海外ドラマ『プリズン・ブレイク シーズン4』の概要:組織が求めた通りにジェームス・ウィスラーの脱獄を成功させたマイケル。彼の心はサラを殺害し晒し首のような扱いをした組織への復讐心でいっぱいだった。しかし、ウィスラーとグレッチェンはサラが生き延びていたことをマイケルに伝えると無事に彼女と再開。その頃、リンカーンを含むマイケルとの因縁のある人物たちが次々と逮捕されていく。そしてマイケルと彼らは国土安全保障省の元で非正規の任務を強要されるのだった。
海外ドラマ『プリズン・ブレイク シーズン4』の作品情報
話数:全24話
ジャンル:アクション
海外ドラマ『プリズン・ブレイク シーズン4』の登場人物(キャスト)
- マイケル・スコフィールド(ウェントワース・ミラー)
- 元建築技術士。司法取引によって服役を免除する代わりに組織の解体の捜査協力を求められる。
- リンカーン・バローズ(ドミニク・パーセル)
- マイケルの兄。マイケルと同じ立場にあり、彼を常にサポートする 。
- サラ・タンクレディ(サラ・ウェイン・キャリーズ)
- マイケルの交際相手。マイケルのチームに自ら志願し協力をする。
- フェルナンド・スクレ(アマウリー・ノラスコ)
- マイケルのチームの一員。ベリックとSONAからの脱出で友情を深めた。
- セオドア・バックウェル / Tバック(ロバート・ネッパー)
- ウィスラーの計画に便乗し、虚偽の名義で生活を送る。
- ブラッド・ベリック(ウェイド・ウィリアムズ)
- 捜査の途中逃げ出そうとする反面もあるが、現在はマイケルの味方。
- アレクサンダー・マホーン(ウィリアム・フィクナー)
- マイケルのチームの一員。FBI時代の知恵と洞察力を活かしてマイケルの頼もしい味方になる。
- ローランド・グレン(ジェームズ・ヒロユキ・リャオ)
- マイケルのチームの一員。高度なハッキング技術を持っている。
- ジェームス・ウィスラー(クリス・ヴァンス)
- 組織を潰すために背面かで行動していたが、殺害される。
- スーザン・B・アンソニー /グレッチェン・モーガン(ジョディ・リン・オキーフ)
- 将軍の怒りを買い殺害されたかのように見えたが、現在は拘束されている。
- ジョナサン・クランツ将軍(レオン・ラッサム)
- 組織のトップ。マイケルたちの命を狙う。
- ワイアット・マシューソン(クレス・ウィリアムズ)
- 将軍の元で働く殺し屋。
- ドン・セルフ(マイケル・ラパポート)
- アメリカ合衆国国土安全保障省の捜査員で、マイケルたちの上官に当たる。
海外ドラマ『プリズン・ブレイク シーズン4』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
第1話 スキュラ
マイケル(ウェントワース・ミラー)はLAに戻り、最初にフォックスリバー脱獄計画を練っていた時のようにグレッチェン(ジョディ・リン・オキーフ)とウィスラー(クリス・ヴァンス)の調査を独自で行っていた。調査の目的はもちろん殺害されてしまったサラ(サラ・ウェイン・キャリーズ)の敵討ちだ。彼はグレッチェンらの居場所まで突き止めていて、あとは計画を行動に移すのみだった。ウィスラーは何者かと高額な取引を行っており、カード状のデータチップのようなものを取引していたようだった。マイケルは取引の中の彼らの元へ銃を持って押しかけ、復讐を試みるが彼女はサラが生きていることを伝える。彼はサラの生存を知り、興奮気味にリンカーン(ドミニク・パーセル)にサラの首を確認した時の状況を確認すると、確かにサラの生存は否定できないものだとマイケルは断定する。加えてリンカーンはベリック(ウェイド・ウィリアムズ)、スクレ(アマウリー・ノラスコ)とTバック(ロバート・ネッパー)がSONAから逃亡したことを伝える。
マイケルは事実の確認をするためにもマホーン(ウィリアム・フィクナー)と連絡を取り、落ち合う。マホーンはウィスラーが組織を潰すために内部に潜り込んでいること、グレッチェンは死んだこと、そして取引していたものは組織のブラックボックスのようなものでスキュラと呼ばれていることを伝えた。マホーンはウィスラーが説明したがっていることを伝え約束を取り付ける。マイケルはその後ウィスラーに再開するが、組織の手先であるワイアットに殺害されてしまう。
所変わってパナマではリンカーンが組織の手先に襲われていた。自己防衛で工作員を射殺したリンカーンは現地の警察に現行犯逮捕されてしまう。一方SONAから逃げ延びたスクレとベリックも同じ頃に警官たちに包囲され逮捕されてしまう。
マホーンの元妻の家ではワイアット(クレス・ウィリアムズ)がマホーンの元妻と息子を襲っていた。マホーンが家を訪れると警察が家を包囲しており、息子が殺害されたことを知る。
