『プリンセス トヨトミ』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

万城目学原作の長編小説の実写映画化。同一作者の『鹿男あをによし』と共通する世界観を持ち、一部キャラクターがカメオ出演している。監督はテレビドラマ演出家の鈴木雅之、、脚本は『重力ピエロ』の相沢友子。

あらすじ

プリンセス トヨトミ』のあらすじを紹介します。

7月4日、東京から大阪に3人の男女がやって来た。彼らの肩書は「会計検査院調査官」。税金の無駄遣いを絶対に許さないプロ中のプロだ。メンバーは鬼の松平の異名を持つ松平元(堤真一)、勘だけで仕事をするミラクル鳥居こと鳥居忠子(綾瀬はるか)、フランスとのハーフでエリート、旭ゲーンズブール(岡田将生)。順調に仕事をこなしていく3人は、調査対象のある空堀商店街を訪れる。「OJO 大坂城跡整備機構」という財団法人に目をつけた3人は徹底的に調査するも、経理担当の男にいつものらりくらりとかわされてしまう。鳥居のボヤキで真相と陰謀に気づいた松平が再びOJOを訪れると、そこには商店街のお好み焼き屋 太閤の店長がいた!

評価

  • 点数:10点/100点
  • オススメ度:★☆☆☆☆
  • ストーリー:★☆☆☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★☆☆☆☆

作品概要

  • 公開日:2011年5月28日
  • 上映時間:119分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:鈴木雅之
  • キャスト:堤真一、綾瀬はるか、岡田将生、沢木ルカ、森永悠希 etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『プリンセス トヨトミ』について、考察・解説します。※ネタバレあり

原作からして

まず最初に言いたいんですけど、万城目学って面白いか?『鴨川ホルモー』は拷問映画でしたよ。いくら栗山千明ほどの美人でも、変顔を続けられると敵意を持ちます。吉本新喜劇でもやらないようなくだらんギャグ(と言っていいのかわからない)だらけで……。まあ、過去のことはいいですよ。『プリンセス トヨトミ』はどうかというとですね、最低です。まず前提として、万城目学という男のリアリティラインはどうなっているのかと。フィクション舐めんなよ!何やってもいいってことじゃねえんだ!秀吉の子孫がそこら辺をブラブラしてんじゃねえよ。江戸幕府舐めんなよ!この他にもおかしな点だらけ。めまいがしてきます。『鴨川ホルモー』と本作だけで決断するのは申し訳ないんだけど、万城目学の作品って全部こんな感じなんでしょ?でもヒットしてるんだから、そのまま映画にしちゃえやー!ってねえ……。テレビ屋、しっかりしてください。脚本家に手直しさせてやれよ!こんなのでキャリアが傷つくの可哀想。

リアリティラインがボロボロな時点でもうストーリーは崩壊しているも同然なんですけど、一応見ていきましょうか。
一言で言えば差別と説明で物語は猪突猛進していくわけなんですが、近代社会が抱える病理を見事に表現していると思いますね。リテラシー。どいつもこいつもリテラシーがねえ!Twitterで個人情報を放流する連中みたいなもんですよ、本作の登場人物たちは。それ秘密にならねえから!ニュースになっちゃうから!!!という終盤の展開は素晴らしいですね。ドキュメンタリーです。フィクションを舐めきった結果ドキュメンタリーとして成立するという逆説的な美しさ。

あと、邦画のゴミっぷりも見事に表現しているので、この映画を1行でまとめてみました。ダメ邦画ってこんな感じ。
新しい展開!説明セリフ!新しい展開!説明セリフ!新しい展開!説明セリフ!終わり!
この一行だけで『プリンセス トヨトミ』を見たも同然です。1行読んだら早く寝ろ!

まとめ

映画公開当時はずいぶん騒がれていたような気がするのですが、紛うことなきゴミクソ映画です。あの騒ぎ、そういえば綾瀬はるかのことしか話題に上がっていなかったような気がするなぁ。お前らそんなにおっぱいが好きかと……。

そういえば、本作のスタッフは『鹿男あをによし』と同じなんだそうですよ。鹿男の出来は見てないから知りませんけど、そんなに酷い噂は聞かなかったので、やはりドラマと映画は別物なんだなぁ、と。当たり前ですけどね。求められているものが違うんだから。本作の制作を担当している、世界の亀山モデルこと亀山千広さんは、いつになったらそのことを理解してくれるんでしょうか。大衆を馬鹿にしてるからドラマみたいな映画作りしか出来ないんですよ、亀山さん。

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