬ前にサファリに行きたいと言う患者を、風船の動物と輪ゴム銃で楽しませる。隣の患者ミセス・ケネディは、パスタでいっぱいの風呂に入るのが夢だと言う。病院からの帰り、パッチはカリンに愛の告白をするが、さらりとかわされてしまう。

パッチは横暴で有名な末期がん患者・ビルにも挑戦する。が、暴言を吐かれ追い出されてしまった。パッチはあきらめず、天使の姿で現れ“死”を表す色々な表現を浴びせる。ビルはパッチを追い出すかと思いきや、一緒に言葉を言い合って意気投合。しかし、パッチはウォルコット学部長に見つかってしまう。前々から規則無視のパッチを忌々しく思っていた学部長は、パッチに退学を言い渡す。パッチはアンダーソン学長に直談判。学長はパッチの行動で病院全体にいい影響が出ていると話し、退学処分を取り消してくれた。

パッチ・アダムス トゥルー・ストーリーのあらすじ【転】

カリンの誕生パーティーの帰り道、彼女にお休みのキスをされてパッチは舞い上がる。しかしその直後、病院から知らせが入る。がん患者のビルが臨終を迎えようとしていた。パッチはビルの最期を看取る。その帰り、病院の理不尽な規則や高額な医療費について聞いたパッチは、すばらしいアイディアを思いつく。

カリンを呼び出し、パッチは無償のクリニックについての構想を熱く語る。医者と患者が対等で、治療だけでなく患者の心に寄り添う場所だ。その途方もない夢物語に、カリンは「人は人を傷つけるもの」と釘をさす。

パッチは無償クリニック開院のため、精神病院で一緒だったアーサーから土地を借りた。それは絶景を臨む崖近くの山小屋だった。無償治療との噂を聞いて、多くの患者が集まり始める。パッチ、トルーマン、カリンは大忙しだ。クリニックに自傷癖のあるうつ病患者ラリーが訪れる。カリンは彼の様子に不安を感じるが、パッチは彼女を説得する。

その夜、カリンは「子どものころから男性は皆自分に手を出そうとした」とつらい過去を語り出す。誰からも傷つけられない毛虫になって、無垢なままで蝶になりたいと願っていたのだと言う。カリンはいつの間にか、他の男性とは違うパッチを愛していた。2人は抱きしめ合う。

クリニックの備品が底を尽きかけていた。パッチとトルーマンは附属病院に備品を盗みに行く。1人残されたカリンは、患者のラリーからの留守電を聞く。彼は切実な声で話し相手を求めていた。カリンは彼と少しだけ話して帰ろうと、1人ラリーの家へ向かった。

パッチ・アダムス トゥルー・ストーリーのあらすじ【結】

翌日、パッチはアンダーソン学長から呼び出される。学長が告げたのは、ラリーがカリンを撃ち殺して自殺したという悲報だった。クリニックの患者に愛する人を殺されたパッチは、自分を責め、絶望のうちにクリニックも医大も去ろうとしていた。今まで対立していたミッチも彼を引き留める。ミセス・ケネディが何週間も食事を取ってくれず、自分の無力を痛感していたのだ。だがパッチにはその声も届かない。

1人断崖に立つパッチ。その時1匹の蝶がパッチの胸元にとまった。パッチは蝶にカリンの存在を感じとる。パッチはミッチ達と協力して、ミセス・ケネディのために夢のパスタ風呂を用意する。喜びに顔を輝かせるミセス・ケネディを見て、パッチの心に再び灯がともった。

ウォルコット学部長が再び、パッチに退学を言い渡す。理不尽な処置に、パッチは医師会に申し立てをする。審問会で、パッチは医者のあり方や心の触れ合いの大切さについて、医師会や医学生たちに訴える。そこには、パッチに救われた患者たちの姿もあった。医師会は退学取り消しを決定する。

パッチは無事医大を卒業する。卒業後、彼は町医者として無償で1万5千人以上の治療を続けた後、念願の無償クリニック「ゲズントハイト・ホスピタル」を設立した。彼に賛同する1000人もの医師が、参加を申し出ているそうだ。

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