映画『P.S. アイラヴユー』あらすじとネタバレ感想

P.S. アイラヴユーの概要:2007年に公開された恋愛映画で、原作は2004年に出版された女性作家セシリア・アハーンのデビュー小説。亡き夫から届く不思議な手紙によって、夫の死から立ち直れずにいた妻が前向きになっていく物語。

P.S. アイラヴユー あらすじ

P.S. アイラヴユー
映画『P.S. アイラヴユー』のあらすじを紹介します。

ケンカもするけれど、仲のいい夫婦のジェリーとホリー。
しかし夫ジェリーは脳腫瘍が原因で、若くしてこの世を去った。
ジェリーを失った悲しみに耐え切れず、引きこもり生活を送るホリー。

そして30歳の誕生日、心配して様子を見に来た友人と母と共に、ジェリーからの荷物が届く。
ボイスレコーダーに録音されたジェリーからのメッセージは、また自分からの手紙が届くからさようならはまだ言えない、という言葉。
メッセージにしたがって女友達と街に遊びに出たホリーは、友人のダニエルと遭遇する。
翌日、本当にジェリーからの手紙が届いていたことに喜びを隠せないホリー。
そして「PS.愛してる」という言葉で締めくくられるジェリーからの手紙が何度も届くうち、ホリーの生活は活気にあふれていく。

ジェリーから、彼の故郷アイルランドへの旅行のプレゼントが届いた。
旅行を友人と共に楽しむホリーだったが、消印のない手紙をどうやって届けているのかという謎に気が付く。
そしてデニースの結婚とシャロンの妊娠を聞き、疎外感を抱くホリー。

バーで飲んでいるときに知り合ったウィリアムと再会し、ホリーは彼と一晩共に過ごすが、ジェリーの親友だと知り動揺する。
ジェリーの両親に会って帰国したホリーは、謎だった手紙の届け主の正体を知り、最後の手紙を手渡される。

P.S. アイラヴユー 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2007年
  • 上映時間:126分
  • ジャンル:ラブストーリー
  • 監督:リチャード・ラグラヴェネーズ
  • キャスト:ヒラリー・スワンク、ジェラルド・バトラー、リサ・クドロー、ハリー・コニック・Jr etc

P.S. アイラヴユー ネタバレ批評

映画『P.S. アイラヴユー』について、感想批評です。※ネタバレあり

涙なくしては見られないストーリー

2人の将来について、子供を作るかどうかでケンカをするジェリーとホリーの姿から始まり、直後にジェリーが亡くなっているという唐突なストーリー。
看病したり息を引き取るという場面が無いせいか、最初はホリーに感情移入しにくく、突然の展開についていけない。
だが、ジェリーの死にまつわるシーンを描かなかったことで、ホリーが感じている幻のジェリーの存在感がリアルなものとなっていて、物語が進むにつれて主人公ホリーと同じように“ジェリーの死”を感じることができる。

手紙を読んだホリーの回想シーンが多く、立ち直る過程でも彼女はジェリーの幻を見るため、現実と幻と思い出の区別がわかりにくいのが難点。
愛する夫の死を乗り越えて新しい恋愛に進むのではなく、「いつかはそういう日も来るだろう」という余韻を残しつつ、靴作りをしながらジェリーに手紙を書いて生活するので十分満足というラストは、ジェリーへの誠実な愛情が表されていて温かい気持ちになれるハッピーエンドだ。
ホリーの母が手配していたジェリーの最後の手紙は、涙なくしては見られないシーンのひとつ。

豪華スタッフと個性的なキャストの息の合った作品

プラダを着た悪魔」を手がけたウェンディ・フィネルマン製作、「マディソン郡の橋」の脚本を手がけたリチャード・ラグラヴェネーズ監督という豪華スタッフに、主演ヒラリー・スワンクの個性的な演技が光る作品。
後半に登場するジェリーの実家で渡された手紙を読んだホリーの回想シーンに登場する、アイルランドの美しい景色も印象的。
広大な自然をバックに撮影された、ジェリーとホリーの初対面のシーンはとても綺麗で、ホリーの個性的なファッションもマッチしている。

夫と離婚して、ホリーと妹を厳しく育てた母親役のキャシー・ベイツの演技も素晴らしく、ずっと厳しい表情を崩さなかった彼女が、終盤で笑顔を見せる場面はとても印象に残る。

P.S. アイラヴユー 感想まとめ

愛する人が亡くなるというラブストーリーは多いけれど、本作は亡くなった相手から届く10通の手紙によって、主人公が立ち直って前向きに生きていけるようになるまでを描いた作品。
誰が手紙を届けているのかは、ホリーの男友達で後に彼女に恋愛感情を抱くダニエルのようにも見えるが、時は娘を心配した母が手配していたという感動的な展開も。
また、折り合いが悪かったように描かれているジェリーの母親とホリーが、ジェリーの手紙を通じて仲良くなるシーンもあり、母と娘の関係も描かれている。
終盤で母を連れ立ってアイルランド旅行へ向かったサリーが、ジェリーの親友ウィリアムと再会し、彼の父親とサリーの母親が良い雰囲気になっているのも、ちょっとした見どころになっている。

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