映画『プロジェクト・イーグル』の概要：ジャッキーは伯爵に頼まれ、ドイツ軍が隠した金塊を探すことになった。砂漠に詳しいエイダと、金塊を隠したドイツ軍の副官を祖父に持つエルサと共に旅に出ることになった。その旅は、金塊を狙っている者達に命を狙われる過酷なものだった。
映画『プロジェクト・イーグル』の作品情報
上映時間：116分
ジャンル：アクション、コメディ
監督：ジャッキー・チェン
キャスト：ジャッキー・チェン、ドゥ・ドゥ・チェン、エヴァ・コーボ、マーク・エドワード・キング etc
映画『プロジェクト・イーグル』の登場人物（キャスト）
- ジャッキー（ジャッキー・チェン）
- 通称アジアの鷹。伯爵を通じて国連から仕事を依頼され、ドイツ軍が隠した金塊を探しにサハラ砂漠に向かう。武術に優れており、戦闘能力が高い。
- エイダ（ドゥドゥ・チェン）
- 中国人。砂漠について研究しており、ジャッキーの任務にガイドとして同行する。自信家で気が強く、頭のいい女性。
- エルサ（エバ・コーボ）
- アフリカに金塊を隠した、ドイツ軍のハンス副官の孫娘。祖父が行方不明になっているため、手がかりを見つけようとジャッキーについて行くことを決める。
- 桃子（池田昌子）
- 日本人。露店で小物を販売しているときにジャッキーと会い、サハラ砂漠を旅しているときに偶然再会する。
- アドルフ（アルド・サンブレル）
- ハンス副官の元部下。金塊を隠す作業の任務終了後、ハンス副官に毒殺されそうになったため、ナイフで反撃しハンス副官を殺害した。その時、足を負傷してしまい、車椅子で生活を送っている。金塊を狙い、傭兵を雇ってジャッキー達に襲いかかる。
映画『プロジェクト・イーグル』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『プロジェクト・イーグル』のあらすじ【起】
ジャッキーは巨大な石像に飾られている宝石を盗むため、アマゾンの奥地にある洞窟に侵入した。盗んでいる途中でその地に住む部族に見つかるが、止められはしなかった。しかし、石像から流れる水を汲んで飲むと、部族の者達は槍を上げて怒り出した。その水は聖水として、部族の者達が宝石よりも大切にしているものだった。ジャッキーは盗んだ罰として、部族の大柄な女性と結婚させられそうになったため、慌ててその場から逃げ出した。逃げる途中で宝石を置き忘れてしまうが、戻ることはできなかった。
ジャッキーは露店の小物が気に入り、それを吹いて遊んでいた。すると、店主の日本人女性（桃子）から、トイレに行きたいので店番をして欲しいと頼まれる。ジャッキーは快く引き受け、店番をしている間にアフリカ像を1体女性（エルサ）に販売した。怪しい2人組の男達がその光景を見ており、エルサがジャッキーに渡したお金を奪って何かを確認した。ジャッキーが金を奪われて怒っていると、男達は代わりのお金を渡してその場を立ち去った。
ジャッキーは伯爵から新しい仕事を依頼される。それは、第二次世界大戦中にドイツ軍がアフリカに隠した金塊を探すことだった。その金塊はヨーロッパ中から集められた物だったため、国家間が争う前に回収するよう国連が伯爵に依頼したのだ。サハラ砂漠に金塊を隠したのはハンス副官で、18人の部下と作業任務に当たっていたことが分かっていた。ジャッキーは砂漠に詳しいエイダと任務に当たることになった。
夜、ジャッキーはハンス副官の家族の家を訪ねるが、売家になっていた。家の中に侵入して残されていた荷物を見ていると、突然女性（エルサ）が家の中に入ってきた。ジャッキーが物陰に隠れて様子を伺っていると、突然男が家の中に侵入し、エルサに襲いかかった。エルサを助けるために男に殴りかかるが、拳銃を持った男の仲間が現れる。男達は金塊を狙っており、ハンス副官の孫娘であるエルサを狙ったことを話した。ジャッキーは隙を突いて男達を倒した。
映画『プロジェクト・イーグル』のあらすじ【承】
ジャッキーは伯爵から預かった鍵を鍵師に見せた。鍵師は鍵を見て、暗号が必要なことと、開けるときに何かの機械が作動するようになっていることを教えた。ジャッキーが店を出ると男達に鍵を狙われたため、バイクで街中を逃げ回った。
ジャッキーはエルサに祖父のことを知るため、アフリカに一緒に連れて行って欲しいと頼まれる。ジャッキーは了承するが、エイダに観光じゃないからダメだと反対される。伯爵に説得され、エイダは渋々了承する。3人はサハラ砂漠に向けて旅立った。
