映画『ピース オブ ケイク』あらすじネタバレ結末と感想

ピース オブ ケイクの概要:『ピース オブ ケイク』は、ジョージ朝倉の同名コミックの実写映画化作。少女漫画原作ながらも、大人向けのラブストーリー。恋や仕事に悩みながらも前向きに生きる主人公を多部未華子が演じる。

ピース オブ ケイク あらすじネタバレ

ピース オブ ケイク
映画『ピース オブ ケイク』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ピース オブ ケイク あらすじ【起・承】

梅宮志乃は、いつも相手に好かれて流されるように恋愛をしてきた。それは仕事も同じ。恋人の正樹はあれやこれやと理想を押し付け、志乃を自分好みにしようとするが、志乃はそれが窮屈で仕方なかった。正樹はそれでも志乃が好きでしょうがないらしい。それがわからない。
ついに職場の男と浮気をしてしまい、それが正樹に発覚する。だましだまし付き合ってきたが、とうとう正樹と別れて仕事も辞め、引っ越して心機一転しようとする。

引っ越した先はぼろい庭付きのアパートだった。そこで隣に住む男を初めて見た瞬間、風が吹くのを感じた。

オカマの友人天ちゃんの紹介でレンタルビデオ店でバイトを始めることになったが、そこの店長菅原京志郎はなんと隣に住む男だった。
京志郎には同棲する彼女・あかりがいる。
フランクに接する優しい京志郎を好きになっていくのを実感するが、恋人がいる相手だ。今度は簡単に流されて恋愛しないように、志乃は自分をセーブする。

ところが、職場の飲み会の後、酔いつぶれて京志郎の家で目を覚ました志乃は、とうとう彼に恋していることを確信してしまう。
京志郎にアタックするも、彼はあかりと別れる気はないと相手にしない。
志乃は寂しさを紛らわすように、クワズイモの鉢植えを買って育てる。いつも植物を買って育てては枯らしてしまう志乃だったが、今度こそ大事に育てようと決心する。

ピース オブ ケイク あらすじ【転・結】

一方、京志郎とあかりはうまく行かなくなっていた。あかりはメールレディの仕事をしていたが、本当は小説家志望らしい。実はあかりという名前も偽名で、実家の住所もデタラメ。そしてある日、忽然と姿を消してしまった。

京志郎は志乃と付き合い始める。二人で過ごす時間は幸せなものだったが、京志郎とあかりははっきり別れようといって別れたわけではない。いつあかりが戻ってきて京志郎とよりを戻すか、志乃はそれが心配だった。

そして、やはり恐れていたことは起こった。京志郎は志乃と付き合いながらも、小説家となったあかりと再会し、行く当てがないらしい彼女の相談に乗っていたのだった。
志乃は隙を見計らって京志郎の携帯をのぞき、あかりとの繋がりを突き止める。
怒る志乃に、京志郎は「好きなのは志乃だけだ」と告げるが、志乃は信じることができず二人は別れる。

それからしばらく。
服飾の仕事で成功しつつある志乃は、恋愛から離れて一回り成長していた。生活は順調だが、京志郎を忘れられないでいた。

ある日、志乃は偶然京志郎と再会する。戸惑い逃げる志乃を京志郎は引き留め、志乃を忘れられない、やり直したいと告げる。それでもしぶる志乃を、京志郎はある場所に連れていく。
そこは京志郎が今住んでいる家の庭だった。そこには、志乃が置いていったクワズイモが成長し、株分けして庭じゅうに群生していた。
志乃があれだけ苦労していた植物の世話を、京志郎は簡単にここまで育ててしまったのだった。

ピース オブ ケイク 評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★☆☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2015年
  • 上映時間:121分
  • ジャンル:ラブストーリー、コメディ
  • 監督:田口トモロヲ
  • キャスト:多部未華子、綾野剛、松坂桃李、木村文乃 etc

ピース オブ ケイク 批評・レビュー

映画『ピース オブ ケイク』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

多部未華子の新境地

今回主役の志乃を演じている多部未華子の、今までのイメージというと「清純派」。だから、原作の志乃のイメージとあまりにも違う配役なので、どうなるのか気になっていたが、予想外にはまっていた。
原作だと志乃は悪く言えば尻軽。見た目も派手だし、多部未華子がキャスティングされた時は意外だったが、いざ映画を観てみると今までの多部未華子のイメージとは違うキャラクターに仕上がっていて、イメージなんて演技やメイクやファッションでどうとでもなるもんだなあと感心した。

他の配役について

配役の意外性は多部未華子だけではない。京志郎役の綾野剛もイメージとは違った。これもどうなるのかと思っていたが、こっちは予想通り、どうもしっくりこないまま終わってしまった。これはこれでいいが、やっぱり原作の京志郎とは違う。
あとは、オカマの天ちゃん。これを演じたのは松坂桃李だが、この配役に関してはメディアでもいろいろ騒がれていたので気になっていた。オカマを演じるような俳優には思えなかったが、役への入り込み方がすごい。役作りは苦労したらしいが、女心を必死につかもうとした結果か、ちゃんとオカマだった。

監督・田口トモロヲについて

監督の田口トモロヲは、俳優としても活躍し、ナレーターとしても知る人は多いと思う。あとはパンクバンドで活動していたり、元エロ劇画家だったりと、意外な一面がちらほら。一体どういう人なのかイマイチよくつかめない存在ではあるが、また恋愛映画の監督を務めるなんてこれも意外。
配役から何から予想外の事ばかりなのがこの作品だ。

特に真新しいことはない恋愛映画には違いないが、ところどころ「なるほど、田口トモロヲだ」と思えるような演出もあり、なかなか楽しめる映画だった。

ピース オブ ケイク 感想まとめ

20代の等身大の恋愛を描いた作品で、これといった特徴もない主人公たち。ストーリーもごくごく普通。だけど、これが一般に共感されやすいラブストーリーなのだろう。原作が支持されているのも共感されるからだと思う。最近のティーン向けと思われる少女漫画の実写映画だと、学校一のイケメンと平凡な主人公の恋愛というのがお決まりで、あり得ないバカげたストーリーが多いが、なるほどこの映画はその点では現実味があるストーリーだ。10代には受けないだろうけど、20代・30代に受けるのはわかる。

Amazon 映画『ピース オブ ケイク』の商品を見てみる