マイケルはサラとの再開を試みるが、途中で警察に捕まってしまう。国土安全保障省のドン・セルフ(マイケル・ラパポート)は彼の服役を免除する代わりにスキュラの捜索と組織の検挙に協力するように強要する。マイケルはまずリンカーンと話してみないことには決心がつかないと伝え、逮捕されていたリンカーンは急遽アメリカまで移送された。セルフからの説明を受ける中、様々な危険やリスクが伴うことを理由に断ると、ブルース・ベネット(ウィルバー・フィッツジェラルド)が彼らの保釈金を払い保釈される。
車で彼らが連れて行かれたさきにはサラの姿があった。マイケルは無言で彼女に抱擁し、再開の喜びを露わにするのだった。その夜、マイケルとサラはワイアットからの強襲を受ける。彼らは組織を潰さない限りは危険が無くなることはないと判断し、セルフに協力を申し出る。全面的な協力を認めたマイケルはただ一つやり残したことがあると言い出す。彼は長い間付き添ったタトゥーを消すのであった。
第2話 オデュッセイア
組織のトップである将軍はマイケルたちの始末をワイアットに再度指示していた。一方LAに着いたマイケルたちにセルフはGPSタグを足につけるように指示する。向かった先は彼らの住処兼捜査拠点となる倉庫の一角だった。そこには高度なハッキングの技術を持つローランド・グレン(ジェームズ・ヒロユキ・リャオ)が待っていた。マイケルはセルフに信頼のおけない新しい人員の追加は適切ではないと進言するが、あえなく却下されてしまう。リンカーンとマホーンの関係のように、彼らの間には複数の蟠りや不満が残っていることは明らかだったが、マイケルは一致団結する大切さを伝える。
早速マホーンはFBI時代の能力と洞察力を発揮し、軍が絡んでいるセキュリティー会社の関係者がスキュラを所持している可能性が高いと推察する。彼ら陸運局に登録されている名簿と顔写真を元にマホーンの記憶と照らし合わせていくと、スキュラの所持者の手がかりとなる人間を発見することに成功する。マホーンの推察通り、民間のセキュリティー会社に辿り着く。そこでCEOのスチュアート・タクスホン(スティーヴ・トム)が怪しいと踏んだ彼らはスキュラの盗み出す計画を立てようとするが、グレンは盗むのではなくコピーすれば良いと発言する。彼は彼自身が開発したデータのスキミング機器を紹介する。この機器はどんな電子機器でも、ある程度の距離と時間があればスキミングができるという優れものだった。彼らはコピーをするのに必要な距離に近づくための計画を練っていた。マイケルは家政婦のカバンの中に機器を忍ばせてデータのコピーに成功する。しかし肝心の機器に家政婦はタクスホンの所有する携帯と勘違いし、彼の家に置いてきてしまう。マイケルは家に侵入し回収する以外に方法はないとして計画を新しく練り直す。
一方将軍(レオン・ラッサム)に灸を据えられたワイアットはマイケルたちの居場所探しに躍起になっていた。そこでブルース・ベネットに近づき、彼に襲いかかるのだった。
マイケルたちは無事にタクスホン邸から機器を盗み出すことに成功する。持ち帰った機器をすぐに解析するグレンは頭を抱える。彼はマイケルに「スキュラがピザだとすると、持ち帰ったデータはピザの一切れに過ぎない」という内容を伝える。
スキュラは一枚ではなく六枚揃って初めてデータが完成する仕組みになっていたのだった。
第3話 シャットダウン
一枚では完成しないスキュラの正体を知ったマイケルはセルフに激昂し一枚で取引は終わりだと伝えるが、彼はそれを受け入れずに刑務所に戻るか残りの五枚のスキュラを集めるかの二択の選択肢を与える。理不尽な要求でも受け入れなければ刑務所に戻る現実に直面し、彼らは残りの五枚の捜査に取り掛かる。幸いにもスキミング機器がタクスホンの携帯の横に置かれていたために彼のメールのデータもコピーしていた。マホーンはラング捜査官に連絡を取り息子が殺害された詳細の情報を彼の元に持ってくることを頼み込む。それをリンカーンは偶然耳にしてしまい、やりきれない表情を見せる。
SONAから逃げ延びたTバックはウィスラーの小冊子を元に彼が脱獄した後の計画のために用意していたアパートに辿り着いていた。
ワイアットに捕まってしまったブルースはマイケルとリンカーンの居場所を聞き出すために拷問を受けていた。拷問は暴力によるものではなく、薬物による精神を追い詰め続けるものだった。
一方マイケルたちの努力の裏では追っていたスキュラは全部で六枚あることを知った国家安全保障省は捜査の中止を決定する。全ての機器をシャットアウトし、彼らの拘束に向かうセルフを含めた国家安全保障省だったが、別行動をしていたスクレとベッリックを除きマイケルたちはGPSタグも掻い潜り逃走する。そして彼らは六人のスキュラの所持者の密会を撮影することに成功。それを受け、国家安全保障省も捜査の続行を決定する。
九死に一生を得た彼らだったが、マホーンはラング捜査官からの捜査資料のファイルを受け取る。息子を失ったことを耳にしていたリンカーンはマホーンの元へ歩み寄り、今までの因縁は水に流すと申し出る。マホーンも涙ながらにもリンカーンの優しさに感謝し、二人は和解するのだった。
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