エルサはエイダが行方不明の祖父に頼まれ、財宝を奪いにきたと考えていた。3人でディナーを食べるが、険悪な雰囲気になってしまう。食事を終わらせホテルの部屋に戻ると、エルサとエイダの部屋が何者かに荒らされていた。エイダがエルサの仕業ではないかと疑ってかかったため、エルサはショックを受けて部屋に戻ってしまう。ジャッキーはエイダに言いすぎだと怒りに行くが、男達がエイダの部屋に侵入しており、鉢合わせしてしまう。そこに、ルームサービスが訪ねてきた。エイダは何とかボーイを返そうとするが、なぜかジャッキーとの仲を勘違いされ、コンドームを貰うハメになる。エルサはボーイとエイダのやり取りを見て疑問を抱き、エイダの部屋を訪ねた。その時、エイダの顔を見て異変に気づき、拳銃を隠し持って助けに向かった。ジャッキー達は激しい戦闘の末、鍵を守ることに成功する。
映画『プロジェクト・イーグル』のあらすじ【転】
ジャッキーは砂漠で桃子と再会し、車に乗せて一緒に野営地に向かった。桃子は命の意味を求めて、砂漠を旅していることを話した。皆が眠りについたとき、砂漠の盗賊達が現れ襲われてしまう。ジャッキーは撃たれそうになったため、桃子のペットのサソリを使い、刺されて死んだふりをした。エイダとエルサは盗賊達に連れて行かれてしまう。
ジャッキーは桃子の案内で盗賊のアジトに向かった。そこは市場になっており、夜には奴隷売買も行われている場所だった。ジャッキー達は日没まで待ち、アジトに侵入した。エイダ達は奴隷として売りに出されていた。ジャッキーは奴隷を競り落とす振りをして2人に近づき、車に乗って逃げ出した。
ジャッキー達が休憩をしていると、2人組の男が拳銃を持って現れる。ジャッキー達は抵抗する間もなく捕まってしまう。地図を頼りに金塊が隠されているドイツ軍の基地に辿り着くが、砂地が広がっているだけだった。ジャッキーは男達を砂地の山から突き落とすと、野営地へと戻った。
野営地で出会った者達が何者かに殺されていたため、ジャッキーは彼らを埋葬した。荷物の片付けをしているとき、桃子はハンス副官が写る写真を見て、神を祭っている場所だと呟いた。エルサはそれを聞いて、購入した人形が写真に写っている神と同じ形をしていることに気づく。ジャッキー達は祭壇の場所に行くことを決める。
映画『プロジェクト・イーグル』の結末・ラスト（ネタバレ）
ジャッキー達は桃子と別れ、祭壇の中に侵入した。追手に囲まれたため、必死に逃げ惑うが、ある場所で追手は立ち止り何かを唱え出した。ジャッキー達が疑問を抱いていると、前を歩いていたエイダが地面に足を取られ体が沈み込んでいた。ジャッキー達は助けようとするが、逆に地面の底へと滑り落ちてしまう。
地面の底には空洞が広がっており、壁にはドイツ語で「基地内禁煙」と書かれていた。その傍には、ハンス副官の遺体もあった。ハンス副官はナイフで刺され、何者かに殺されていた。ジャッキーはハンス副官の遺体を探り、日記を発見した。そこには、金塊らしきものを第1実験室に運び込んだことと、部下を毒殺する用に命じられたこと、暗号をエルサの母の誕生日にしたことが書かれていた。ジャッキーは部下の遺体を確認するが1体足りなかった。その時、男達が現れる。
男達を率いていたのは、ハンス副官の部下であるアドルフだった。アドルフはハンス副官を殺害し、毒薬を飲まなかったのだ。ジャッキーはアドルフに捕まっていた桃子とエルサ達を連れて、基地の奥へと逃げ込んだ。しかし、抵抗も虚しく捕まってしまう。
アドルフ達の監視の元、ジャッキー達は第1実験室に向かった。アドルフの手下がドアの装置にエルサの母の誕生日を入力するが、天井から銃が飛び出し撃たれて死んでしまう。エルサはもう一度日記を見直した。すると、日記には続きがあり、「誕生日にしようかな」と書かれていた。ジャッキーは日記と一緒にあったペンダントにヒントがあると考え、ペンダントをくまなく調べた。ペンダントの両面に数字が刻まれていたので、回したときに見える3桁の数字を入力した。ジャッキーはドアに仕掛けられていた装置を解除しながら扉を開き、エレベーターに乗って奥に進んだ。
奥の部屋には大量の金塊があった。男達が浮かれている隙に、ジャッキーは拳銃を奪ってアドルフを人質にとるが、男達はアドルフを助けようとはしなかった。アドルフは自分を助ければさらに奥にある金塊のある部屋に案内すると叫ぶが、男達は車椅子に乗っているアドルフではなく、ジャッキーに手伝わせようとした。その時、アドルフは装置を起動させ、男達を閉じ込めた。ジャッキーも一緒に閉じ込められてしまったため、男達と必死に戦った。エイダ達はジャッキーを助けるため、部屋にあったスイッチを手当たり次第押した。その時、誤って基地の自爆スイッチを押してしまう。
ジャッキー達は巨大なファンを使い、通風孔を通って風の力で外に脱出した。ファンの操作はアドルフが行った。アドルフはかつての仲間と共に死ぬことを決めたのだ。ジャッキー達は無事に外へと脱出するが、金塊は基地と共に埋まってしまった。
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